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業績の決め手は、社風

業績の決め手は、社風

前回の続きです。 社長の判断基準がスタッフの仕事の判断基準になり、社長の言動に反応してスタッフが行動するようになる。 だから、社風は社長の価値観や行動を反映しているということでした。 社風を見ていれば、社長がどんな人かわかっちゃうということですね。 前回ご紹介した、スタンフォード大学のチャールズ・オライリー教授の研究結果2つのうちのもう一つは、 社風は、企業の業績を決める重要な一因 なんです。 価値観や行動って、いってみれば「あり方」です。 「社長のあり方」がスタッフに影響して社風が作られるのであれば、 社風が会社の業績に影響を与えるのはおおよそ想像がつきますよね。 社長の器の大きさ以上に会社は大きくならない とか 社長の器が会社を決める とかいわれる理由の一つはココかもしれませんね。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

社長で決まる、社風

社長で決まる、社風

前回までの続きです。 社長の態度ひとつで、現場の悪い情報が社長まで上がらず、隠蔽体質の組織風土が出来上がる。 それを裏付けるのが、スタンフォード大学のチャールズ・オライリー教授の研究です。 オライリー教授によれば、社風についてこれまでの研究で論じられていることはだいたい2つに整理できるとのこと。 その1つが、 社風は、主に経営陣が持っている価値観と行動を反映している。 ということだそうです。 価値観は人の判断基準に反映されます。 会社のスタッフは社長の判断基準を自分たちの仕事の判断基準にしていきます。 人の行動は、相手の反応を引き起こします。 会社のスタッフは社長の行動、とくに社長の言動をよく観察しています。そして、社長を怒らせないよう行動するようになります。 社風は社長の価値観と行動を反映しているのがおわかりいただけますよね。 社長とスタッフの距離の近い小さな会社なら、すぐに反映されますよ。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

サルでもできる組織風土

サルでもできる組織風土

前回の続きです。 ボスが裸の王様になるには、都合の悪い報告に対して拒絶する。報告者をウンザリした顔でニラミつけたり怒りをぶつければ効果は抜群。 これを続ければ、都合の悪い情報がボスまで上がらなくなります。 スタッフが入れ替わっても以前と同じようにボスには上がりません。 なぜか。 サルを使ったこんな実験について本で読んだことがあります。 実験室に5匹のサルを入れて生活させます。 天井の中央からはバナナを吊るしてあるのですが、バナナをとろうと引っ張ると上から熱湯が降ってくるという仕掛けになっています。 バナナを取ろうとして熱湯を浴びしまい散々な目にあったサルたちは、やがて全員がバナナを取ろうとしなくなります。 その頃を見計らい、1匹だけ実験室内のサルを入れ替えてやります。 新入りのサルAは、天井のバナナを見つけると、当然ながら取って食べようとしますが、古株の4匹が「ヤメロ」と必死に止めます。 それでもバナナが欲しくてたまらない新入りAはバナナを取ろうとチャレンジを続けますが、そのたびに古参のサルから止められるのを何度も繰り返すうちに、いずれバナナを取らなくるんです。 天井のバナナを取るとどうなるかを一度も経験していないにも関わらず。 そこでまた、古株のサルをもう1匹入れ替えます。新入りのサルBも当然、やったぜとバナナを取ろうとしますが、またも残りのサルは必死で「ヤメトケ」と止めます。 驚いたことに、バナナを取ると何が起きるかなんてまったく知らない先ほどの新入りAも古株のサルと一緒になって止めるんです。 こうして新入りBも、新入りAのときと同じようにバナナを取ったらどうなるか一度も経験しないままバナナを取らなくなります。 そうしたら、さらにまた、古株のサルをもう1匹入れ替える・・・ これを繰り返して、実験室の中のサルが新入りA〜Eにすべて入れ替わったとき、新たに新入りFを入れると、どうなるか? バナナを取るとどうなるかを知るサルはすでに1匹もいないのにもかかわらず、新入りFがバナナを取ろうとするのを他のサルが全員で止めたそうです。 バナナを冒頭のボス、サルを人間に置き換えてみたらどうでしょう。 サルと同じことが人間の組織でも起きると思いませんか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

