ブログ

2019.05.22

長年続けているその仕事、存在理由を説明できます?

設立して何年も経った会社には、昔から引き継がれている仕事がいくつもあるはずです。

退職者から引き継がれる、人事異動の際に引き継がれる、などして何年も続いてきた仕事が。


でも、なぜその仕事が存在するのか理由を説明できますか?

その仕事が始まってから何年も経ったいまの会社の状況でも必要なものですか?


創業20年を超える沖縄県内の小売業さん。
閉店後のレジ締めにとても時間がかかっていました。

とある項目の集計に30分も費やしていたことが原因です。

それは20年以上も続いている集計項目で、様々な売上分析ができるPOSレジが導入されているにも関わらず、その集計だけがPOSレジではできず、電卓で集計していたんです。

なぜその集計項目が必要なのかその理由を探っていくと…

先代の経営者が創業後しばらくしてその項目の集計を命じて毎日報告させていたものの、その後の経営環境の変化で必要性がどんどん薄れ、二代目にバトンタッチされた現在では完全に不要な集計項目だとわかりました。

速攻で二代目から先代にお伺いを立て、了解をもらった上で、即日その集計は廃止しました。

おかげで毎日のレジ締めが早く終わり、従業員も集計のための残業をせずに早く帰れるようになりました。


社歴の長い会社の経営者さん、特に先代から経営のバトンタッチを済ませている企業さんは、昔からある仕事がいまも必要かどうかチェックするとともに、仕事を引き継ぐときはその仕事が必要な理由についても引き継ぐようにしてはどうでしょうか。