ブログ

話を聞くことは、相手の想いに触れること

話を聞くことは、相手の想いに触れること

実家の商売のことで、お母さんと一緒に相談に来られたある女性がいました。 ネットで検索して、牧野を見つけたんだそうです。 数カ月後にその女性が「今度は両親の会社のことではなく、 自分で事業化したいことがある」と、再び相談に訪れました。 前回も気になっていたのですが、無料で相談にのってくれる公的な機関がいくつもあるのに、なぜ、費用のかかる私のところに来たんだろうと不思議に思い、彼女に聞いてみたんです。 ところが、そうした主な公的機関にはすでに相談に行ってきたとのこと。 ではなぜ? 「牧野さんは、 私たちの話をさえぎらず、 最後まで聞いてくれたから」 話がまだ途中なのに、あれをしたほうがいいとか、これをしたほうがいいとか、教えるんじゃなく、 「牧野さんは、一緒に考えてくれたから」 というのがその理由だそうです。  ☆ 元日本ハムファイターズ監督で現在は侍JAPAN監督の栗山英樹さん。 日ハム時代から、選手にとって話しやすい監督だと言われています。 当の栗山さん本人はというと、日ごろから気をつけているのは相手の話を聞くことだとか。 その理由が 「聞き手にならなければ、 相手の悩みや苦しみに近づくことは できません。」 相手は、話を聞いてもらうことで気持ちが落ち着いたり、心の重荷をほんの少し下ろしたりすることにつながると考えているそうです。 それを、端的にこう表現しています。 「話を聞くということは、 相手の思いに触れることです。」 私も、これからもずっと、そしてもっともっと社長さんの思いに触れていきたい。 あなたは、社員さんの思いに触れていますか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。

経営理念

経営理念

社長を「本当の孤独」にしない人 / 実績 / プロフィール / 二代目にならなかった物語 ■ お客様と共有するスタンス 勝つことよりも負けないこと ■ お客様と共有する成功の定義 お客様の事業目的の実現 ■ お客様へ提供する価値 社長を「本当の孤独」にしない ■ 経営理念 自利利他(じりりた) 『自利利他』とは、仏教用語で「自らが修行で得たものを他の人のためにも役立てる」ことを意味します。すなわち、私たちがこれまでの研鑽で得た知識・経験・スキル・ノウハウ、さらにこれからの研鑽で加わる新たな知恵も含めて全てをお客様のために役立てます。 さらにこの『自利利他』は、論語の「己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す(*)」と同じ意味だと考えています。つまり、お客様が成功することが、私たちの成功。そして、お客様の社会貢献を実現することが、私たちの社会貢献なのです。*自分が身を立てようとするなら人を立て、自分が事を成し遂げようとするなら人が事を成し遂げるようにする(論語・雍也第六) 継往開来(けいおうかいらい) 『継往開来』とは、孔子を祖とする儒教の体系化に功績のあった朱熹(しゅき)が残した言葉とされており、「過去から現在に至るまでの歴史を継承しつつ、未来に向けて新たな展開を開くこと」を意味します。創業100年を超える世界中の企業のうち、約40%が日本の企業です。さらに創業200年を超える企業となると65%が日本の企業です。この数字を見るとき、経営の分野においても日本の風土の中に守るべきものがあるはず、という思いが湧いてきます。私たちが生きる『いま』は、『これまで』を生きた人たちの遺産です。先人が残してくれた偉業を受け継ぎ、次の時代へ残すべく『これから』の磨きをかけたい。私たちは、心と技の研鑽を重ねるお客様とともに、技を人に役立て、心を未来へとつなぎ、伝統が大切に受け継がれる社会を目指します。 徳技両成(とくぎりょうなり) 『徳技両成』とは、日本に古くから伝わる教訓の一つで「人が道徳的な価値観を持ちながら、同時に技能や技術を高めること」を指します。「経営」というと知識や方法といったいわゆるテクニックが尊重されがちです。しかしながら、経営にまつわるそうした道具は、使う人の「在り方」次第で、世の中に役立ちもすれば社会に迷惑をかけることになりかねません。切磋琢磨という言葉の意味について中国の古典「大学」によれば「切磋とは学び続けることであり、琢磨とは徳を積むこと」だそうです。私たちは、「知の切磋」はもちろんのこと、「人の琢磨」に一層努めます。 ■ 社是 誠実・公正・感謝 誠実なお客様と、誠実に仕事をする。公正なお客様と、公正な取引をする。誠実・公正なお客様と、一緒に仕事ができる有り難さに感謝する。 社長を「本当の孤独」にしない人 / 実績 / プロフィール / 二代目にならなかった物語

