2022.02.14
日本はまだいけるか?
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」
というタイトルの本が1979年にアメリカで
出版されたことがありました。
かつての日本は世界から驚異の目で見られる
くらい経済成長を遂げた国だったことを示す
象徴的な出来事です。
ですが、これまでにも書いてきたように
日本は成長を止めてしまい、
そして貧しくなりました。
内閣府によれば、
世界のGDPに占める日本の割合は、
1980年 9.8%
1995年 17.6%
2018年 5.7%
2030年 4.4%(予想)
と縮小していて、世界における日本の立場は
どんどん弱くなっていくのではないかと
危惧されます。
ここでもう一つ、注意したいデータが。
それは、
就業者一人あたり労働生産性。
日本生産性本部によれば、
先進国クラブとも呼ばれるOECDに加盟する
38カ国中、日本は28位(2020年)。
過去に遡ると、
1970年 20位
1980年 20位
1990年 16位
2000年 20位
2010年 21位
2020年 28位
となっており、ずっと20位くらいが
続いてきて、ここにきて30位くらいへの
下降が始まってるんです。
順位ではなく、実際の数値で比較すると、
日本の生産性は
トップのアイルランドの約4割しかなく、
3位のアメリカの半分くらい。
それくらい日本の生産性は低い。
おいおい、さらに暗いデータかよ、
って思うでしょ。
そうじゃないんです。
ジャパン・アズ・ナンバーワンのころ
でさえ、20位くらいだった生産性。
これをアメリカ並みに引き上げたら
日本はどうなっちゃうの?
ちょっとワクワクしません?
まだまだ、日本、いけるかも、って。
牧野でした。
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