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2020.06.29

いつもどおりでいられる?

プロ野球が開幕し、無観客で試合を行っていますね。選手の声がよく聞こえます。何を言っているのかわかりませんが、おそらくヤジもあるんだろうと思います。
でも、ピッチャーがモーションに入ったりセットすると、その声が止んで球場全体がシーンとなります。普段はスタンドの応援でかき消されているんですけど、選手としてはマナーなんですね。

プロ野球は開幕しましたが、夏の甲子園は中止になってしまいましたね。

甲子園には出場回数も多くて、どんどん勝ち進む、名前のよく知れた常連校というか強豪校が存在します。優秀な選手が集まり、厳しい練習を積んでいるわけですから強いですよね。でも、各県の予選を勝ち抜いてきた強いチームが集まっているわけです。ただ強いだけで勝ち進めるのでしょうか。

今は大学生となった次男はずっとサッカーをやっていて、中学校のとき、全日本ユース(U15)フットサルで全国大会に出たことがあります。2年生のときには県大会を優勝して九州大会へ進みましたが3位となってしまい、全国へのキップを逃しましたが、続く3年生のときにも県大会を連覇し、九州大会でも優勝を果たして全国へのキップを手にすることができました。

それまで県外で行われる試合にはついて行ったことがありませんでしたが、優勝した九州大会はちょうど福岡で行われた中小企業診断士の二次試験と重なり、試験前日に福岡入りした私は1試合だけ見に行くことができました。上級生がほとんどいなかったこの子たちは前年の3位のときとメンバーにほとんど変わりがなくすでに九州大会を経験済みでしたから、県大会までと同様にリラックスムード。「九州大会だぜ?」とちょっと緊張気味の私は、子どもたちが頼もしく見えたものです。

さて、迎えた全国大会。仕事は休みをもらい、海を超えて夫婦で張り切って応援に行きました。

会場に到着して、試合前のアップをしている子どもたちを見て唖然としました。いつもと様子が違ってガチガチなんです。
なんと、子どもたちが全国へ出れるレベルにまで指導してきた顧問の先生までが!

初戦。ベンチから出てきたスターティングメンバーをみてさらにびっくり。
なぜ、九州大会までのスタメンをいじる!?先生、どうしちゃったの!?

心配したとおり、初戦は浮足立っているところを見透かされたのか試合開始のホイッスルが吹かれた数秒後にあっさり失点したところから意気消沈。2試合目は勝って1勝1敗としたものの、2日目に行われた3試合目はこの大会の優勝チームとの対戦となってしまい、1勝2敗の成績で一次リーグ敗退という結果に終わりました。

このとき思ったんです。

よく言われることですが、精神面がいつもどおりの状態でないと、持っている力を出しきれない。

となると、いわゆる強豪校や伝統校っていうのは、たとえ大きな大会であっても心をいつもどおりの状態にするノウハウも蓄積されて受け継がれてきているんじゃないかと。

あなたの会社は、いつもどおりの状態で力を出し切れるチームになっていますか?