2021.05.03
積ん読、読ん読
みなさんゴールデンウィークはどうお過ごしですか?
昨年に続き2度めのステイホームのゴールデンウィークですね。
この機会に本を読んで過ごされている方も多いのではないでしょうか。
本を読むのが遅いくせに本を買うのが好きなので、書棚の中を見てみると読んでいない本がほとんどです。
いわゆる「積ん読」というやつですね。
書棚に並んでいるのを眺めるだけで読んだ気になってしまっている。。。
読み終えてもブックオフに持っていかず書棚に残してある本を眺めてみると、大好きな歴史小説を除けばある分野の本が多いことに気づきました。
それは、ロジカルシンキングやクリティカルシンキング。
論理的思考といわれる分野の本です。
コンサルティング会社時代のある時期に、この分野の本を買い漁って読んでいました。
社内研修のなかった当時、必要なことを体系的に学ぶ機会がなく、コンサルタントとしてまず最初に求められる論理的に考えることの必要性を痛切に感じていたからです。
よくまぁ、読み始めたら眠くなったり飽きてしまいそうな本をこんなに読んだものだと思います。必死だったんでしょうね。
その中で、自分が読んでよかったと思うし、人にも薦めている本があります。
この分野で一番最初に読んだ、バーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」です。
もう、ロジカル・シンキングといえば参考図書として真っ先に挙がる教科書的な存在になっていますね。
この本を読んで以降、私が書く文章が変わっていったと思います。
まだ1990年代でしたが、電子メールが仕事上欠かせないものになっていました。クライアントとのやりとりはできるだけメールで残すようにしていたため、毎日かなりの量の文章を書いていたと思います。
この本に書かれていたことを意識して、書いては直し、直しては書き、みたいなことをしていたので、10行程度の1通のメールに2時間かかったこともありました。
そんなことを重ねているうちにお客さんから「牧野さんの書く文章は分かりやすいね」と言われるようにまでなりました。
「社長からのメッセージはわかりにくい」と社員さんから言われたことのあるあなた。
GWの残り、この本と過ごしてみてはいかがですか?