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変わるか、終わるか

変わるか、終わるか

東京オリンピックが終わりましたね。いくつもの感動シーンがありました。私にとっては空手の形。外国の選手も含め、試合前、試合後の選手の振る舞いが素敵でした。あなたにとって思い出に残るシーンは何ですか? 東京オリンピックは終わりましたが、2週間後に東京パラリンピックが始まります。伴走者が登場する陸上競技に注目です。 突然ですが、テニスプレイヤーのロジャー・フェデラー選手を知っていますか?ツアー通算111勝、グランドスラム20勝というとんでもない選手です。2018年には36歳で世界最年長の世界ランキング1位も達成しています。 錦織圭選手が登場するはるか前の2007年。ある日本の記者がフェデラーにこんな質問をしました。 「なぜ日本のテニス界からは 世界的な選手が出ないのか?」 この質問に対してフェデラーはこう答えています。 「何を言うんだ君は? 日本には国枝がいるじゃないか」 東京パラリンピックに出場する車いすテニスの国枝慎吾選手のことです。 当時からリオパラリンピックあたりまでは車いすテニス界では絶対王者とも言うべき存在で、これまでにグランドスラムでダブルスと合わせて45回の優勝という最多記録を持っています。 そんなスゴイ国枝選手ですが、長年酷使した右肘を痛め、2016年4月に手術をしたものの痛みは再発。9月のリオパラリンピックに出場しましたが準々決勝で敗退してしまいました。 その後も右肘の痛みが消えず、国枝選手は大きな決断をします。 それは、フォームの改造。肘が痛くならない打ち方への改造です。 これまで長い時間をかけて作り上げ、素晴らしい結果を残しててきたフォームを30歳を過ぎてから改造するのですから大きなリスクを伴います。 国枝選手はこう語っています。 持ってたものも一度捨てて新しい自分になろうというふうに決意してもしかしたら自分のプレーもおかしくなってしまうかもしれないっていう恐れはあったんですけどすべて変化をするという賭けに全部賭けていったというふうには思いますねどんどん進化するためにリスクを払っていこうとアベレージ(平均的)なパフォーマンスしてたらやられちゃうんで突き抜けないとダメですね 2017年は痛みを抱えながら、痛くないフォームを探しながら、そして、ツアーも続けながらのフォーム改造でした。その努力は実り、2018年の全豪、全米を制し、東京パラリンピックに出場します。

リーダーシップとは「仕事」である。じゃぁ、その仕事って?

リーダーシップとは「仕事」である。じゃぁ、その仕事って?

ここ2回ほどお届けしてきたドラッカーによるリーダーシップ。 まとめると、リーダーシップは・リーダー的資質とは関係ない・カリスマ性とも関係ない・平凡で退屈なもの・人を引きつける資質とも関係ない・仲間をつくり人に影響を与えるものでもないそういうものでしたね。(リーダーシップとカリスマ性) それではリーダーシップとは、何かというと・仕事だと。で、その仕事の内容は・組織の使命を考え抜く・それを目に見える形で明確に定義し、確立する・目標を定める・優先順位を決める・基準を決める・それを維持するといったものでした。(石川佳純選手とドラッカー) ところで、これらの仕事を一言で表すことができるのですが、何だと思います? ・ ・ これ、まさに  「プロジェクト管理」 なんです。 ドラッカーが挙げているリーダの仕事一つ一つがすべて  <プロジェクト管理の大切なポイント> なんです。 2年ほど前にやっていたプロジェクト管理セミナー。 人気がなくてやらなくなりましたがリニューアルしてやってみますかね。 みなさん、参加します?

