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2019.10.14

モノを言うのはノウハウ

会社の強みとなる目に見えない資産(=知的な資産)には、当然「ノウハウ」も含まれます。

会社の中で工夫を重ねるうちに生まれたノウハウ。これは、外部からはわかりにくく、また、長い時間と試行錯誤を経て生まれたものであればあるほどマネがしにくいものです。

例えば、石垣島のある木工所さん。
石垣島も人手不足。パート・アルバイトの求人を出してもめったに応募がないそうです。
そんな中、社長さんがFacebookで自分のタイムラインにパート・アルバイトさんの求人内容を書き込んだところ、書き込んだ当日から3日間でなんと8人の工場見学の申し込みがあったそうです。それもそのはず、出勤日・勤務時間が「いつ来ても、いつ休んでも、何時に来て、何時に帰ってもOK!」というものなんです。しかも、累積した勤務時間によって時給がいくらになるのか昇給も明確!

「そりゃぁ、そんな好条件なら人がいっぱい集まるよ」って思いますよね。

でも、ちょっと待ってください。あなたの会社で、たとえパート・アルバイトとはいえ、「いつ来ても、いつ休んでも、何時に来て、何時に帰ってもOK!」なんて条件で人を雇えますか?

この木工所では、パート・アルバイトさんの勤務はこの条件で長年経営しており、中には年に数日しかも数時間だけしか出勤しない方もいるそうです。

そんな、いつ来ていつ帰るかもわからないパート・アルバイトさんを使って仕事を進められるように、この会社では正社員さんの仕事のやり方に工夫を重ねてきています。これってこの会社のノウハウですよね。それも簡単にはマネのできない。


あなたの会社には、簡単にはマネのできない、強みとなるノウハウがありますか?