社長を「本当の孤独」にしない人

社長を「本当の孤独」にしない人

4年ほど前のことです。ある若い社長さんから 「牧野さんってつまんないだも〜ん」 って言われたことがあるんです。その理由を聞くと、 「経営コンサルといっても牧野さんからは、お金の稼ぎ方とか儲かるネタが出てくる気がしないもん。牧野さんって、安定経営ですよね」 ということでした。 確かに私は、この社長さんが言うように、お客さんに安定した経営をしてもらいたいと考えています。 ただ、あのとき、お金の稼ぎ方や儲かるネタとの対比で「安定経営」と言われたことにちょっと引っかかりがありまして。 私だって、コロナ禍で売上が急減したお客さんの売上を数ヶ月でコロナ前の3倍以上に引き上げたこともあります。けれども、それはお客さんの経営を基本から見直したところ、結果としてそうなったということ。あくまでも意図していたのは、課題を解決して経営を改善することでした。 問題点を改善すれば売上を伸ばすことだってできるんです。むしろ、売上はそうやって伸ばすべきだと思っています。 あのとき以来、ただの「安定経営」で片付けるのではなく、この私のスタンスをうまく表現する言葉をずっと探していました。 先日、東京で活動しているマーケティングのプロフェッショナルの方とzoomで話をする機会をいただきました。 この方は、私の話を聞きながら 牧野さんの考え方は、孫子の兵法に近いですね とおっしゃったんです。 「ん?」ですよね。 この人、孫子の兵法も研究されているんです。 『兵法』というからには、勝つためのものだと思いますよね。実は、孫子は『負けないこと』のほうにより重きを置いてるんですよ。 とのことでした。 それを聞いた私は、「そ、それですっ!」 私のコンサルティング方針が言語化された瞬間でした。 『勝つことよりも負けないことを重視する経営で、小さくても強い会社にする』 方針がこのようにはっきりとした言葉になると見えてきたことがあるんです。 それは「成功の定義」 成功を「稼いだお金の大きさ」で捉えている人もいることでしょう。それも一つの成功の尺度です。お金を稼げなければ事業の継続も難しくなります。 その一方で、現在の私のお客さんたちは、お金を稼ぐことも大事だけど、それよりも 「事業目的の実現」 に重きを置いている人たちばかりだなぁ、と。 「事業目的の実現」こそが お客さんと私が共有している成功・ゴール なんだと気づいたんです。 ここまでわかってきたところで先日、コメダ珈琲でモーニングしながらお客さんと打ち合わせして、そのまま一緒にランチしたんです。 食べ終わった後、コーヒー飲みながらそのお客さんと雑談しているときに、先述のコンサルティング方針と成功の定義を話をしたんです。 そうしたら、そのお客さんが大きくうなずいて 牧野さんに何かしてもらおうとか、成果を求める人は、間違ってる って言うんです。 「どういうこと?」 毎回、あれこれ話して、牧野さんに私の頭の中を整理してもらう。そしたら問題点が見えてきて、一緒に対策を考える。対策が決まったら、牧野さんが私のやるべきことを細かく分解して整理してくれる。そうしたら、あとは、私はやるだけ。牧野さんがこうやって整理してくれることに、私は高いお金を払う価値があると感じてるから。 と言ってくれたんです。だから牧野に何かやってもらおうとか、成果を求めるのは間違っている、ということでした。 経営しているのは私。だから、整理してくれたことをやるのは私。やって結果を出すのも私。牧野さんじゃないもん。 私の価値をこれほどまでに理解してくれている人が目の前に座っていることに、コメダ珈琲で泣きそうになりました。 <私が提供する価値>1. 頭の中を吐き出す。2. 頭の中が「整理される」。3. 課題が見える。4. やるべきことが「整理される」。5. あとはやるだけ、になる。 このエピソードを大阪のある女性社長に話したところ 牧野さんは社長を孤独にしない人よね。 と言われたんです。 社長は孤独、って言われるでしょ。最後は一人で決めなきゃならないからだとかという理由で。でも社長の『本当の孤独』は違うのよ。社長の『本当の孤独』っていうのは、アウトプットできないこと。社長だったら、いろんな情報をたくさんインプットしてるはず。でも、アウトプットできない、ってことが『本当の孤独』なのよ。あふれかえる情報をインプットして、あれこれと考え込んでごちゃごちゃなった頭の中を全部吐き出して、整理すること。これが私がいうアウトプット。とはいえ、一人ではなかなかできるもんじゃないでしょ。相手が必要。ただ吐き出すだけの相手なら、社長なら周りに何人もいると思う。だけど、的確に整理までしてくれる人なんてなかなか見つからない。だから社長は孤独なの。これが社長の『本当の孤独』コメダで泣きそうになってわかったじゃない。牧野さんは、社長を『本当の孤独』にしない人。社名のとおり、社長に寄り添う人。 と一気に話してくれました。 牧野は、社長を「本当の孤独」にしない人 いま、世の中に情報は溢れかえっていて、スポーツやビジネスに限らず、その世界では一流と言われる人たちが動画で詳しく解説してくれる時代です。それも無料で、しかもカンタンにアクセスできます。 そう考えれば、監督なんかよりはるかに優秀だとか感覚を持ってる人間のアドバイスを一瞬で手に入れられるんですよ。 こう語るのは、2022年夏の甲子園で真紅の優勝旗をはじめて東北にもたらした仙台育英高校の須江監督。 須江監督ご自身は高校時代にマネージャーに転向し、選手経験はほとんどありません。にもかかわらず、強豪校の監督としてその手腕が注目され、すでに3冊もの著作があります。 大量にあふれかえる質のいい情報に生徒がいつでも触られる現代においては、高校野球の監督自身にも変化が求められるのでしょう。だから監督の役割っていうのは、もうカリスマ的に何かを指導したりするものでもないし、思考の交通整理をするのが監督の役割なんですよ。情報が多すぎる時代なので、その多すぎる情報を一緒に整理してあげるんですよね。 変化が激しい情報過多の現代。高校球児であっても、社長であっても、必要とされるのは、須江監督のように「一緒に整理する人」なんだと思います。 プロフィール / 経営理念 / 実績 / 二代目にならなかった物語

