2020.04.17
コロナのあとにやってくるもの
昨日、ある社長さんから「コロナが収束したあと世の中はどうなるのか、牧野さんはどう思います?」と聞かれました。
そこで頭に浮かんだのが
人生は習慣の織物と心得べし。
という言葉です。「傳家寳(でんかほう)」という書物に収められていると安岡正篤氏が紹介しています。
「人間は習慣の奴隷」という言葉もあるようですね。
人間の体で一番カロリーを消費するのは頭なので、人間は頭を使うことを極力避ける動物のようで、習慣に流されて生きています。習慣に従っていれば、頭を使わなくてもいいからなのでしょう。
でも、GWやお盆、お正月といったまとまった休み明けになると、休み前とは生活習慣がちょっと変わっていたりとかいう経験ないですか?
たとえば、朝の身支度の順序が変わったとか仕事場までの道順が変わったとか。
感染拡大防止のため在宅勤務が浸透し、テレワーク、リモートワークが一気に普及してきています。生活必需品の購入に際してもデリバリーの利用が増加しています。臨時休校でリモート授業の導入も加速しそうです。
世の中全体の生活スタイルが変化を強いられていますね。そして長期化しています。そうなると社会全体として習慣化されていき、ある日、「さあ、コロナが収束しました。みなさん以前のように生活していいですよ」と言われても、それ以前の生活を忘れてしまっているのではないかと考えています。
そのとき、どんな生活スタイルになっているのかはわかりません。でも今とは違った生活スタイルになっているのは間違いないと思います。
今とは違った世の中になっているかも。
それを念頭において収束後に備えませんか?