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to do good の前に to be good

to do good の前に to be good

2010年に手帳に書いたメモから。 ウシオ電機会長の牛尾治朗さんのエピソードです。大学4年のとき父親から就職の相談に行くように言われ、政財界のご意見番と言われていた安岡正篤さんのお宅へ伺った時のことだそうです。 ひととおり抱負を述べ終わった牛尾治朗さんの顔を見ながら、安岡正篤さんがかけた言葉がこれでした。 to do good を考える前にto be good を考えなさい 漢語的に言うなら「よきことを為そうとする前によき人間であれ」でしょうか。 これを聞いた牛尾治朗さんは衝撃を受けたそうです。私もそうだったのか、このメモを書いた日からしばらくの間、この言葉が何度も手帳に書き込まれています。 あなたにも、この言葉を知ってもらいたくてご紹介しました。

バスから降りる人に備えて

バスから降りる人に備えて

日曜日にダンパチ屋さん(沖縄の方言で床屋さん)に行ってきました。ここの店主さんは、全国の理美容事業者さんが集まる経営の勉強会に入っていて、私のメルマガの読者さんでもあります。 座ると「バスのシリーズ、面白いですねぇ」と感想をいただきました。うれしいですね。・誰をバスに乗せるか・コロナ禍転じてバスから降ろす・バスから降りる・バスから降ろす ★ メルマガのバスシリーズの話題に端を発して、店主さんが勉強会で学んだ面白い話を聞くことができました。 同じ売上規模の繁盛店でも、 月に50万円ぐらい売り上げてくれる平均よりもちょっと上のスタイリストさんが何人もそろっているお店。月に200〜300万円稼ぐようなスタイリストさんがドーンといて、あとは月に20〜30万円くらいのスタイリストさんがそろっているようなお店。 の2つのタイプがあるんだそうです。 もちろん、後者のお店は、花形スタイリストさんの引き抜きや独立による売上ダウンは経営の危機に直結します。 その一方で、前者のお店は、一人が辞めても残ったスタイリストさん達が頑張ってくれれば、抜けた穴はすぐに埋められるんだそうです。 経験を積んだら独立する人が多い業界です。バスを降りる人への備えも必要なんですね。

呼び方は意識の表れ

呼び方は意識の表れ

「インターネットで経営コンサルタントを探していたところ、牧野を見つけた」というイタリア在住の女性経営者の方からお問い合わせをいただき、先週、Zoomでお話しました。 インターネットの海の中から私を見つけ出していただいて、感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございます! この方の事業内容や業界のお話がとても興味深くて、ついつい予定時間をオーバー。ホント、聞き入ってしまいました。とても有意義な時間でした。 ただ、ひとつだけ引っかかったのが、この方が私のことを「先生」と呼んだこと。すぐに「さん付けでお願いします」とご依頼させていただきました。 弁護士さんや税理士さんは「先生」と呼ばれるのが一般的ですし、弁護士さん同士でもお互いを「先生」と呼ぶのが慣例のようです。 私のような中小企業診断士でも、公的な機関や金融機関の方からは「先生」と呼ばれたりもしますが、可能な限り「さん付け」をお願いしています。 中小企業診断士に合格したとき、まさか「先生」と呼ばれるとは思っていなかったですし、実際に初めて「先生」と呼ばれたとき「税理士さんか誰かが後ろにいるの?」と後ろを振り返ったくらい、自分にはなじまない呼ばれ方だと感じます。今でも慣れないです。 そして、お客様については必ず「さん付け」をお願いしています。「必ず」です。 なぜか。 言葉は意識を変え、意識は行動を変え、行動は結果を変える という言葉があります。(すいません、出典は忘れました) 呼び方も同じだと思っています。「先生」って呼び方では、お客さんにも私にもパートナーという意識は生まれないと思うからです。 私は、経営者さんの伴走者です。パートナーです。

商売に欠かせない●●さん

商売に欠かせない●●さん

先日、コロナ禍にあっても店舗数をほとんど減らしていない飲食店チェーンが紹介されていました。 それが「やきとり大吉」。そんなお店、知ってました? しかも、焼き鳥チェーンとしては国内トップの店舗数だそうです。 出店地域の特徴として 郊外、というより住宅街にひっそり という感じ。だから知らない人も多いはずです。出店地域が地域だけに 客層は近隣住民の方々 ということになります。加えて、 夫婦で切り盛りが原則(ワークマンと同じですね)。店は10坪20席。カウンター内の店主の目が行き届く広さ。 というこじんまりした店でアットホーム。子供連れのお客さんも多く、居心地がいい店ということで、お客のほとんどがリピーターさんです。 だから、お互いにご近所で顔見知り同士の常連さんが通ってくれて、コロナ禍にあっても、客足が減らないんだそうです。 やっぱり「常連さん」は商売に欠かせないですね。

バスから降ろす

バスから降ろす

このメルマガでもたびたびご紹介してきた名著「ビジョナリー・カンパニー2」に出てくる ” 誰をバスに乗せるか ”。偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、バスの目的地を決めるよりも先に、まず誰をバスに乗せるかを決めている、というものでした。 前回は、自分から「バスを降りる」という選択について書きました。 先日、お客さんとの打ち合わせの中で、あるベテランスタッフの方が問題となりました。 その人は、仕事の効率の悪さに目をつぶるとしても、会社の目指す目標や理念に共感しておらず、職場内のルールを時々守らないし、発言内容も後ろ向きのようです。社長よりも20歳以上年上ということもあり、どうやら社長のことを社長と思っていないフシも。 技術レベルが高いので、難しい注文をこなすには必要な人材なんだそうですが、社長にとってこの人とのやりとりはストレスのようですし、4月から新人スタッフが加わるのでその人への悪影響も心配です。 私からのアドバイスは「我慢の限界が来る前に、その人にはバスから降りてもらっては?」でした。 理由はこうです。 その人の存在は、社長にとってはストレスですし、他のスタッフの方にとっても好ましいものではありません。この人がバスに乗り続けるかぎり、このマイナスはずっと続きます。 一方、この人にバスを降りてもらうことで生じる売上減は一時的なもので、残ったバスの乗員で力を合わせれば、近い将来に取り返すことができます。 ずっと続くマイナス vs 一時的なマイナス 我慢するなら一時的なマイナスですよね。