2021.02.24
ロスはこぼれる利益
レンゴーは、ダンボールをはじめとする紙製包装資材の企業です。
この会社の代表取締役会長兼CEOである大坪清さんの「私の履歴書」を読みました。
大学を卒業して住友商事に入社した大坪さんは、3ヶ月後に摂津板紙という板紙のメーカーへの出向を命じられます。その摂津板紙の創業者である増田義雄社長からビジネスの多くのことを学んだそうです。
増田社長の口癖が
ロスはこぼれる利益である
だったそうです。
ロスはよくないものだと分かっていますが「利益がこぼれ落ちてる」と言われるとドキッとしませんか?
原材料を扱う現場では、歩留まりとしてロスを極力減らそうと努力しますよね。
食品では「フードロス」として社会的に取り組む課題になっていますね。
目に見えるものや金額換算できるものについてはロスを減らそうとする意識が働くでしょう。
では、サービス業ではどうでしょう?
製造業であっても、間接部門や事務部門ではどうでしょう?
目に見えないものや金額換算できないロスもありますよね。
こうしたロスも放置すれば、利益がこぼれ落ちていくことになるんでしょうね。