実績

実績

目次 公職等セミナー・講師実績経営診断・経営相談実績メディア掲載 公職等 ■ 中小企業庁 第10回経営発達支援計画認定に係る書面審査員 (2022 − 2023)■ 独立行政法人中小企業基盤整備機構 地域活性化チーフアドバイザー (2016 – 2018)■ 沖縄県 工芸産地組合高度化支援事業検討委員 (2016) 小規模事業者等デジタル化支援事業 DXアドバイザー (2022 - 現職)■ 八重瀬町 中小企業・小規模事業者振興基本条例検討委員会 委員 (2021 – 2022)■ 八重瀬町商工会 理事 (2018年 – 現職) 伴走型小規模事業者支援推進事業評価委員 (2017 − 2018) 地域内資金循環事業等検討委員会委員 (2018 – 2021) 地域内資金循環事業等検討委員会委員長 (2022 – 現職) 経営発達支援計画評価委員 (2018 – 現職)■ 八重瀬町トビウオプロジェクト協議会 ブランド構築全体コーディネーター (2018 – 2019)■ 沖縄県商工会連合会 エキスパート・バンク登録専門家 (2016 – 現職)■ 沖縄県商工会議所連合会 エキスパート・バンク登録専門家 (2016 – 現職)■ 中小企業庁 ミラサポ専門家派遣登録専門家 (2016 – 2021)■ 沖縄県中小企業家同友会 広報委員    (2021 – 現職) 南部支部 幹事 (2021 – 現職) セミナー・講師実績 ■ 「事業計画策定セミナー」  主催:南城市商工会 2022年■ 「初心者向け経理管理セミナー」  主催:南城市商工会 2022年■ 経営基礎講座「損益分岐点(管理会計)」  主催:中小企業家同友会那覇支部経営委員会■ 沖縄県商工会議所連合会 経営指導員研修 「知的資産経営と知的資産経営報告書の作り方」  主催:沖縄県商工会議所連合会 2018年■ 沖縄県高度工芸技術者養成研修 「創業へ向けた経営セミナー」  主催:沖縄県工芸産業協働センター 2018年, 2019年, 2020年, 2021年■ 八重瀬町商工会 伴走型支援事業 「経営計画セミナー」  主催:八重瀬町商工会 2019, 2020, 2021, 2022年度 「事業計画策定セミナー」  主催:八重瀬町商工会 2021年度■ 創業支援関係 「事業計画の作り方」  主催:与那原町商工会 2021年 「事業計画書の作り方」  主催:那覇市創業・就職支援センター 2020年 「いざというときのための経営セミナー」  主催:那覇市創業・就職支援センター 2020年 「事業計画の作り方」  主催:八重瀬町商工会 2018年■ 自主開催セミナー 多数  プロジェクト管理思考 2019年  強社化事業計画 2019 – 2020年  ロジカルシンキング 2021年 − 現在  ドラッカー流リーダーシップ 2022年 - 現在  資金調達 2022年 − 現在 経営診断・経営相談実績 ■ 八重瀬町商工会 新型コロナウィルス感染症対策経営相談窓口設置事業 経営相談員 (2020年)■ 南風原町商工会 新型コロナウィルス感染症対策経営相談窓口設置事業 経営相談員 (2020年)■ 沖縄県 創業等支援診断助言事業 経営診断員 (2018年)■ 沖縄県内を中心に、151社の中小企業・小規模企業・個人事業主に対して経営診断・経営相談を実施  2016年 – 現在 メディア掲載 ■ web マガジン「Re・rise News」  2021年 https://youtu.be/ejn7a9CuJkE 経営理念 / 社長を「本当の孤独」にしない人 / プロフィール / 二代目にならなかった物語

