2020.10.05
最初は侮辱から始まりましたから。
最初は侮辱から始まりましたから。かなり侮辱されましたからね、スプリングトレーニングでは。
10年連続200本安打を達成した試合の後でのイチローの言葉です。
一体何のことか。
メジャーに移籍して迎えた最初のキャンプのことだそうです。
マイク・ハンプトンというピッチャーと対戦した時に
「彼からヒットを打てると思いますか」
という質問が飛んできたそうです。
前々年に22勝を挙げ、その時点でもメジャー通算85勝を記録していた投手とはいえ、あまりにも見下した質問にイチローは絶句したそうです。
まあ、あの質問は一生忘れないですけどね
10年ちかく昔のこととはいえ、記者からの悔しい質問をずっと忘れられなかったんですね。
10年(連続)200(安打)続けて、ヒットが出ないとなんで出ないんですかっていう質問に変わったんですよね。そういう状況が作れたことはスゴく良かった。 (中略) そういう周りを変化させられたこと に対してはちょっとした気持ち良さがある。
悔しい思いを見返して、そこに気持ちよさがある、と言っています。
子供の頃から、人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはある。でも人に笑われてきたことを常に達成してきた自負はある。
イチローといえども反骨精神に支えられていたんですね。
私達にも悔しい思いをしたことはイチローに負けないくらいたくさんあるはず。私たちも、その悔しい思いを忘れずにバネにしない手はないです。