2019.05.08
お客様に来店いただくには、まず基本から
連休が明け、昨日から営業という方も多いのではないでしょうか。
今日は営業日、営業時間のお話です。
特に飲食・小売・サービス業にとっては営業日、営業時間の確定は必須ですよね。臨時に休むことが前もってわかっていれば周知期間をおいた事前告知も必要です。
学生時代、毎日通っていた、というより入り浸っていた喫茶店がありました。
開店時にコーヒーを一杯注文して、途中で「授業行ってきます」とか「パチンコ行ってきます」とか、はたまた「食事行ってきます」や「バイト行ってきます」まで。
これだけ出入りを繰り返しても、席につくとお水だけは出してもらえて、閉店まで過ごし、お会計は朝注文したコーヒー1杯分だけ。
ここのマスターとママさんには本当にお世話になりました。
毎日通えたのは年中無休だから。営業時間は朝10時〜夜10時。
「なぜ年中無休なんですか?」ってマスターに聞いたことがあります。
マスターからの答えは、
「定休日といえども休みを作るとするでしょ。そうすると、常連のお客さんが定休日を忘れてお店まで来しまったりすると、それをきっかけに来なくなるかもしれない。それは新規のお客さんも同じ。定休日の札を下げておいても、お店の前まで来て休みだったという経験があるとその記憶が残っていて、また休みだったらいやだからとウチを選んでもらえなくなる。」
というものでした。
以前、那覇の西町にある事務所で仕事をしていたことがあります。旭橋駅前の琉銀の裏に中華料理屋さんが開店したので、中華料理好きの私はお昼に利用するようになりました。
が、西町から炎天下の中、トコトコと歩いていくと、ナント!休み!臨時休業の張り紙もなし!ってことが何度かありました。
いくら中華料理が好きでも「この暑さの中、歩いて行ってもまた休みだったら・・・」ってなりますよね。
このとき、学生時代のあのマスターの言葉を思い出しました。
この中華料理屋は開店後半年ほどで閉店していました。
GW中に、ご近所さんと一緒に地元のドライブインで飲んでいたら、
「あの店、行っても休みってことがあるから行かない」
「ああ、オレも。こっちの店もそういうことがあるんだよな」
っていう情報交換の場となりました。
そうしたお店に行かないない理由を聞いてみると、
「行ってみたけど、休みだったことが何度かあるから」
ということなんですが、共通して言えることは
「営業日、営業時間がわからない」
です。
もう、おわかりですね。
飲食・小売・サービス業が営業し続けるためには
・営業日、営業時間をキチンと決める
・それをお客様にはっきりわかるようにする
の2つ。まずは徹底しましょう。