プロフィール

プロフィール

伴走舎 代表・中小企業診断士八重瀬町商工会 理事牧野 誠 経営理念 / 社長を「本当の孤独」にしない人 / 実績 / 二代目にならなかった物語 ■ 業務内容 勝つことよりも負けないことを重視する経営で、小さくても強い会社にする専門家 経営に関する悩みや課題を総合的にご相談、解決していきます。 □ 経営コンサルティング□ 目標実現のためのプロジェクト管理□ 業務の効率化、改善□ システムの導入時のITコンサル□ 融資にまつわるご相談□ 各種手続きのご相談□ その他経営にまつわるご相談 経営をしていると、 「これって誰に相談したらいいの? 」 ということが、よく あると思います。 税金の事なら税理士、役所への手続きなら司法書士、社会保険や労務の問題なら社会保険労務士、ITのことならITコンサルタントなど、それぞれの分野の専門家がいて、何か問題があれば、それぞれの専門家に相談することになると思いますが、経営っていろんなことがつながっているし「これは?」「あれは?」がいっぱい出てきて、「あ〜ん、もうわんない!」ってなりませんか? しかも、その分野ごとに、いちいち最初から会社のことを話さないといけないというのも「めんどくさい」し、おまけにその専門家から 「それは○○士さんに聞かないと」とか言われると「え〜!?また?疲れる…」ってなりますよね。その結果、 「どうしたらいいの?」「何をしたらいいの?」「どうするべきなの?」 という状態になると思います。 このような経営の悩みをトータル的に相談できる人って、いないの? そうすれば、 何か困ったりしたら、なんでも相談できて、パートナーとして側にいてくれたら、とっても助かる! と思いませんか? それが私の仕事となります! 経営に関するすべてについて相談ができて、あなたの会社を目指す方向にサポートしながら伴走していきます!つまり、「経営の専門家」があなたと一緒に 、会社経営という荒波を乗り越えていくんです。 ところで、 このような悩みや課題を抱えていませんか? ・職人の仕事に集中したいから、 経営に関しては側にいてアドバイスが欲しい 。・売上を上げたいけど、何から手をつけていいのかわからない。・会社の効率化を図りたいけど、どうすればいいの?・売上は上がっているけど、会社の経営は苦しいまま。・どうすれば、利益を出せるようになるの?・官公庁への手続きってよくわからない、何をしたらいいの?・登記とか 税の申告とかってどうすればいいの?・会社を引き継ぐことになったけど、 何から始めたらいいの?・効率化のために IT(システム)を入れたいけど、何からやればいいの? 社長のあなたが「安心」できるように、私【 牧野 】がしっかり伴走しながら、支えていきます。 と言われても、私【牧野】のことをまだよくわからないですよね。そこで、簡単に経歴とかやってきたことをご紹介します。 ■ 経歴とやってきたこと 実は私、元々はシステムエンジニア出身なんです。 主に、 会社における業務改善のために IT(システム)導入するためにどうしたらいいのかということを、 設計・プログラミング・構築 というようなことを手掛けてきました。 特に、管理業務の改善や効率化を図る為のシステム導入に携わることが多かった為、必然的に会計の知識を求められることから、ひたすら会計の勉強をしまくりました。おかげで、会計の知識はある方だと自負しています。 また、経営に関することもひと通り知っておかないと、経営管理システムの構築は出来ないので、いろんな社長さんとお会いしてお話を聞くなどして経験を積んできました。 そしてシステムの導入にあたって 、重要な仕事が、【プロジェクト管理】と言われるものです。 システム構築し導入するまで、一連の作業工程をプロジェクトと呼びます。このプロジェクトを無事に完了させる為に、しっかり管理することが、プロジェクト管理なんです。 プロジェクト管理には、システム構築の為に必要な人員集めから、役割分担、スケジュール、進捗の管理、作業の効率化、トラブル対応など、納期を守りつつ完了させるスキルが必要となってきます。 つまり、このプロジェクト管理のスキルというのは、【目標を設定して、達成まで導く能力】です。また、リーダーの役割や部下の動かし方、他部署との連携や、トラブル対応など多岐にわたるので、全ての会社において共通して必要なスキルとなります。 