簡単に作られる裸の王様

簡単に作られる裸の王様

前回の続きです。 会社にとって都合の悪い事実がトップに上がらず、不正や隠蔽が組織風土になるのは、大企業に限らず、10人にも満たない小さな組織でもありえます。 私がまだ二十代のとき、業界シェア2位の金融機関のIT子会社に勤めていた時のことです。 売上の99%がグループ企業との取引だったので、新規事業を立ち上げるべく事業部が作られ、人事異動でそこへ送り込まれました。 「新規事業」という部署に企業の中からどのような人間が集められるのか、というのにも面白いパターンがあるのですが、それはまた別の機会に。 新規事業部といっても事業部長を含めて8人。事業部長が描いたビジネスモデルを実現しようと動きはじめるのですが、現場は気づきます。 「事業部長のプランどおりには行かない」 現場を束ねるリーダーとして事業部長に状況を説明し、プランの見直しを進言するのですが、事業部長からは「なぜうまくいかないんだ!」 何度説明してもウンザリした顔をしていました。 私も現場にいなければなりません。上司には逐一状況を報告していたのですが一向に変化の兆しもありません。 上司は上司で、最初のうちは事業部長に状況を報告していたようですが、その度に事業部長から叱責にあうので次第に私からの悪い状況報告を握りつぶすようになったみたいです。 さらには、以前は私の報告を詳しく聞こうとしていた上司も、私が報告する度にだんだんとウンザリした反応をするようになってきました。 現場でアライアンスを組んでいたコンサルティング会社の方からは「牧野くん、いつまでそんな会社にいるの?」とお誘いいただいたこともあり、現場がなんとか形になってきた1年後にお誘いいただいた会社に移ることにしました。 都合の悪い情報がトップまで上がらないという中小企業は他にも見てきました。実際にそこで働いてもいましたので。 こういう会社では、トップといえども、「裸の王様」のような状態です。 共通することはたった一つ。 トップが都合の悪い情報を拒絶する。 たったこれだけです。 拒絶し、報告者をウンザリした顔で睨みつける。怒りをぶつければ効果は抜群。 これを続ければ、隠蔽組織は出来上がります。 「続ける」というのがポイントです。 続きは次回。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

繰り返される不祥事

繰り返される不祥事

日野自動車は先週、ディーゼルエンジンの排ガス試験や燃費試験でデータを改ざんしていたと発表しました。 同社の年間国内販売台数の2倍にのぼる車に搭載されたエンジンが不正な数値のままだった疑いが出てきました。 不正の背景は「数値目標の達成やスケジュールを厳守することへのプレッシャー」があったと、日野自動車の社長は記者会見で述べています。 目標と期限。 目標・期限の達成と不正を比べれば、不正が経営に与えるダメージのほうがはるかに大きいことは容易に想像できます。そんなことは日野の経営陣もわかりきっていたはずです。 にもかかわらず、どうして現場は不正に手を染めてしまったのか。 背景は単純ではないでしょうが、一因として、悪い情報を上に報告できない社風があるのでは、と思っています。 かつて、コンサルティング会社時代、経営管理システムの導入を担当していたお客さんでの出来事です。 現場の不正が発覚し、警察の家宅捜索を受けて逮捕者が出ました。この会社は、数年前に同様の不祥事を起こしたばかりでしたから、驚きでした。 この会社の社内には「現場で起きている状況をそのまま上へ報告できない」という雰囲気が漂っていたことがとても印象に残っています。 この会社、この10年後ぐらいにまた再び同様の不祥事を起こしてしまい、業績はガタ落ちとなり、身売りしています。 こうした会社の風土というのは大企業病のようなもので中小零細企業とは関係ない、なんて思っていませんか? いやいや、10人にも満たない組織でも簡単に起こりますよ。 次回はそんな事例をお伝えしたいと思います。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/ ■ プロフィールhttps://banso-sha.jp/blog/bansosha/ ■ お客様の声https://banso-sha.jp/voice/