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2020.11.20

目的を整理しましょ

昨日午後は、隣町の商工会で経営相談窓口。
空き時間に経営指導員さんから、住宅機器販売事業者さんの補助金申請内容について質問がありました。

指導員:この案件でホームページのリニューアルは、申請内容として通らないんじゃないですか?

牧野:どうしてですか?

指導員:いますでにちゃんとしたホームページがあるのに、新たにホームページを作るとなると、「そんな必要あるの?」と却下されるんじゃないですか?

牧野:この事業者さんの営業スタイルは、(1)戸別訪問(100) → (2)ドアオープン(20%) → (3)再訪問アポ(5%) → (4)契約(2%) と飛び込み営業でも高い成約率ですよね。だけど、最初の(1)が今はできない。ステップ(1)がなければステップ(2)もない。だから(1)と(2)という大量の対人接触部分をホームページにやってもらおうということでしたよね。

指導員:はい、そうでした。

牧野:そうするとホームページの目的は「問い合わせをもらってステップ(3)へ持っていくこと」ですね。

指導員:そうです。

牧野:現在のホームページは、言ってみれば単なる情報提供型で、問い合わせというアクションを起こしてもらう目的で作られていません。まず、そこです。

指導員:なるほど。

牧野:次に、現在のホームページはスマホで見るのには適していませんよね。一方でこの事業者さんのお客さんは一般家庭ですよね。一般家庭の方々がインターネットへアクセスするときのデバイスは?

指導員:ホームページをスマホ対応させる!

牧野:そのとおり!

指導員:つまり、現在のホームページは、①目的に合っていない、②ターゲットが使うデバイスに対応していない、ということですね。

牧野:はい、その2つの目的のためのリニューアルといったほうがいいでしょう。