このプロジェクト管理という仕事を、私は、約20年ぐらい続けてきました。 この20年の間に、システムエンジニアから国内大手コンサルティング会社を経て、沖縄へ。製造・観光業の企業2社においてバックオフィスの改革、ITを活用した経営・業務改革に取り組みました。 しかし、50歳を目前にして体力的にも精神的にもキツくなり、転職したところで、収入は下がることが目に見えていたので、それなら「独立」しかないのかなと考え始めます。 そして、今までの経験から「経営コンサルタントだな!」と考え、中小企業診断士の資格を取れば、安泰かなと思い、資格をとるための勉強を開始しました。 難関の国家資格でしたが、見事、2年という短期間で合格!2016年3月に「牧野誠中小企業診断士事務所」を開設しました。 ここまでは順風満帆!しかし、開業してからお客様がゼロの状態が続きます。 なぜ?どうして?という日々が続きます。実績もあるし、資格もあるのにお客様がいない。 当時の私は、「経営の事を知っている」と「実際に経営をする」の違いをわかっていませんでした。 経営を上手く行うためには「知識」は絶対に必要です。しかし、「行動」しないと経営は成り立ちません。サラリーマン時代と違って、自分で仕事を作らないといけません。 よく考えてみると、会社から与えられた仕事をずっとしてきました。会社から仕事をどんどん与えられ、それをこなす事に疲れと嫌気がさしていましたが、仕事があることの大切さを自分で経営するようになって初めて気づきました。 経営に関する知識と実績は確実にあります。これまでも課題を解決し、「目標」を達成してきました。 では、何が足りなかったのか? 私に足りなかったのは、「自分事にする」ということ。これまでの実績や資格に依存しすぎて、自分の事をよくわかっていなかった。自分が本当に何をやりたいのか? という「目的」がなかったのです。 目的がないから、その方向に向かっていけない。行動力が発揮できない。実践での経営ではこの「目的」がとても重要なのです。 だから大切なのは、私自身が経営する「目的」です。 サラリーマン時代というのは、仕事や会社の「目標」の達成ばかりをやってきたのです。もちろん、経営知識という点では「目的」は大切と知っていましたし、自分なりには「目的」を持ってやっているつもりでした。 でも当時は、それは表面上というか、「困っている経営者を助けたい」みたいな、ありふれた理由でなんとなく目的として都合よく当てはめていた、という感じだったのです。 だから、最初のターゲットはコンサル料金を支払えそうな、ある程度の規模の企業に絞って、営業をかけてみましたが、どこか、上手く歯車が噛み合わない。そして仕事が取れない焦りから、相手の心配よりも契約を取ろうと躍起になっていました。 そりゃ、上手くいかないですよ。自分の売上、目先の利益。自分の事しか考えていない。そんなの相手にもちゃんと伝わっています。 そこで、ようやくプライドを捨て、専門のコンサルにお願いをして、私の分析をしてもらいました。意外と自分のことは自分でわかっていないと思ったからです。そして何度もコンサルに言われてきた「目的」を探し始めたのです。 私は、昔から人の役に立ちたいとは漠然と思っていました。そして人の役に立っている仕事をしている人を見るたびに心から尊敬していることに気づきました。そして自分では、そんな立派なことはできないけれど、こういう人たちを応援したいなと日頃から思っていたのです。 実は、昔からそう言うところがありました。スポーツを見るのが好きで、頑張っている姿や、自分ができない分、鮮やかなプレーを見たくて、応援する事が好きだったのです。 そうか! 自分は、夢中になっている人や、頑張っている人、そして単なる金儲けだけでなく仕事に対して誇りや夢を持っている人を「応援」したいんだ! これが私の「目的」だ! ・小さくとも夢の実現に向けて頑張っている社長・伝統のある家業を継いでなんとか頑張ろうとしている社長・職人気質で自分の技術だけに集中したい社長・新しいことに挑戦し、世の中に役に立ちたいと考えている社長・やりたい事に本気で取り組んでいる社長 こんな経営者を「応援」したい! そして、立ちはだかる経営の課題や困難を乗り越えられるように、私が助けたい、サポートしたい!できることなら、側に寄り添って、一緒にその夢の実現を叶え、一緒に喜びを分かち合いたい!それなら、私にできることは 伴走者でしょ!