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2021.06.25

コロコロと考えが変わるリーダーの代名詞「朝令暮改」。やってもいいのは、こんな社長だけ。

前回は、かつてZOZOを率いた前澤友作さんの決断の早さでしたね。

2918〜19年にかけて、次々と打ち出したZOZOのサービスを1年も経たないうちに終了させたケースについて取り上げました。
大手企業だったらメンツや社内調整に手間取ってズルズルと傷口を広げたんじゃないだろうかと。

大手に比べ資金力に劣る中小企業は、見切りをつけることも必要です。
そこは小回りの効くという強みを活かしたいところ。

こうした決断のサイクルが早まると「朝令暮改」と受け取られかねません。
文字通り、朝出した指示を状況が変われば夕方には撤回なんてこともありえるでしょう。
それでも、コロコロ変わるリーダーの代名詞「朝令暮改」もやむなし、と考えています。

ですが、この「朝令暮改」という四文字熟語が一般には悪い意味で使われるように、社員さんがやる気をなくし、会社が迷走しかねない危険性を孕んでいます。

そこで、必ず守っていただきたいのが次の2点です。

まず、撤回するときは、その理由を社員さんに必ず説明してください。
「やってみたけど、手間がかかりすぎるから」
「考えていたほど、お客さんに喜ばれない」
というように、ちゃんと理由を説明してください。

もう一つ。こちらのほうが大切なのですが「ブレないこと」

下した判断が、経営理念、ビジョン、行動指針など、日ごろから社員さんやお客さんに説明している会社の方針に反していないかということです。

説明理由にブレがないとき、人は納得できます。

これをお読みの社長さんは、この2つが大事なことはもう痛いほどおわかりですよね。

まとめると、
・間違ったと思ったら決断は早く。朝令暮改もOK!
・ただし、理由は説明すること。
・決断が日ごろの方針からブレないこと。
です。


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