2020.10.27
やっぱり基本
昨日は、「MARIKASI」を展開する手織り工房「TEORI WORKS OKINAWA」の宮城麻里江さんと打ち合わせ。
ありがたいことに注文は来ているけれども、予定どおりに生産が進まず、納期遅れが起きかねないことを心配しての相談でした。
手織りですから、もちろんすべて手作業。
職人さんの技とスピードが生産性を決めます。
専属の職人さんは4人いるのですが、全員が麻里江さんよりも20歳ぐらい年上のベテラン。
「扶養の範囲内で」といった主婦のパート感覚の要望など、社長の麻里江さんもいろいろやりにくいところもあるようです。
実は、内心、頭抱えていたんです。
先述のとおり、手織りですからすべて手作業で作られます。
職人さんの働きにすべてかかっています。
いかにモチベーションを上げてもらうかという心の領域なので、様々な背景的な事情もからみ、理論だとか理屈だけで簡単に解決策を導き出すわけにはいきません。
工房を訪問する前からマジで悩みました。
「解決策見つかんのか?」って不安もよぎりました。
そんな不安を抱えつつ、二人でおやつをモグモグ食べながらあーだこーだと話してるうちに
・工房としての1ヶ月の目標数はちゃんと伝えたほうがいいよね。
・そうしたら、一人ひとりの目標数もちゃんと伝えとかないとね。
という案が浮上してきました。さらに
・目標を決めておいたんだから、月末に目標と結果の確認をしないとね。
・目標通りなら、みんなでやったー!目標に届かなかったら、何が原因なのか反省会かな。
といった結果の確認とフィードバックもちゃんとやろうということになりました。
「なんだか、コレ、いいぞ!」「すごいすごい、上手くいきそう!」なんて二人でキャーキャー言いながら喜んでいたら、ふと気づいたんです。
これって、基本じゃん。
生産管理やプロジェクト管理の基本中の基本なんですよ。
予定と実績の管理
これだけ、と言っても過言ではないくらいのキモなんです。
困った困ったと迷路に入ると、こんな基本を忘れちゃうんですね。
「基本を忘れるな」なんて当たり前すぎるくらいなんですが、まさに今回がそうでした。
困ったら、キホン。
キホンを忘れずに。