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2019.11.26

経営に活かせる!外交4原則

テレビのニュース番組の中で、いま日本に起きている外交問題の解説にあたり「外交4原則」なるものが紹介されていました。中曽根康弘元首相が掲げたもので、国際社会の有識者が評価しているとことです。

一、国力以上の対外活動をしてはならない
二、外交はギャンブルであってはならない
三、内政と外交を混交してはならない
四、世界史の正統的潮流を外れてはならない

これ、中小・小規模企業の経営に活かせると思いませんか?

1. 会社の実力以上のことをやってはならない

会社の実力(ヒト・モノ・カネ)以上のムリをしてはいけない、と読み取れないでしょうか。もちろん、多少の背伸びをして成長することは大切です。


2. 経営はギャンブルであってはならない

経営にピンチが訪れた時に乾坤一擲の賭けに打って出ることも必要かもしれませんが、新事業、新商品、新サービス、新規取引など普段からギャンブル的に手を出していたのでは、会社の経営を危うくしかねません。


3. 内部環境と外部環境は混同してはならない

自社のことは自社でコントロールできますが、外部環境のことは自分の会社ではどうにもなりません。内部のことは内部のこと、自分たちではどうしようもない外部のことは外部のこと、と分けて考えなければなりません。
SWOT分析を自分でしていただくと、これを混同している方、よく見かけます。


4. 経営の正統的潮流を外れてはならない

時代の変化が速く伝統的な経営のやり方なんて今の時代に通用しない、と言われるかもしれませんが、IPOやM&Aを目指す昨今のスタートアップならいざしらず、みなさんの会社ならどうですか?
100年以上続く老舗中小企業の中には家訓をしっかりと守り続けている様子がテレビで紹介されていたりします。近江商人が受け継いできた「三方よし」はもう通用しない時代ですか?
経営も基本が大切と思いませんか?