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社長自身の○○○、重要です。

社長自身の○○○、重要です。

社長のあり方が社風を決め、社風が会社の業績を決める、というお話を以前しましたよね。 投資会社インテグラル株式会社代表取締役でスカイマークエアラインズの会長でもある佐山展生さんの講演を聴きに行ってきました。 社長の仕事は社員を幸せにすること、という佐山さん。たくさんの会社を見てきた経験から、「会社の価値は経営者によって90%以上決定する(経営者の器以上の会社はできない)」と言い切ります。 さらに、「トップが替わると組織の雰囲気は変わるもの。だから社長が交替して3ヶ月経っても良い変化の芽が表れなかったら、その社長がいつまで続けても会社は変わらない。」ともおっしゃっていました。 やっぱり、社長自身のあり方、大切ですね。

「知ってる」と「できる」は違うよ。

「知ってる」と「できる」は違うよ。

自分の会社・事業の経営のために、みなさん少なからず勉強されていると思います。本を読んだり、セミナーを受けたり、お金に余裕のある人は経営塾に通ったり。 ただ、勉強した期間の長い短い・かけた費用の多い少ないにかかわらず、それが業績に結びついていますか? 勉強したことで、自分が成長したと感じることができると思います。でも、勉強しただけで、その内容を自分の会社・事業に落とし込めるでしょうか。 たとえば、三ツ星レストランのレシピが手に入ったからといって、同じ料理を作れますか?一流といわれる料理人ならいざしらず、私たしたちは作り方がわかったとしても、同じ料理をすぐに作れるわけではありません。 レシピが手に入ったからといって喜んでいるだけでなく、実際にやってみて試行錯誤しなければ、私たちは作れるようにはなりません。 勉強しただけでは、それは「知っている」というだけのただの知識です。経営の知識は、自分の会社に落とし込んで、使ってこそ、初めて経営に活かされます。 「知っている」と「できる」は違います。 あなたは「知っている」までで止まっていませんか?それとも、「できる」までやっていますか?

形がないものの品質

形がないものの品質

「品質」と聞いたときに、みなさん何を想像します? 多くの人が製品、部品など「モノ」の品質を想像するんじゃないでしょうか。 でも、「サービスの質」とか「サービスのレベル」という言い方を聞いたことないですか? 形がないものにも品質ってあるんですよ。 たとえば、飲みに行ったり食事に行ったとき、他の店に比べて飛び抜けて美味しいわけではないけれど、お店の大将が気さくで話がとてもおもしろかったり、スタッフの対応が笑顔で細かいところまでとてもよく気がついてくれて、「また来よう」って思ったことないですか? これ、サービスの品質なんです。 形にならないサービスの品質はお客さんの満足度を大きく左右します。 あなたの会社のサービスの品質、どうですか?

目標数値だけでは社員は動けない。

目標数値だけでは社員は動けない。

長い年末年始の休みも終わり、今日から仕事始めという事業者さんも多いのではないでしょうか。 仕事始めにあたり、従業員さんを集めて年頭の言葉を述べる社長さんも多いと思います。年度始めか年度途中かにかかわらず年度目標と現在の進捗状況を説明し、目標達成へ向けた従業員さんたちへの期待を話す方もいるのではないでしょうか。 数値目標を示すことは重要ですが、それだけだと従業員さんは何をしたらいいのかわからなかったり、むやみやたらとムダな動きをする人も出てくると思います。最悪の場合は、目標達成のために会社の利益を削ってしまいます。 例えば、売上は会社にとって大切な目標ではありますが、従業員さんから次から次へと「売上を上げる」アイディアが生まれてくるでしょうか。おそらくは「値引き」に類似したものが大半を占めるのではないでしょうか。値引きは一番効果のある販促策ですが、一種の麻薬です。削った分の利益は、値引率を上回る売上を上げなければ取り返せません。 ならば、どうするか。 目標までの道のりを示してあげることです。道のりを示してあげれば、それに従って従業員さんも考えられるし、動けます。 あなたはどんな道のりを示してあげますか?

やると決める。方法はあと。

やると決める。方法はあと。

お正月の三ヶ日をみなさんどのようにお過ごしですか?経営の専門家、伴走舎の牧野です。 元日にNHKで放送された「ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 新春!沖縄スペシャル」を見ましたか? ニライカナイは首里から見て久高島のさらに先の海の彼方にあると信じられていたんですね。タモリさんが訪れた場所を私も巡ってみようかと思ってます。 1968年の国連総会の日本代表団に加わるよう市川房枝から要請された緒方さんでしたが、当時はまだ大学の非常勤講師をしながらも子育てに追われていたため、まだ幼児の子どもたちを日本に残したままニューヨークへは行けないと諦めようとしていました。 こういうときは、まず行こうと決めてしまうんだ。方法論はあとから考えればいい。 これは、元日にご紹介したNHKスペシャル「緒方貞子 戦争が終わらない この世界で」のドラマ中、緒方貞子さんの父、中村豊一さんの言葉です。緒方さんは、この言葉でニューヨーク行きを決意します。ここから国連難民高等弁務官への道が始まるのです。 私は保護することに決めました。・・・みんなでこの事態を解決しましょう。方法はあるはずです。 これも同じくこの番組のドラマの中ですが、国連難民高等弁務官に着任したばかりのころ、当時の難民の定義ではUNHCRの保護対象にはならなかったイラン国内のクルド人難民を緒方さんが保護すると決めたときに、反対するスタッフにかけた言葉です。 まずやると決めて、動き出しましょう。 これも同じドラマの中で、ルワンダ難民キャンプの治安維持に国際社会からの協力が得られなかった時に、途方に暮れるスタッフと自分自信を緒方さんが励ました言葉です。 貫かれているのは、 まず、やると決める。 そして、方法はあとから考える。という前向きな姿勢です。 前回は、トップは決めるためにいる、でしたね。そして今回は、まずやると決める。決めたら、方法はあとから考えましょう。 さて2020年、あなたは何をやると決めますか?