2025.11.11
奇跡は、もう一回だけ試してみる人に訪れる
「奇跡」って、運のいい人にだけ起きると思っていませんか?
実は、イギリスの数学者ジョン・リトルウッドは、“奇跡”を数学で説明しました。
そしてその結論は、「奇跡は誰にでも、35日に一度は訪れる」というもの。
この記事では、リトルウッドの法則から、経営にも通じる“奇跡の起こし方”を紐解きます。
目次
「奇跡」を数学で説明した人がいた
奇跡は「行動の回数」に比例する
「もう一回だけ」やってみる勇気
奇跡は、積み重ねの先にある
次の「もう一回」に、奇跡が待っている
「奇跡」を数学で説明した人がいた
「リトルウッドの法則」って、ご存じですか?
イギリスの数学者ジョン・リトルウッドは、「奇跡」を数学的に説明しようとした人です。
彼はまず、こう定義しました。
「100万回に1回しか起きないような事象を“奇跡”と呼ぶ。」
そのうえで、次のような仮定を置きました。
・人は1日8時間活動している。
・その間、1秒に1回は何かしらの出来事を知覚している。
つまり、1日で約3万回、35日でおよそ100万回の出来事を経験する。
そうすると、導き出される結論はこうです。
人は平均して35日に一度は奇跡を体験している。
奇跡とは、“ごくまれな出来事”ではなく、
一定の頻度で訪れる「統計的な現象」なのです。
奇跡は「行動の回数」に比例する
この法則を、私は「行動の法則」として捉えています。
行動の回数が増えるほど、
奇跡(=めったに起こらない成功やチャンス)に出会う確率も上がる。
だから、奇跡を待つのではなく、
奇跡に出会う分母を増やす――つまり、行動の回数を増やすこと。
それこそが、成功への一番確実な方法なんです。
「もう一回だけ」やってみる勇気
発明王トーマス・エジソンはこう言いました。
私たちの最大の弱点は、あきらめることにある。
成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。
この“もう一回だけ”が、奇跡を引き寄せる行動です。
奇跡は、積み重ねの先にある
経営も人生も、うまくいかないことのほうが多いもの。
でも、仮説を立てて動き、検証して、もう一回試してみる。
その繰り返しの中で、“まさか”や“思いがけない成功”が生まれる。
それは偶然ではなく、
積み重ねが生んだ必然の奇跡です。
次の「もう一回」に、奇跡が待っている
奇跡は、運がいい人のもとに降ってくるのではありません。
あきらめずに、もう一回だけ試す人のもとに訪れる。
あなたが今、取り組んでいること。
もしかしたら、次の“もう一回”で、奇跡が顔を出すかもしれません。
🪶まとめ
- 奇跡は「100万回に1回」ではなく、35日に一度起きている
- 奇跡を起こすには「分母を増やす」=行動を重ねること
- 成功は偶然ではなく、「もう一回だけやってみる」人に訪れる