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2021.02.22

危機における経営者の言葉

2021年の年頭は、ウィンストン・チャーチルのこんな言葉をご紹介しました。

悲観論者は、あらゆるチャンスに困難を見出す。
楽観論者は、あらゆる困難にチャンスを見出す。

あらゆる困難にチャンスを見出す

第2次世界対戦中、ドイツ軍の激しい空襲を受けながら「絶対に屈服しない」と国民を鼓舞し続けた当時のイギリス首相です。

昨日、新聞の「危機における政治の言葉」と題したコラムを読んでいたら、チャーチルのこの言葉にまつわる、こんなエピソードが紹介されていました。

戦時中、保守党のチェンバレンの退陣をきっかけに自由党のチャーチルが首相に就任しましたが、その政権交代を決定的にしたのは、自由党の重鎮で第1次大戦当時の元首相ロイド・ジョージが1940年5月8日に行った国会演説だそうです。

首相が求めたあらゆる犠牲を国民は払おうとしている。だがそれは目標を明確に示し、指導者が最善を尽くしているとの信頼が前提だ。

胸に響きますね。
この言葉、首相、国民、指導者を他の言葉に置き換えるとこうなります。

経営者が求めたあらゆる犠牲を従業員は払おうとしている。だがそれは目標を明確に示し、経営者が最善を尽くしているとの信頼が前提だ。

みなさんはいかがですか?
私も肝に銘じて日々を重ねなければなりません。