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2020.02.17

居酒屋の術中にハマる

先週開催した那覇市の創業支援講座にご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

そのセミナーを終えた後、旧知の参加者の方と三人で居酒屋へ飲みに行ったんです。2月というのに最高気温が26℃を超えた日ですから、まずは生ビールでカンパイ!

2杯目から角ハイボールを注文しようとしたら、店員さんが「チンチロリンやります?」とのこと。2個のサイコロをどんぶりの中で振って、
・ゾロ目が出れば、無料
・目の合計が偶数だと、半額
・目の合計が奇数だと、メガサイズ
になるというシステムです。

「やろうやろう!」ということでトライ。その後も角ハイをおかわりする度に「チンチロリンやる〜」って言うと店員さんが「やるんですね?」と確認をするのを「不思議だなぁ」と思いつつ、すべてチンチロリンにトライして飲み続けたのでした。

お会計の際、金額を見てみんなで「なんだか高いなぁ」と明細を見てみたら
「偶数」@185 × 2
「奇数」@780 × 5
と書かれているではないですか!

メガサイズの金額を確認もせず、奇数の目ばかり出した私たちもイケないのですが、「考えたなぁ〜」と脱帽しました。

どういうことかと、チンチロリンにトライすると角ハイ1杯あたりの平均単価がUPするんです。

角ハイは普通サイズは@390円なのですが、メガサイズは@780円です。
チンチロリンをすると
・ゾロ目 @0円 × 6通り = 0円
・偶数 @185円 × 12通り = 2,340円 (ゾロ目を除く偶数の組み合わせ)
・奇数 @780円 × 18通り = 14,040円
合計16,380円。これを全36通りで割るとお店から見たチンチロリン1回あたりの期待値は@455円。

お得なキャンペーンに思えても、実は390円の単価が455円に上がってしまうんです。

メガサイズだと飲む杯数が減るから金額的にはあまり変わらなくなるのかもしれませんが…

一緒に飲んだ二人からは「牧野さん、ブログのネタができましたね!」などとイジられつつ解散したのでした。