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2021.07.16

あなたのお客は誰ですか?

受動喫煙を防止するための条例が、コロナ禍の中、昨年の4月から全国各地で全面施行され始めました。
特にお酒を提供する飲食店からは客離れを懸念する声が聞かれましたが、始まって1年が過ぎてどうだったのでしょう?コロナ禍とのダブルパンチだったのでしょうか。

日本たばこ産業(JT)による「全国たばこ喫煙者率調査」によれば、喫煙者は年々減り続けて2018年にはピーク時の1/3にまで減ってしまいました。2018年の喫煙率は男性27.8%、女性8.7%、男女合計で17.9%。

JT自身も「当社は、喫煙者率が減少傾向にあるものと考えております。」の見通しを示し、2018年の調査をもってこの調査を終了しました。

たばこを吸える年齢=お酒を飲める年齢 ですから、お酒を飲める人のうちたばこを吸う人は5人にひとりにも満たないことになります。

このデータを例に挙げたのは、私が社長さんの伴走するとき常々気にしているのは「あなたの会社のお客さんは誰ですか?」だからです。

さて、はたしてお酒を提供するお店の禁煙化は、客離れを引き起こしたのでしょうか?
コロナ禍でかき消されてしまい、実際のところはよくわかりません。

ただ、経済が今後通常に戻ってきたとしても、お客が変化してしまっていることは間違いありません。
これはお酒を提供するお店に限ったことではありませんよね。
ですから「自分のお客は誰か?」を注意深く見守ることにしましょう。