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二冠

二冠

今日は、手抜きだろ!って言われてしまいそう…ですが、そのとおりですm(__)mでも、深いのでじっくり読んでみてください。 藤井聡太くんが史上最年少で二冠を達成したあと、師匠の杉本昌隆八段がインタビューに答えて、藤井くんについてこう語っています。 才能のある人、天才タイプの人っていうのはすごく器用なんじゃないかと昔、勝手に思っていたときがあるんですけど(藤井くんは)器用に立ち回ろうと全然していない。効率の良さを求めないから普通の言葉でいうと、地道な努力を積み重ねてきたから今があるのかなと思います。ただ、それを努力と感じさせない将棋に対する好奇心があるから、ずっと歩み続けて向き合えるのかなとも思います。本当に先を見ているんだなと。もっともっと目標は先にあるんだなと思いました。 どうです? 余計な解説は要りませんよね。

とどまってもダメ?進んでもダメ?

とどまってもダメ?進んでもダメ?

昨日10/6の日本経済新聞朝刊の第一面の隅っこに「北越コーポ、家庭紙参入」という見出しの記事がありました。製紙業界売上高5位レベルの北越コーポレーションが、ティッシュやトイレットペーパーなどの家庭紙に参入するそうです。 紙媒体の電子化が進み、印刷用紙の需要減少は加速しているのに対して、消費者の衛生意識の高まりや在宅勤務の普及も追い風となって家庭紙の生産は伸びているそうです。 北越コーポレーションは、主力事業が印刷用紙のようで、家庭紙へは新規参入となるようです。自社の事業構成の見直しということですね。 業界5位の北越コーポが新規に参入しても、シェアは3%と予想されており、同様に印刷用紙が主力の競合も参入してくる可能性もあります。トイレットペーパーやティッシュはスーパーの特売品の対象になりやすいですし、新規参入によって供給が増えれば価格競争に陥りやすいでしょう。 先細りする主力にとどまっても、新規に参入をしても、どちらを選んでも厳しい道が待っているのかもしれません。成熟産業の大企業にとってもコロナ禍での経営の舵取りは難しいものになっていますね。

最初は侮辱から始まりましたから。

最初は侮辱から始まりましたから。

最初は侮辱から始まりましたから。かなり侮辱されましたからね、スプリングトレーニングでは。 10年連続200本安打を達成した試合の後でのイチローの言葉です。一体何のことか。 メジャーに移籍して迎えた最初のキャンプのことだそうです。マイク・ハンプトンというピッチャーと対戦した時に 「彼からヒットを打てると思いますか」 という質問が飛んできたそうです。 前々年に22勝を挙げ、その時点でもメジャー通算85勝を記録していた投手とはいえ、あまりにも見下した質問にイチローは絶句したそうです。 まあ、あの質問は一生忘れないですけどね 10年ちかく昔のこととはいえ、記者からの悔しい質問をずっと忘れられなかったんですね。 10年(連続)200(安打)続けて、ヒットが出ないとなんで出ないんですかっていう質問に変わったんですよね。そういう状況が作れたことはスゴく良かった。 (中略) そういう周りを変化させられたこと に対してはちょっとした気持ち良さがある。 悔しい思いを見返して、そこに気持ちよさがある、と言っています。 子供の頃から、人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはある。でも人に笑われてきたことを常に達成してきた自負はある。 イチローといえども反骨精神に支えられていたんですね。私達にも悔しい思いをしたことはイチローに負けないくらいたくさんあるはず。私たちも、その悔しい思いを忘れずにバネにしない手はないです。

粗利ともうけ

粗利ともうけ

先日ご紹介した2つの利益、粗利ともうけ。 粗利 = 売値 ー 仕入れ値もうけ = 粗利 ー 人件費・家賃・光熱費など諸経費 でしたね。私のセミナーでよくお見せする図なのですが、これだとわかりやすいと思います。 値引きをすると粗利が削られることがわかりますでしょうか。 粗利で経費をまかなうのですが、値引きで削られた粗利で経費をまかなえないと赤字です。従業員さんの中には、ここを意識していない方が意外と多く、経費を賄う分まで粗利を削り込んで値引きしている例を何度も見たことがあります。 自社の粗利率あるいは原価率、経費率は従業員さんにも把握してもらったほうがいいでしょう。 また、卸販売をするときの掛け率も粗利を削ることになります。 実は、ものづくりをしている事業者さんで、ここを意識していない方も意外と多いのです。 原材料費(=売上原価)から販売価格を決めてしまうのですが、卸販売の掛け率を見越していないので直販であれば利益が出るのですが、卸販売では利益が全然出ていないケースをいくつも見てきました。 毎年、沖縄県内の工芸関係者さん向け経営セミナーの講師をやらせていただくのですが、このあたりはくどいほど繰り返し説明しています。

開いててよかった?

開いててよかった?

コロナ禍でコンビニエンスストアでさえ対前年比で売上減が続いています。 でも、その中身を見ると、都心の店舗と都心から離れた住宅街に近い店舗とでは減少幅に違いがあるようです。 また、お弁当やおにぎりなどの日配品、飲み物・お菓子・缶詰・レトルト・インスタントなどの加工食品、それに食品以外の日用品など、コンビニで売られている商品によっても減少幅に違いがあるようです。 地域による違い、商品による違い、など、コンビニにとってもかつての経験則が通用しなくなってきているのではないでしょうか。 そして、以前のようには来客が見込めない今、コンビニが宅配サービスに力を入れています。先月には公正取引委員会からも自発的な運営の見直しを求められるなど、コンビニを取り巻く環境が激しく変化しています。 「開いててよかった」はかつてのセブンイレブンのキャッチコピー。深夜営業、ATMの設置、プライベートブランド、惣菜、コーヒー、収納代行などなど、社会の変化に合わせたサービスで成長してきたコンビニですが、来店を前提としたサービスのあり方そのものが問われているのかもしれません。 コンビニ業界をリードし続けるセブン&アイ社長の井阪隆一さんは 便利の中身は社会変化とともに変わらなくてはいけない と述べています。 開いてるだけじゃ、便利とはいえなくなってきているのかもしれませんね。