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価格で動かない客を獲得するには

価格で動かない客を獲得するには

ある地域密着型スーパーで販売促進を担当する取締役さんによる 価格で動く客は、価格で逃げる という名言を前回ご紹介しました。 では、価格で動かない客をつかまえるにはどうすればいいのでしょうか? この取締役さんによるさらなる名言。 価格で動かない客を獲得するには理念 「理念」は経営理念ともいえますし、最近の流行り言葉ならパーパス。 「会社としての在り方」であったり会社の「志(こころざし)」に共鳴して動いてくれたお客さんは価格では動かないだろうということ。 あなたのお客さんはどうですか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

価格で動く客は…

価格で動く客は…

地域密着型スーパーで販売促進を担当する取締役さんを訪問してきました。 スーパーといえば一般に、安さがウリですが、この方はそれに疑問を持っています。 スーパーの品揃えの7割は食料品。食料品を安くすれば、農業・漁業の生産者を疲弊させてしまう。 だから、地元でとれる野菜や魚にこだわりながら価格で勝負しない方針をとっているんだそうです。 このメルマガでも、安く売ることが経営に与えるダメージについて何度か書いていきました。 マーケティングでついつい手を出してしまう麻薬強者の戦略。しかし、強者といえども…値引きで失った儲けは、値引率の倍以上の売上増でしか取り返せない値引きで始まる消耗戦 この取締役さんから、安売りについて示唆に富む言葉が聞けました。 価格で動く客は、価格で逃げる スーパーのようなスイッチングコストの低い業界では、チラシを見て1円でも安いお店へお客は流れます。 大手スーパーと価格で勝負は中小企業の地元スーパーにとって体力勝負となり不利でもあります。 それに先述のとおり生産者を疲弊させてしまう。 なので、価格以外のところで勝負することを絶えず考えているんだそうです。 価格以外なら、あなたは何で勝負していますか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

経営のコツ

経営のコツ

株式会社ミヤジマ。1929年創業の鍛造部品のメーカー。 役員・パートを含めた従業員数48名。町工場といっていい規模でしょう。 品質、価格、短納期で他社との違いを出しています。 リーマン・ショック後に経営危機にみまわれましたが、この8年で売上を2.5倍に伸ばすほどの成長をみせました。 その成長の原動力としての実績を買われ、3代目のお兄さんのあとを引き継ぎ、昨年10月、4代目の社長に就任したのが宮嶋俊介さんです。 宮嶋さんは中小企業の経営者として注目を集め、メディアへの出演が続いています。 その宮嶋さんが、リーマン・ショックから立ち直る過程で社員と一緒に4年をかけて作ったのが、126項目からなる「ミヤジマism」 行動規範のようなものです。 宮嶋社長は、心の偏差値を上げるためのものと語っています。 そのミヤジマismにこんな一節があります。 経営の「コツ」をあえて言うなら、それは「コツコツ」です。すなわち、経営にウルトラCはないのです。(中略)地道に進んでいく。これが唯一確かな道なのです。 日々コツコツ。 100分の1。つまり、1パーセント。 私がセミナーの最後に毎回お話していることですが、 昨日よりも今日、1パーセントだけ成長する。 明日は今日よりも1パーセントだけ成長する。 これを毎日繰り返していると1年後には昨日の約38倍に成長したあなたがいます。 2年後には1,427倍3年後には53,939倍です。 コツコツの威力は凄いですし、コツコツを怠ったときの恐ろしさも凄いです。 あなたは、コツコツしてますか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

徹底的にヒイキしろ

徹底的にヒイキしろ

中学生になったくらいのころからでしょうか、家から自転車でしばらく行ったところにあったCoCo壱番屋によく行っていました。現在の一宮森本店のあたり。 西枇杷島に一号店がオープンした時期と近いですからかなり初期の店だと思います。 「とび辛表」や1300gを達成した人たちのポラロイド写真が懐かしい。 当時からイカのトッピングが大好き。いまもココイチに入れば、メニューも見ずに「イカカレー、普通の普通」が私の定番です。 今では日本全国で食べられるココイチ。カレーの巨人となったココイチの進出を二度も阻んだ地域密着のカレー屋さんが、NHKの突撃!カネオくんで紹介されていました。 NHKですから店名は紹介されませんでしたが、「帯広 カレー」で検索すれば、一発。「インデアンカレー」 地元の人から味が支持されているのはもちろんなんでしょうけど、もう一つの理由が、お客からの要望を2-3日で実現するというもの。 「毎日来ると飽きるから」という要望に応えて、3種類のルーを好みでブレンドできるようにしたり、カツカレーのカツをお好みにカットしたり。 売上の4割を占めるテイクアウトでは、お客が持ってきた鍋にそのまま入れてくれます。 ここまでお客の要望を聞いてくれれば味や値段に大差なければ、どちらを選ぶかは勝負がつきそうなものです。 番組ではこの他にも、地元で愛されているけど全国展開しないチェーン店を紹介していました。 その中の一つ、激戦区千葉県船橋市で地元の人気のを集めるピザチェーン店の社長が言っていたこの言葉。 地元のお客さんに支持されてナンボのものなので、地元のお客さんには徹底的にヒイキしろ、と常日頃から言っています。 この番組で紹介されたお店はすべて地元からの支持で成り立っています。 つまりリピーターさん。 リピーターさんへのヒイキは、顧客ロイヤルティを高めますよね。 リピーターさんをヒイキしてますか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

松下幸之助からの回答

松下幸之助からの回答

松下幸之助さん自身が直接、採用面接をしたとき、最後に必ず質問したことは いままでの人生を振り返って、運が良かったと思うか悪かったと思うか だったというのは有名な逸話だけれども事実だったかどうかはっきりしないと先日書きました。 そこで、事実だとはっきりしているエピソードを。 田口佳史著「『大学』に学ぶ人間学」(致知出版社)にこんな話が載っていました。 著者が35歳のとき、松下幸之助さんに会う機会があり、 「経営者というのは、 いかなる条件を持っていいないと できないものでしょうか?」 と質問しました。 すると、幸之助さんは 運が強くなければダメだ と即答。 そこで、さらに 「運を強くするには、 どうしたらいいのですか?」 と聞いてみると、 それは徳を積むことしかない と答えたそうです。 ガーン… 「徳を積む」ですよ。 松下幸之助さんは、経営者は徳を積んだ人じゃなきゃダメだと言っているようなものなんです。 みなさん、徳を積みましょうね。私も。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/