2022.05.25
計算式は、ハ・ジ・キ
小学校のころから速さ関係の
算数の問題が苦手でした。
速さ=距離/時間
という公式は覚えているのですが、
時速50キロで100キロの道のりを行くと
何時間かかるか?
のような応用問題が苦手だったんです。
それを見事に解決してくれたのが
中学2年の時の数学の先生でした。
それが、ハジキ。
上の図です。
求められているものを隠してやれば
必要な式がわかるというものです。
例えば、キョリを求める問題なら
ハヤサとジカンをかけてやる、
ジカンを求める問題なら
キョリをハヤサで割ってやる
といった感じです。
これは、私にとっては救世主でした。
いまでも車を運転していて
このハジキ、使いますよ。
話がかなり横道に外れました。
今回は、
売上債権回転期間と買入債務回転期間
の計算方法でしたね。
もうすでに調べて計算してみたよ!
という方もいらっしゃると思います。
私の場合、先に速さを計算して、
それから回転期間を計算するんです。
まず、
売上債権を回収する速度と
買入債務を支払う速度
を計算します。
それぞれ
・売上債権回転率
・買入債務回転率
と呼ばれます。
売上債権回転率(回)
=売上高/売上債権
※売上債権=売掛金+受取手形
わかりやすく、端折って説明すると…
この期の売上高は、手元にある売上債権
の何回分の売上高だったか。
裏返すと1年間に何回入金があったか
という意味に近いです。
この数値が、
高ければ、入金回数が多い
ということなので
回収が速く(入金までの期間が短い)
低ければ、入金回数が少ない
ということなので
回収が遅い(入金までの期間が長い)
ということになります。
一方の、支払いの方も同じ考え方で
買入債務回転率(回)
=当期仕入高/買入債務
※買入債務=買掛金+支払手形
この数値が
高ければ、支払い回数が多い
ということなので
支払いが速く(支払までの期間が短い)
低ければ、支払い回数が少ない
ということなので
支払いが遅い(支払までの期間が長い)
ということです。
当然、
売上債権回転率が高く=回収が速く
買入債務回転率が低い=支払いが遅い
と資金繰りは楽になりますよね。
回転率は回数なので
回転期間(日)=365日/回転率
回転期間(月)=12ヶ月/回転率
で日数なり月数が計算できます。
あなたも計算してみてはどうですか?
牧野でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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