一緒にゴールまで導くことでしょ! という事に気づいたのです。とてもスッキリしました。やる事が決まった瞬間でした。そこからです。目的が決まれば、やることが見えてきます。やることの「目標」が定まれば、ここからは私の得意分野です! すると、どんどん仕事が決まり始めたのです。 自らの目的に従い、目標に向かって、コツコツやってきたことが確実に身になっているのを感じました。 そこで、私が感じたことは、焦ったり、楽な道を探して、一時的なお金を手にして経営が安定したと思っても、すぐに不安定になるということ。 そんなジェットコースターみたいな経営して、自分のやりたい事業に集中できますか? そして、そういう経営は、やはり「目的」がありません。 当時の私のように「目的」が見えていない状態だから、あちこち、色んな誘惑に惑わされて、目の前の利益だけにしか目が行かなくなってしまっているのです。 だから続かない。 私が考える「経営」とは、 地道で派手さはなくとも、コツコツ積み重ねていくこと!瞬発力はないかもしれませんが、確実に強く、安定しながら成長していくことです。遠まわりのようですが、経営は長期戦です。 もちろん、お金儲けのために一気に楽にお金を集めたい方もいらっしゃると思いますが、それは一時的なものです。長くは続きません。 私は「経営」とは「継続すること」だと思います。 継続できるから社会に役に立つことができる。そして社長さんも社員の皆さんも安心して仕事を続ける事ができる。 私は仕事があるという事のありがたさを身に染みてわかっています。 自分で経営を行なって、初めて、社長としての悩みを実感しました。サラリーマンの時に接していた社長さんの悩みを、今になって、本当の意味で理解できたと痛感しています。 だから安定して、経営を続ける事ができるということは、すごいことだし、とても大切なことだと思います。 そして、私は今でもコンサルを受けています。 なぜなら、私の経営を続けていくことに必要だから。 相手のことは、色んなことが見えたりしますが、自分のことは自分ではわかりにくいものだから。 あなたが社長だからといって、全てが出来ないといけない!全てがわかっていないといけない!という訳ではありません。 足りない部分は、できる人にお願いをするというのも「経営」を継続させるための手だと、私は思います。 経営はやはり「生き物」だと私は実感しました。やはり人が行うものなので、感情や価値観、想い、そして環境や運までもが経営に影響を与えていきます。 最初の頃の私のように、知識だけでは経営はできません。私自身も経営者の一人として、「やっぱり経営って難しい」って感じています。 だからこそ、 経営の悩みや課題を一人で抱え込むのではなく、相談できる人、話を聞いてくれる人、助けてくれる人、 つまり、 あなたの事を応援してくれる人を増やすことが、実は「経営の本質」ではないでしょうか。 私には伴走者として、社長さんとゴールまで一緒に導くという目的があります。その導くための技術として、経営に必要な豊富な知識と実践での経験で学んだことがあります。 そして同じ経営者として、経営の苦しみは十分に理解しています。 だからこそ、伴走して苦しさも楽しさも一緒に分かち合いたいと思っています。 単なる、相談窓口としてではなく【伴走者】として。 だから屋号も「牧野誠中小企業診断士事務所」から、私の想いが詰まった「伴走舎」に変更しました。 そして、ご契約いただいている社長さんと一緒に、ゴールを目指して、 勝つことよりも負けないことを重視する安定経営で、小さくても強い会社にする! 「経営の専門家」牧野誠が今日も伴走しています。 【できること、得意なこと】 経営に関することの全てをご相談、アドバイス、サポートができます!※登記や税務などの代行業務はできませんが、必要書類、書き方などのご相談はできます。 その中でも、【プロジェクト管理】は得意です。あらためて、 プロジェクト管理を簡単に説明すると、 目標を設定して、達成まで導くことです。 どの会社でも、目標があり、それを達成するために試行錯誤していますよね。そして、なかなか達成できないとか、中途半端で終わるのは、目標の立て方、課題の解決、チームの役割、スケジュール管理などが上手く機能していないからです。これらを上手く機能して達成までに導くのに必要なのが、プロジェクト管理のスキルなんです。 また、その過程で生まれるのが、・なんで、そんなことをやっているのか?