石川佳純選手とドラッカー

石川佳純選手とドラッカー

卓球女子団体チームが決勝に進みましたね。1回戦、準々決勝、準決勝とここまで1試合も落とさないストレートで決勝進出を決めてます。 なので石川佳純選手はダブルスしか試合をしてません。 それでも、石川選手がチームをまとめてるという感じが伝わってきます。 平野美宇選手、伊藤美誠選手二人のインタビューのコメントからもそれは感じられますよね。 石川佳純選手は、これまでにも2回のオリンピックで団体に出場しました。 ロンドンでは平野早矢香選手リオでは福原愛選手がチームをまとめてくれてその下でのびのびとプレーできたのが石川佳純選手でした。 その石川選手が今回の東京では堂々のチームのまとめ役です。 先日のメルマガではドラッカーが、リーダーシップとは「リーダー的資質やカリスマ性とは 全く関係がなく、平凡で退屈なもの」と説いていることをご紹介しました。 では、ドラッカーがいうリーダーシップとはどんなものなのでしょうか。 カリスマ性でも資質でもないとすると、リーダーシップとは何か。第一に言うべきことは、それは仕事だと言うことである。「未来企業」 うぉー!仕事ですよ。リーダーシップとは! 効果的なリーダーシップの基礎とは、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に定義し、確立することである。リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を決め、それを維持するものである。「未来企業」 ドラッカーを読んでいる人なら「なるほど」とおわかりいただけるのではないでしょうか。 石川選手がチームをまとめているのもこういうことでしょうか。

なぜその事業をするのか?

なぜその事業をするのか?

沖縄に住み始めてからの長年の知人が県内で介護福祉士をしています。 その人はこれまで家族経営の小さな介護施設から北海道の建設会社が経営する施設、大きな企業グループの施設など勤務先が変わりました。 ときどき仕事のグチなんかも聞いたりするのですが、勤務先によってグチの質が変わることに気づきました。 先日、zoomのブレイクアウトルームでご一緒した方々が、偶然にも介護関係の経営者の方々でした。 みなさん、熱心にどうやって介護の質を上げるか。職員の待遇をいかに改善するか。を熱心に話されていました。 その中のおひとりが、「小さな施設が協力し合うことで 内地の資本や大手グループに 経営で負けないようにしたい。 そんなネットワークを作りたい」とおっしゃっいました。 このとき、知人のグチの質の変化の理由を私なりに理解したんです。それは、 「その施設の経営者が なぜ介護事業をするのか」 という問いに対する答えの違いじゃないかと。 知人のグチが、 仕事の忙しさ、勤務の激しさといったものと 利用者さんに対する介護の姿勢といった質の違いがあったんです。 だから、  介護という仕事をしたいという思いから 介護施設を経営しているのか、 と  介護という仕事に ビジネスチャンスがあるから 参入しているのか の違いではないかと。 あなたはなぜ、今の事業をしていますか?

リーダーシップとカリスマ性

リーダーシップとカリスマ性

東京オリンピックが続いています。先日は、澤穂希さん、上野由岐子さんの「背中」について書きました。 サッカーやソフトボールのように団体競技にはキャプテンが必要です。チームをまとめるリーダーです。女子ソフトボールのキャプテンは誰だったでしょう?上野由岐子さん?いいえ違います。女子ソフトボールのキャプテンは山田恵里選手です。上野選手のように背中で引っ張るとかマスコミに取り上げられるような華やかさもない。 リーダーシップってなんでしょう? ドラッカーは言います。 リーダーシップは重要である。しかしそれは、今日、リーダーシップと名付けられて喧伝されているものとはいささか異なる。それは、いわゆる「リーダーの資質」などとは、ほとんど関係がない。「カリスマ性」とはもっと関係がない。それは、神秘的なものではない。平凡で退屈なものである。「未来企業」 またこうも言っています。 リーダーシップとは、人を引きつける資質ではない。そのようなものは煽動的資質にすぎない。リーダーシップとは、仲間をつくり人に影響を与えることでもない。そのようなものはセールスマンシップにすぎない。「現代の経営」 私たちが「リーダーシップ」という言葉に抱くイメージとは違いますね。 カリスマ性とか人を惹きつける何かが必要ないのであれば、私たちフツーの人にもリーダーができるんじゃないでしょうか。 ではドラッカーのいうリーダーシップとは何なのか。またこんどお話しますね。