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2020.10.02

開いててよかった?

コロナ禍でコンビニエンスストアでさえ対前年比で売上減が続いています。

でも、その中身を見ると、都心の店舗と都心から離れた住宅街に近い店舗とでは減少幅に違いがあるようです。

また、お弁当やおにぎりなどの日配品、飲み物・お菓子・缶詰・レトルト・インスタントなどの加工食品、それに食品以外の日用品など、コンビニで売られている商品によっても減少幅に違いがあるようです。

地域による違い、商品による違い、など、コンビニにとってもかつての経験則が通用しなくなってきているのではないでしょうか。

そして、以前のようには来客が見込めない今、コンビニが宅配サービスに力を入れています。先月には公正取引委員会からも自発的な運営の見直しを求められるなど、コンビニを取り巻く環境が激しく変化しています。

「開いててよかった」はかつてのセブンイレブンのキャッチコピー。
深夜営業、ATMの設置、プライベートブランド、惣菜、コーヒー、収納代行などなど、社会の変化に合わせたサービスで成長してきたコンビニですが、来店を前提としたサービスのあり方そのものが問われているのかもしれません。

コンビニ業界をリードし続けるセブン&アイ社長の井阪隆一さんは

便利の中身は社会変化とともに変わらなくてはいけない

と述べています。

開いてるだけじゃ、便利とはいえなくなってきているのかもしれませんね。