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2020.03.11

脆弱さの中にも柱を

「感染拡大で那覇の免税店など閉店」
先の週末、NHK沖縄のニュースで報道していました。

家電や化粧品を扱う免税店チェーンのラオックスは、新型コロナウイルスの感染拡大で中国などからの観光客が減少しているため、那覇国際通りの店舗を先月すでに閉店をしていたようです。沖縄以外にも鹿児島県内の1店舗、北海道内の2店舗もすでに先月、閉店したそうです。

商売は、新規のお客さんを集めて、その中からお得意さんが生まれる。そのお得意さんという安定した柱に支えられながら、さらに新規のお客さんを集めていく、というのが基本じゃないでしょうか。お得意さんの代表が地元・地域のお客さんですよね。

ラオックスは、そうした基本とは違い
・(外国人観光客という)一過性のお客
・(中国という)地域的な偏り
にみられるように、かなり脆弱でリスクの高い顧客基盤(基盤といえるのか?)の上で商売していたといえるでしょう。

沖縄の主要産業が観光である以上、観光客という(言い方は悪かもしれませんが)気分屋で一過性のお客を対象に商売をしなければならない社長さんも県内にはたくさんいらっしゃるでしょうが、これを機に、ご自分の商売でもお得意様という柱をつくることを考えてみませんか?