・もっとこうすれば、すぐ終わるのに!という効率化と改善へと繋がっていきます。 つまり、あなたの会社の売上を上げたい、生産性を上げたい、残業を減らしたい等、目標を達成するためのサポートを行っています! もっと具体的に、このスキルを用いた伴走の内容をご説明すると、 目標に対して、 【現状】と【未来】と【日常】を管理すること。 【現状】➡︎ 今、目の前にある課題のあぶり出しと解決【未来】➡︎ これから起きるかもしれないリスク対策【日常】➡︎ 通常業務の効率化・改善 これらをしっかりアドバイスすることで、目標達成へと導きます。 プロジェクト管理能力で必要な代表的なスキルとして、 ・課題解決力・管理力・実現力 がありますが、これに関しては20年以上の実績と経験があります。こうしたスキルを用いてしっかりとサポートしていきます! だから、あなたが、 ・課題や壁にぶつかった時・戦略・戦術、計画の立て方に困った時・スケジュールや人の管理の仕方に困った時・目標実現に必要なヒト・モノ・カネの運用の仕方・先が見えないリスクの回避(対策) このような事に困った時に、いつでもご相談、サポートを行っていきます! 【お客様から一番聞かれる質問】 「どうしたらいい?」 お客様から一番質問される言葉です。こんな時って、お客様である社長さんはどういう状態だと思いますか? 答えがわからなくて、困っている状態と思われている方が多いのですが、実は、 ご本人自身が、頭の中の整理ができていない状態だけなのです。 答えはもちろん、何が問題なのかもわかっていない。だから、何から相談してもいいのかわからない時に、漠然的に「どうしたらいい?」ってご相談される場合が多いのです。 だから、その時に私がやることは、 一つ一つ話を聞きながら、事実と思い込みを切り分け、本人の主観的な捉え方を客観的に判断しながら、相手の頭の中を整理してしていく ということをしているんです。 これをするだけで、私が解決策を話さなくても、お客様の方で勝手にどんどん解決案を思いついて、 「わかった!こうしたらいいんだ!スッキリした!」 と、喜んで帰られるケースがたくさんあります(笑) だから、あなたの悩みや課題でも、何から相談していいかわからない時でも、 「牧野さ〜ん、どうしたらいい?」 ってお気軽にご相談ください!整理していきましょう! ■ サービス内容 ● 経営に関するご相談 経営に関することなら、なんでもご相談できます。 売上や財務・会計に関する悩みから、会社設立、事業継承、経営診断、助成金の申請など、あなたが会社を経営する中で困ったことがあれば、ご連絡ください。 経営に関することで、「これは誰に相談したらいいんだろう?」と思ったら、伴走舎へ! ● 財務・会計 ITシステム導入コンサルティング ・会社の総務・経理にシステムを入れて業務を「効率化」したい!・無駄な伝票が多すぎて省略したい!・もっと生産効率を上げるためにペーパーレスにしたい! 会社の効率化や改善のためにシステムを導入したいとお考えのあなた!ぜひ、ご連絡ください! システム会社等にご連絡する前に、あなたの会社に必要なシステムだけを分析し、適正なご提案を致します。 ● 経営コンサルティング(伴走) 会社経営においては常に経営課題を抱えていることでしょう。それを解決する度に成長していくことになりますが、社長さんにとっては、「あれもこれもやらないといけない。もっと自分の仕事に集中したいのに!」と感じていると思います。だからこそ、課題に対して迅速に対応し解決しないといけません。 そのためには、側に「相談できる人」「解決できる人」がいるだけで安心できませんか? 牧野の「伴走」ならそれが可能となります。 経営に関する悩み・課題に対して、いつでもご相談でき、それらの解決策を一緒に見つけていきます。 経営戦略の立案から財務分析、経営目標実現に向けて必要なサポートを全て行っていきます。 「小さくとも強い会社」これを目指して、安定して成長できるよう伴走していきます!! ■ お客様の声 ● 製造業:T様  牧野さんの印象はフレンドリーで喋りやすく、コンサルタントにありがちな固苦しさがないので、とても親しみやすいです。だからそのうちタメ口になっちゃうけど、いつも笑顔が返してくれるので、とても、やり易いですね。 