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2020.08.03

既存客からヒントを探れ

人口10万人あたりの新規感染者数が全国最悪となった沖縄。地元の感染者も増加しており、身近に迫ってきていることを感じます。

それでも今日は朝から地元商工会で経営相談。相談者のみなさんは感染防止対策をしっかりしてお越しください。

さらに、今日夕方にはTEORI WORKS OKINAWAで打ち合わせ。
先週末、Chatworkで「いろいろと相談したいこと盛りだくさんです」との連絡。
どうしたどうした?ドキドキ…

「相談したい事はあるけど整理出来ていないので、牧野さんに話して問題点を洗い出してもらいたいです!」とのこと。
そういうことなら、まっかせなさいっ!

ある建築関係の下請けをされている個人事業主さんのご相談。
鉄の溶接のお仕事をされているそうです。
コロナの影響で、元請けからの工事の発注がほとんどなくなってしまったため、新規事業としてある種の構築物を販売したいので、補助金を活用して販促用にモデル展示を工場の敷地に作りたいとのこと。

これまでモノを売ったことのない人が、いきなりモノを売ろうとしていることに不安を覚えました。
私からの質問は「それ、お客さんはどんな人達ですか?」

ご本人にもわからないとのこと。

「誰に向けて売るのかご自分でもわからないのに、補助金を活用するとはいえ何十万円もの自己負担をしてそれを建てるのは、リスク高すぎないですか?どうしてもやりたいなら、まずは縮尺模型とかにしてはどうですか?」

この私の問いには、相談者さんもかなり落ち込んだよう。

「元請業者さんからの仕事はなくなったとはいえ、一般のお客さんからの注文がなくなったわけではないでしょう。一般のお客様からはさまざまな注文が注文が入りますよね。
これまでの溶接のお仕事の注文台帳はありますか?あるならば、それを読み返してみてください。これまでの注文の中にコロナを乗り越えるためのヒントがきっとあるはずです。」

これを聞いた相談者さんの顔はみるみる明るくなって帰っていかれました。


注文や販売の履歴には、なにがしかのきっかけが埋もれています。
あなたは、売上帳や注文台帳をたまには見返していますか?