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2021.04.28

山に登る、バスに乗る

先週Zoomで行われた懇親会で、牧野のメルマガをご購読いただいている年商15億円規模の会社の代表取締役さんとご一緒しました。
この方が経営者として果たされてきた成果を知れば知るほど私からの尊敬の念が増している方なんです。
このような方にご購読いただいているのはとても光栄なことです。

この方から「牧野さん、これ」と画面越しに見せていただいたのは、2020年6月16日に配信した牧野のメルマガをプリントアウトしたもの。
右上に「経営指針作成資料」と大きく赤鉛筆で書かれていました。

経営指針を作成する際の参考資料の一つとして、ファイルして持ち歩いておられたんだそうです。

このお話をお聞きして、恐縮してしまうやら、感激してしまうやら。

そのメルマガとは、こちら。
山を選ぶよりパートナーを選ぶほうが難しい

この他にも、重要だと思うものはプリントアウトして振り返りをされているんだそうです。
もう感謝しかありません!

この方から昨日メールをいただき、この2020年6月16日号に関連して、山登りの例えをご紹介いただきました。

夢や目的:何のために登るのか。なぜ登るのか。
事業領域:どこのどの山に登るか。
経営戦略:どのように登るか。(コース等)
経営戦術:どんなやり方で登るか。(装備、スキル等)

様々なご苦労をされて現在のところまで会社をもってこられた方なので、経験から生まれた例えなんでしょうね。
「どの山に登るのか」、を「事業領域」とされているところに敬服しました。
「なぜ登るのか」、は「理念」といってもいいかもしれません。

先述の2020年6月16日号のタイトルは「事業領域を選ぶより、理念に共感してくれる人を選ぶほうが難しい」ってことになるでしょうか。

私は、この号の後半にあるジム・コリンズの「誰をバスに乗せるか」についても同じような解釈をしています。

経営理念:何のために・なぜ、バスの旅に出るのか。
事業領域:どこへ向かってバスの旅をするのか。
経営戦略:そこまでどのように走るのか。(コース、予算等)
経営戦術:どんな走り方をするのか。(1日の走行距離、時間帯、宿泊、食事のとり方等)

乗客は「理念や価値観を共有できる人」となるでしょうか。

こんなお話をいろいろ伺いながら、この方とまたゆっくりお酒を酌み交わさせていただけたらと思っています。