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2020.12.17

兵力の逐次投入…に見える?

Go To トラベルの全国一時停止の決定がされた12月14日の夜、東京都庁で開かれた小池都知事の記者会見で、こんな発言がありました。

危機管理の要諦というのは、大きく構えて、そして集中的に、ということで、小出し、とか兵力の逐次投入はしない、ということがポイントになるかと思います。

危機管理!までの大げさな話ではなくても、会社やチームの活動が計画どおりに上手くいかないときに打ち出す対策が小出しに「見える」ときがよくあります。

「小出しに見える」と書いたのは、当の本人は最適な判断をしていると思っていても、周囲の人から見ると小出しに見えてしまうということです。

なぜそんなことが起きるのでしょう?

なんらかの基準をもって判断していると思いますが、その優先順位の違いから生じるのでないでしょうか。
優先順位が違う人から見ると「いまそんなことやってる場合じゃないでしょ」ってことになるからだと思います。

では、会社やチームの中でそうした優先順位の違いがなぜ起きてしまうのでしょうか?

それは、共有されていた目的がブレてきたり、変化してきているからではないでしょうか。あるいは、目の前の対策に精一杯で目的を忘れてしまっているとか。

こうした例の一つが、これまで何度かご紹介してきた「手段の目的化」でしたね。

あなたがいましていることの目的は何ですか?