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2020.06.19

誰がお客か?

受動喫煙が苦手な伴走舎 牧野です。

一昨日に出席した、那覇で行われた経営者さんの集まりのお話の続きです。

私のとなりに座ったのは、4月に会員制のバーをオープンしたばかりの女性でした。
沖縄にも緊急事態宣言が出た直後だったので、オープンして3日で休業したものの、最近無事に再オープンされたそうです。会員制の安心して飲めるお店を目指したいけど、しばらくはオープンにして営業しているとのこと。

この方、お店を完全禁煙にしているそうです。
お店が目指しているのが、安心して落ち着いて飲めるお店、ですからコンセプトとマッチしています。

それに、素晴らしいと感じたのがもう一点。それは、

「誰がお客か?」をちゃんと見ている。

タバコを吸わない人同士で飲みに行くと困るのが店選び。となりのテーブルにタバコをバカバカ吸うグループが来たりして不愉快な思いをしたという話はよく聞きます。

とはいえ、お酒飲むところなんだからタバコはつきもの、と思ってらっしゃる方は多いと思います。

日本たばこ産業が1965年から続けてきた「全国たばこ喫煙者率調査」では、日本の成人の喫煙率は減り続け、2018年にはピーク時の3割にまで減ってしまい「JTは、喫煙者率が減少傾向にあるものと考えております。」というコメントを残して翌年以降の調査を終了しました。
https://www.jti.co.jp/investors/library/press_releases/2018/1213_01.html

その調査によれば、2018年の成人の喫煙者率は、男性27.8%、女性8.7%、男女合計で17.9%。
タバコを吸う人は成人の5人に1人にも満たない。

つまり、4人のグループであれば、タバコを吸う人が1人もいない確率のほうが圧倒的に高くなります。

たくさんのお客を狙うのであれば、タバコを吸わない人。
ニッチに攻めるのであれば、スモーカー。

あなたは、誰をお客にしていますか?