2020.11.10
データが突きつける真実
経営管理部長をしていたサラリーマン時代、中途入社当時すでに使われていた販売・在庫管理システムは、システムの使い方や設定に問題があり、システムはあれども分析ができないという状態でした。
売上の分析ができるシステムとなるよう、運用ルールや設定を見直し、キチンとデータが溜まるようになって1年後、やっとまともに対前年比ができるようになったころ、売り場の責任者のこんな発言を耳にしました。
” お客の反応がニブイ “
気になった私は、ニブイと感じるのは何がニブイのか、そしてニブイというのはどれくらいかを訪ねたところ、明確な答えは返ってきませんでした。
そこで、その売場責任者が一番売れている思う商品を挙げてもらい調べたところ、その商品は確かに売れ筋トップ10には入っているものの中位にランクされ、売れ筋ナンバーワン商品とは販売個数、金額ともに桁が違いました。
このデータ、店内におかれた端末で従業員なら誰でも見ることができるデータです。
こうしたケース、経営コンサルタントとして開業してからもいくつも見てきました。
もう、何を言いたいのかわかりますよね。
感覚ではなく、データを見て判断する。
データはあなたのすぐ近くにあります。