2021.09.02
ワクチン接種の目的化
東京パラリンピック。
昨日は杉村英孝選手がボッチャ史上初の
金メダルを獲得しましたね。
ボッチャ、カーリングはもちろん
アメフトが好きな人にとっても
楽しめるスポーツではないでしょうか。
昨日は、デジタル庁発足の日でもありました。
日本の新型コロナ対策の遅れは
アナログ行政が原因の一端でり
「デジタル敗戦」とも報道されています。
敗戦からの復興に向けて
600人の職員のうち200人を
民間人でスタートしたデジタル庁に
期待したいところです。
そんな日の新聞の一面の記事にあった
こんな記載に目が止まりました。
デジタル技術を取り入れるほど
行政はガラス張りになりますが
それが居心地悪く感じるお役人も
いるようです。
その例として、新型コロナウィルスの
ワクチン接種記録システム(VRS)に
拒否感を示したある県の幹部の方の話です。
「比べないでほしい」
自治体の接種実績がデータで透明化されると
せかせれた気になり、自分たちのペースで
摂取できないからだそうです。
ちょっと待って。
・感染拡大を抑え
・重症化するリスクを減らして
医療崩壊を防ぎ、国民の生命・健康を守る
これが「目的」であって、
ワクチン接種はその目的を実現するための
「手段」では。
であれば、目的のために、
希望者全員が接種を終えられるよう
「一刻も早く」すすめなきゃならないはず。
「自分たちのペース」で進めたい
っていうのはなんか違いますよね。
おそらく、10月〜11月までに終えろという
国から指示されたやらされ感から
手段であるはずのワクチン接種自体が目的化
しまったための発言でしょうね。
このように、行政のいたるところで
「目的」という前提が崩れてしまっているから
間違った前提の上に議論が重ねられるので
おかしくなって「デジタル敗戦」に
なってしまったのかもしれませんね。
あなたの目的、ブレたりしてませんか?