仕事面では、いつもこちらに合わせて難しい言葉を使わないで説明してくれるので、とってもわかりやすく、親身になって答えてくれるのでありがたいです! また経験豊富な知識はもちろんのこと、メールとかの返答が速いというのも助かっています! ● 伝統工芸品工房:S様  いつも話を根気よく聞いてくれて、その人に合うよう分かりやすく解決方法を導いてくれています。牧野さん自体が元々、工芸産地に関わっていた経験があり、工芸独特の問題点をある程度把握してることもあるので、とても相談しやすいです。  また、一人では目の前の仕事に追われてしまうので、長期的なプランがあったほうが良いことはわかっていますが、それについて社員とも話せないし、同業者とも話せない。だからこそ、第三者である牧野さんがいてくれて、ありがたいなと感じています。  そして工房の目的、ビジョンが整理されていくことは、自分だけでは絶対できないことだったので、牧野さんから丁寧に指導してもらえるので、とても助かっています。  さらに問題を明確にしてタスクに落とし込んでやってくれるので、本当に、牧野さんにお願いして良かったなと思うところです。  だから私みたいに経営のことはわからない、ものづくりの人にとって、牧野さんは必要な存在だと思いますよ。もっと牧野さんのことを知ってもらいたいですね! ■ 一番伝えたいこと 経営コンサルティングって、「なんか、怪しい」「胡散臭い」って言うイメージありますよね。 金だけとって、全然意味ない、効果ない。みたいな。 わかります。私もそう思います(笑) 経営コンサルティングって、会社の売上を上げる!業績をV字回復させる!みたいなイメージが強いと思います。 だから、売上が上がらなかったら意味ないみたいなことを言われると思うのですが、 私が考える経営コンサルティングとは、勿論、売上を上げることもとても大切ですが、一番大切なのは、 ① 社長さんのわからないことをすぐに解決すること② リスク対策をしてあげること③ 相談できる相手であること だと考えています。 【社長のわからない事をすぐに解決すること】 社長だからと言って、経営のこと全て、例えば財務の分析の仕方や経営に関する法律の知識を完全に知っているわけではないですよね。でも経営に必要なことだから、わからないといけない、解決しないといけない。 だからこそ知識を持った人に聞ける環境があれば、全てをわかっていなくても、安心して経営をしていけることになります。 その環境がなければ、経営者自身で時間と労力を使って調べないといけません。これって、経営判断のスピードが落ちると言うことです。 【リスク対策をしてあげること】 売上を上げることも大切ですが、会社経営においてはリスク対策を促してくれる存在がとても重要です。知らずに他社の著作権を侵害していた。脱税になるとは思わなかった。皆さん、口々に言うのが「知らなかった。それって法律に引っかかるの!」つまり知らずに法律を犯している事例ってたくさんあるのです。契約書、規約の作成もリスク対策です。ちゃんと作れていますか? リスク対策で一番危険なのは、社長自身が、リスクがある状態にいることをわかっていないこと。だから、コンサルタントがそのリスクを前もって対策を提案するのです。 【相談できる相手であること】 経営課題の悩みを社内で相談しても、なかなか上手く伝わらなかったり、答えが見つからず、時間だけが過ぎて行ったり。結局、社長さんがたった一人で試行錯誤して判断するしかないことって多いですよね。でも、ちゃんと解決できる方法を知っている専門家がいると、もっと良い方法で解決できることがたくさんあると思います。だから社長の判断をより良いものにするためにも、相談できる相手の存在は大切だと考えます。 経営をしていると、本当に色んなことがあります。売上だけの問題だけじゃありません。だからこそ、 あなたを応援してくれる人を増やして、あなたの事業が安定して、また世の中に役に立つこと これが【経営の本質】だと私は思います! 私にもあなたの経営を応援させてください。 そしていつでも伴走しますよ。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 もしいま、社長のあなたが、経営の課題を解決したい、悩みを解消したいと感じていたら、ぜひ、ご連絡ください! まずは、 「牧野さ〜ん、どうしたらいい?」 でご相談ください。 経営理念 / 社長を「本当の孤独」にしない人 / 実績 / 二代目にならなかった物語