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2021.11.24

超大物経営コンサルタント

超大物の経営コンサルタント、A氏。
このメルマガをお読みの皆さんなら
ほとんどの方がその名をご存知と
思います。

A氏には数々の著作があり、
その代表作は出版から40年以上を経た
現在でも版を重ね続けているほどの
経営者や経営コンサルタントにとっての
教科書的な存在です。

20年ほど前、このA氏がご自分の著書の
中で「インターネットの出現によって
ビジネスの形は変わる。その一例として
海外ではこんなビジネスが始まっている。
日本もそうなる。もうすでに私も日本で
始めている」といったことをその社名
も公表して書いてらっしゃいました。

私は「理屈の上では、将来そうなって
いくだろうけど日本ではまだ早いん
じゃない?そうなれば理想的だけど。
でも現場が対応できるようになるまで、
まだまだ時間がかかると思うけどなぁ」
という感想を持っていました。

ここでいう「現場」とはA氏が会社を
立ち上げたビジネスのマーケットに
あたります。

しばらくすると、当時勤めていた会社
では「この作業フェーズにあたっては
B社の活用を必ず検討に加えなさい」
というお達しが出ました。

そのB社というのが、
A氏の会社だったんです。

B社へ仕事を依頼している社内の別の
プロジェクトに聞いてみると、かなり
苦労しているとのこと。
私がいたプロジェクトでもB社の担当者
と打ち合わせを持ちましたが、仕事の
依頼は見送りました。

このB社、思うように仕事を受注できず
私が勤めていた会社が買収して子会社化。
最終的に吸収合併して社内の小さな部署
とすることでその会社は消滅しました。

前回までの大塚家具のケースにしても
このB社にしても、合理的に考えたこと
なのでしょうけど、現実との間には
当然ギャップが生まれます。

合理的に導き出された計画が現実との
ギャップに直面した時にどうするか。

大塚久美子さんの場合は、
 現実が後からついてくる
と過信し、一向についてこない現実を
受け入れられず、突き進んでいって
しまったのではないかと勝手に推測
しています。

理論・理想と現実とのギャップ。
直面した時にあなたはどうしますか?

牧野でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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