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2020.07.13

近江商人の商売の心得十訓

今日は地元商工会で経営相談。
「新型コロナウィルス感染症対策系相談窓口」が商工会に設置され、年内の毎週月・木の2日間、地元のみなさんの経営のご相談に応じています。あなたの街の商工会、商工会議所にも設置されていると思いますよ。

商売の王道、基本、といえば近江商人の心得「三方よし」が有名ですね。

売り手よし、買い手よし、世間よし。

簡潔明瞭で、永続する商売の秘訣としてとても奥深いものがあります。

近江商人といえばこの「三方よし」があまりにも有名ですが、近江商人には「商売の心得十訓」というものがあるのをご存知ですか?

すごいですね。
商売をしている方であれば、「これぞまさしく!」と響くものが一つはあるのではないでしょうか。

さすがは近江商人!と思うでしょうが、どうやら原典は松下幸之助さんだそうです。
松下電器(現パナソニック)の創業以来、幸之助さんが従業員に話してきた商売の考え方を従業員さんがまとめて、昭和11年刊行のナショナル協力店向けの情報誌「松下電器連盟店経営資料」の創刊号と第2号に掲載されたもののようです。

じゃぁ、松下幸之助さんは近江(滋賀県)出身!と思いきや和歌山県のご出身で、9歳のときに大阪へ奉公に出て、23歳のときに起業し、松下電器産業へと成長していきました。

近江商人の心得十訓といわれて万人が納得してしまう内容が自らの経験から導き出したものだとは、さすが「経営の神様」ですね。