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2020.06.10

こんがらがった話の整理法

今日の沖縄は雲の切れ間から青空も見えます。
梅雨明けを先取りしたのか、セミが鳴き始めました。

昨日は、牧野の得意技は強いて言えば「整理」とご紹介しました。
「整理できた」が私との個別相談を終えた方が漏らす感想のNo.1だと。

じゃぁ、牧野はどうやってその「整理」をやってるんだ?
というご質問をいただいて気づいたのですが、特に手法のようなものを使っているわけでもなく、相談の最中は整理を意識していることもないんです(ドキッ)。

コロナ前のことですが、日本の大手物流会社(あの3社のうちの1社です)で長年海外畑を歩んできた方が、定年後は県の物流アドバイザーなどを務めて、現在はとある物流センターの所長をしてらっしゃいます。
私は、この方の温和な部分しか知らないのですが、東南アジア地域の現地法人でしかも物流業界でキッタハッタをしてきた人ですから、お若いときは絶対怖かったはず Σ(゚∀゚ノ)ノキャー。

この方が「相談いうか、グチ聞いてよレベルやねんけどぉ…」とおっしゃるので、一緒に串カツ田中へ。
ソースを二度づけしないように注意しながらお話をうかがっていると、登場人物が多いし、関係が複雑すぎてよくわからない事が多いんです。
そうなると、
「この人とこの人の関係をもう少し詳しく…」
「その人とこっちの人では?」
「じゃぁ、この人が持っている権限はどこまでなんですか?」
「それに対してこっちのこの人の役割は?」
「その具体的な仕事内容は?」
「それを○○○○しちゃうことってできます?」
なんて、しつこく質問攻めになっちゃうんです。そうすると、
「私の理解なんですけど、ぶっちゃけこういうことですか?」
そこからまた、相手の方が
「ああ、いやね、牧野さん….」
と説明があって、そしてまた私からの質問、という繰り返しになっていきます。

この日は最後にシメの「かすうどん」をすすりながら、
「牧野さん、だいぶ整理できた」
のご感想をいただいて散開しました。

どうやら、牧野は
・理屈でわからないとわかった気にならないらしく、
・わからないことをわからないままにしておくのもできないらしく、
・しつこく質問して理解しようとしていくうちに、
・相手の頭の中もだんだんと整理されていく、
ということなんだと思っています。

あなたも「牧野の質問攻め」をおひとつ、いかがですか?



あとがき:
コロナ前のこの時期、全国の串カツ田中ではすでにソースの二度づけOKだと聞いていたのですが、那覇のこの店はまだ二度づけ禁止でした。
いまの状況では「ソースは毎回新しいものに取り替えています」とはっきり書かないと、お客さんも来ないかも知れませんね。