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2021.03.31

商売は絶対に損をしてはいけない

今日は3月31日。
明日から新年度という会社さんも多いと思います。

新型コロナに始まり新型コロナに終わった今年度の決算。
笑顔で迎えられる人はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

日本はいま第4波の入り口にいると言われていますが、それでも明日から新年度が始まります。
2011年に書かれた牧野のメモから「経営の神様」との異名をとった方の言葉です。
コロナ禍で迎える新たな1年のために。

商売というのは大小の差があってもやっただけは成功するものだと思う。

よく世間では商売だから儲けるときもあれば損するときもある。
得したり損したりしているうちに成功していくというが、自分はそうは思わない。
絶対に損をしてはいけないのである。

商売というのは真剣勝負と一緒だ。
首をはねたり、はねられたりするうちに勝つというようなことはあり得ない。
活動すれば、それだけの成功が得られなければならないのだ。

もし、それができなかったら、それは環境でも、時宜でも、運でも何でもない。
経営の進め方に当を得ないところがあるからだ。

それを『商売は時世時節(ときよじせつ)で得もあれば損もある』と考えるところに根本の間違いがある。

商売というのは、不景気でもよし、好景気であれば、なおよしと考えなければいけない。
商売上手な人は、不景気に際してかえって進展の基礎を固めるものだ。

松下幸之助