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商売に欠かせない●●さん

商売に欠かせない●●さん

先日、コロナ禍にあっても店舗数をほとんど減らしていない飲食店チェーンが紹介されていました。 それが「やきとり大吉」。そんなお店、知ってました? しかも、焼き鳥チェーンとしては国内トップの店舗数だそうです。 出店地域の特徴として 郊外、というより住宅街にひっそり という感じ。だから知らない人も多いはずです。出店地域が地域だけに 客層は近隣住民の方々 ということになります。加えて、 夫婦で切り盛りが原則(ワークマンと同じですね)。店は10坪20席。カウンター内の店主の目が行き届く広さ。 というこじんまりした店でアットホーム。子供連れのお客さんも多く、居心地がいい店ということで、お客のほとんどがリピーターさんです。 だから、お互いにご近所で顔見知り同士の常連さんが通ってくれて、コロナ禍にあっても、客足が減らないんだそうです。 やっぱり「常連さん」は商売に欠かせないですね。

バスから降ろす

バスから降ろす

このメルマガでもたびたびご紹介してきた名著「ビジョナリー・カンパニー2」に出てくる ” 誰をバスに乗せるか ”。偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、バスの目的地を決めるよりも先に、まず誰をバスに乗せるかを決めている、というものでした。 前回は、自分から「バスを降りる」という選択について書きました。 先日、お客さんとの打ち合わせの中で、あるベテランスタッフの方が問題となりました。 その人は、仕事の効率の悪さに目をつぶるとしても、会社の目指す目標や理念に共感しておらず、職場内のルールを時々守らないし、発言内容も後ろ向きのようです。社長よりも20歳以上年上ということもあり、どうやら社長のことを社長と思っていないフシも。 技術レベルが高いので、難しい注文をこなすには必要な人材なんだそうですが、社長にとってこの人とのやりとりはストレスのようですし、4月から新人スタッフが加わるのでその人への悪影響も心配です。 私からのアドバイスは「我慢の限界が来る前に、その人にはバスから降りてもらっては?」でした。 理由はこうです。 その人の存在は、社長にとってはストレスですし、他のスタッフの方にとっても好ましいものではありません。この人がバスに乗り続けるかぎり、このマイナスはずっと続きます。 一方、この人にバスを降りてもらうことで生じる売上減は一時的なもので、残ったバスの乗員で力を合わせれば、近い将来に取り返すことができます。 ずっと続くマイナス vs 一時的なマイナス 我慢するなら一時的なマイナスですよね。

バスから降りる

バスから降りる

このメルマガでもたびたびご紹介してきた名著「ビジョナリー・カンパニー2」に出てくる ” 誰をバスに乗せるか ”。 偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、バスの目的地を決めるよりも先に、まず誰をバスに乗せるかを決めている、というものでした。 この話、会社内のことに限らないと思います。外部の会社や事業者さんと協力して仕事をすることもありますよね。このとき、間違った人・会社・事業者さんと一緒のバスに乗ってしまっていたとしらどうでしょう?そのバスの乗り心地はどうなるでしょうか? 仕事関係のことですから、バスを降りれば失うものもあります。一方、そのバスに乗り続ければ、そこで生じる負担やマイナスに耐え続けなければなりません。 私も年末年始でこれについて考え続けました。 そして、2021年、私の仕事始めは、「バスを降りる」と関係者に告げることでした。 みなさんが、もし何かのバスに乗っているのでしたら、乗り続けるか、降りるか、どうしますか? 偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、バスの目的地を決めるよりも先に、まず誰をバスに乗せるかを決めている、というものでした。 この話、会社内のことに限らないと思います。外部の会社や事業者さんと協力して仕事をすることもありますよね。このとき、間違った人・会社・事業者さんと一緒のバスに乗ってしまっていたとしらどうでしょう?そのバスの乗り心地はどうなるでしょうか? 仕事関係のことですから、バスを降りれば失うものもあります。一方、そのバスに乗り続ければ、そこで生じる負担やマイナスに耐え続けなければなりません。 私も年末年始でこれについて考え続けました。 そして、2021年、私の仕事始めは、「バスを降りる」と関係者に告げることでした。 みなさんが、もし何かのバスに乗っているのでしたら、乗り続けるか、降りるか、どうしますか?

悪い報告に耳を貸しましょう。

悪い報告に耳を貸しましょう。

先日テレビを見ていたら、楽天が「Bad News Meeting」という悪い報告だけをするミーティングをやっていると聞きました。 社員さんって、どうしてもいい報告だけしようとするようになります。でも、悪い報告のない会社なんてありえません。あえてその悪い情報を共有することで、会社が抱える問題点がわかり、失敗を未然に防いだりすることができるようになりますよね。 でも、自分にとって心地のいい報告しか求めず、悪い報告に耳を貸さない経営者さんも見てきました。 そういう社長さんは、悪い報告に対して叱責するばかりで、原因を探して対策を打つよう指示を出しません。社員さんが原因の説明や対策の実施許可を求めれば、それを言い訳と受け取りまた叱責する、あるいは無視してしまう。 そいういうことが続けば、社員さんからは悪い報告は上がってこなくなり、社長にとって心地のいい報告だけが上がってくるようになってしまいます。 こうなると社長はまるで「裸の王様」のよう。喜劇というより悲劇です。

未熟な者は●●で物事を判断する

未熟な者は●●で物事を判断する

あるミーティングで印象に残ることがありました。 心情的には拒否したいけれども、事実としては拒否できない、という問題があったのですが、「そんなの拒否すればいい!」と主張し続ける方がいました。 いやいや、気持ちはわかるけど事実は事実なので、そこをスタートにして考えないと前に進みませんよ、って言ってもNOの一点張り。 自分もこれまでも何度かやっちゃったことがあって、かつて先輩から何度か注意されたことがあります。 そのころ、本を読んでいたとき、ある一節が強烈に目に飛び込んできました。 未熟な者は目でものを見ずに、感情でものごとを判断する山岡荘八「徳川家康」第23巻 P.434 事実と感情を分ける。これ大切です。いまでも自分に言い聞かせてます。