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2020.09.23

「ゴーイング・コンサーン」は誰のため?

みなさん4連休はいかがでしたか?
沖縄は秋も深まり、気温も30℃前後と過ごしやすかったですね。
私はエアコンを使わずに過ごしていました。

毎週金曜日の11:00からFM那覇で生放送している「車座RADIO」。経営者の集まり「守成クラブ沖縄」が提供している番組で、毎週、会員さんをゲストに招き、お話を伺う番組です。第3金曜日は私がナビゲーターということで、先週18日(金)は税理士の金城一也さんをゲストにお迎えしました。

中小企業診断士の牧野がナビゲーターでゲストの金城さんが税理士とくれば、当然ですが話題は経営について。いまの厳しい経済状況を中小零細企業・事業者さんが生き抜くにはどうすべきか、金城一也さんの持論を語っていただきました。

金城さんのお話のポイントは、
 1.現金をできる限りたくさん準備する
 2.事業の見直しを行う
の2点でしたが、生放送を録画した動画がYouTubeにアップされていますので、詳しくはそちらをご覧ください。

金城さんはこれまでにも様々な場で、またこのラジオの中でも「会社は絶対に潰しちゃダメ」と語っています。

「会社を潰さない」から連想される言葉に「ゴーイング・コンサーン」という言葉があります。
「継続企業の前提」とも呼ばれますが、会社が将来にわたって継続していくこという前提をいいます。企業会計の前提の一つであり、これを前提に会社に関わる各種制度が作られています。どちらかというと、投資家など企業の利害関係者のための言葉だという印象を受けます。

でも、金城さんが言う「会社は絶対に潰しちゃダメ」は、信念のようなものです。
会社が潰れると、社長自身の家族だけでなく、従業員とその家族、債権者や取引先の経営も苦しくなったり、連鎖倒産することだってありえます。本当に広範囲の人に迷惑をかけてしまいます。
まだ税理士として駆け出しの頃の金城さんが、顧問先の会社が倒産するのを間近で見た経験から得た信念のようです。

だから金城さんは言い続けるんだと思います。
「絶対に会社を潰すな」