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2019.09.09

足の長いものは足の長いお金で。

こんにちは。
経営の専門家、伴走舎 牧野です。

会社の健康状態チェック3観点の「1.安全性」の中から「(2)長期の安全性」です。

お金を「お足」なんていいますが、「足」は長いとか短いとか、期間の長さの表現なんかにも使われます。

今日お話する長期の安全性とは、足の長い買い物を足の長いお金で買っているかどうか、つまり、会社の長期的な運用資産(固定資産)が長期的な資金調達手段で賄われているかどうか、ということです。

固定資産は金額も大きく、長い時間をかけてその費用を回収します。ですが、その費用を短期的な資金で賄っていると、費用の回収よりも返済の方が早くて、資金的に苦しくなる恐れがあります。

ですので、長期的に費用を回収する固定資産を長期的な資金で賄っていることを確認するのが長期の安全性です。

固定比率 = 固定資産 ÷ 自己資本 × 100

100%より低ければ低いほど良いとされており、資金面で安定的な設備投資がされているということになります。

でも、多数の製造機械や工作機械を必要とする製造業さんなどは、金額の大きい固定資産を自己資本だけで賄うのは大変です。そこで使われるのがもう一つの固定長期適合率です。

固定長期適合率
 = 固定資産 ÷ (自己資本 + 固定負債) × 100

1年を超える期間の運用が行われる固定資産が、長期的な資本(自己資本と固定負債)でどの程度カバーされているのかを見る指標です。100%以下である必要があります。

工場や製造機械をお持ちの会社さんは貸借対照表と取り出して、足の長いものと足の長いお金の比較してみましょう。