2022.04.06
ついつい手を出してしまう誘惑
知人の社長さんが、起業前の話を
してくれたことがあります。
この方(Yさん)は、量販店に
勤めていたことがあるそうです。
衣料コーナーを担当していたのですが、
ある日、店内でお客さんのこんな声を
耳にします。
「あっ、安くなってる!」
おそらく、すでに買い求めた商品が
購入時の値段よりも安くなってることを
知って思わず口にしてしまったのでしょう。
このお客さんの声を耳にしたYさんは、
お客様に申し訳ないことをした
と心を痛め、それ以降は、
できる限り定価で販売することを決意
します。
「安い!」「お得!」がウリの量販店。
そこで行う定価販売です。かなりの工夫
と苦労があったことでしょう。
その甲斐あって、Yさんはその店舗へ
異動後たった6ヶ月で粗利率の部門記録
を塗り替えてしまいました。
また、粗利額においても、全店における
同部門の1/4をYさんが責任者を務める
その1店舗で稼ぎ出したそうです。
「値引き」は販売手法として一番効果が
出やすい方法の一つですから、ついつい
その誘惑にかられてしまいます。
でも、売値の値引きにともなって
原価まで下がるわけではありませんから、
粗利は減ります。
他店では売れ残ってしまい、
ついつい値引きして販売していた商品を
Yさんが自店に引き取って、定価で販売
することまでやってのけたそうです。
Yさんが粗利で他店を上回るのは、
当然といえば当然ですね。
あなたは、粗利を大切にしていますか?
いつか、粗利の大切さについても
書いてみたいと思います。
牧野でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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