2020.12.01
自社を客観的に見ていますか?
みなさん、週末はいかが過ごされましたか?
私は、琉球フィルハーモニックさんのお計らいで、11月29日(日)開催「美らサウンズコンサート2020」の前日リハーサルを見学させていただきました。
オーケストラのリハーサルを生で見るなんて滅多にない機会です。代表の上原さんに質問しながら、興味深くというか興奮気味に拝見しました。
中学時代の音楽の先生のせいで「音が苦」になってしまった私ですが、クラッシック音楽にちょっと興味が持てたので、帰ったらすぐにAmazon Musicでリハーサルしてた曲を聞いてみました。
はい、すぐ調子に乗ります。
私が相談員を務める地元商工会の経営相談窓口にいらっしゃった島バナナの生産販売事業者さんによる店頭販売があったので、先日行ってきました。
この事業者さんは、今年本格的に事業を開始したのですが、5月にツイッターを始めてすでに2000以上のフォローワーを集めており(スゴっ)、最近はじめたInstagramでも週に50ペースでフォローワーが増えています(マジっ?)。そこから通販サイトへ誘導して販売をジワジワと伸ばしているという、まさにインターネットマーケティングの教科書的な事業者さんです。
実店舗も一店のみで販売していますが、出荷するたびに売り切れるほどの人気。
商工会へ来たときの相談は当時の通販サイトが抱える問題についてでしたが、お話を聞いて状況を整理したら、原因がシンプルで簡単にすぐ解決できるものでした。
さて、お店に行ってみたら、経営相談窓口に来てくれた他の事業者さんや、女性の起業支援をされている方もいて、みんなで島バナナの話題でガヤガヤ。
すると、島バナナの事業者さんから「牧野さん、あとどこを直せばいいですか?」という質問。
これを聞いていた私も含めたみんなの反応は、「え”ーっ!?」
島バナナさん曰く「いや、ウチにはたいして強みもないし、問題点ばかりだから」
これまたみんなで「え”ーっ!?」
私からは、「ナニ言ってんの!?いまは上手くいってるでしょ!変にイジらないほうがいいよ」
これには、女性の起業支援をされている方も深く頷く同意見。
若い同世代の事業者さんからは、「ウチなんかと比べて羨ましすぎる状況なのにっ」
この島バナナ事業者さん、とても謙虚な人なので現状になかなか満足できないのでしょうが、自社の状況や強みというものを自分で客観的に把握するのは難しいという点では、典型的な例でしょう。