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知らぬが仏

知らぬが仏

「知らぬが仏」 知れば腹も立つが、知らないままなら仏のように平静でいられるという意味のことわざです。 本人だけが知らないで平然としているのをあざけっていう言葉でもありますよね。 先日ご紹介した、事業に失敗するコツ12か条 その第一条は、 旧来の方法が一番良いと信じている事 でした。 社歴の長い会社だと、昔からのやり方が変わらずに残っていたりするものです。 これまでにもご紹介してきた「組織の慣性の力」が働いてずっと続けているものもあるでしょう。 頭がカタイ。ガンコ。などといって片付けないでくださいね。 私はITと密接な関係にある業界から離れて6年ほど経ちます。今でもその業界を離れずにいる方と話をしていると「えーっ!? 今はそんなに進んでるの!?」ということに出くわします。 そう「知らぬが仏」です。 あなたの会社の中に、旧来のやり方が残っているとしたら、それは、一番良いと信じているのではなく新しいやり方があることを知らないだけかもしれませんよ。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。【メルマガ】をご登録ください。 小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン 「 あなたの経営にちょっとプラス」  ▼ こちらから登録  https://banso-sha.jp/news/mag/

事業に失敗するコツ12か条

事業に失敗するコツ12か条

東京大田区にあるお弁当の玉子屋。コロナ以前は一日6万食以上のお弁当を都心の企業に届けていた会社です。 その二代目の菅原勇一郎氏が社長室に掲げていることで有名な事業に失敗するコツ12か条。 1. 旧来の方法が一番良いと信じている事2. もちはもち屋だとうぬぼれている事3. ひまがないといって本を読まぬ事4. どうにかなると考えている事5. 稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折る事6. 良いものは黙っていても売れると安心している事7. 高い給料は出せないといって人を安く使う事8. 支払いを延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をする事9. 機械は高いと言って人を使う事10. お客は我が儘すぎると考える事11. 商売人は人情は禁物だと考える事12. そんな事は出来ないと改善せぬ事 いかがですか? どれもハッとさせられますね。 中でも私が気になったのは、6。ものづくりをされている社長さんでこのような方はいないでしょうか。 それと、9。人手が足りない、というとき、募集をかける前にやるべきことはあると思うんです。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。【メルマガ】をご登録ください。 小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン 「 あなたの経営にちょっとプラス」  ▼ こちらから登録  https://banso-sha.jp/news/mag/

移り変わる目標

移り変わる目標

このメルマガでたびたびお伝えしてきた「手段の目的化」 目的のために選んだ手段だけれどもその手段が目的化してしまう。 というものでした。 例えば、仕事の効率化・業務改善のために実施する社員さんからの提案制度。 最初は、現場からの提案にもとづいて、仕事のやり方や社内ルールを改善することでどんどん効果が出ます。 仕事がやりやすくなり、煩雑なルールが簡素化されたり廃止されることで社員さんからも提案制度は歓迎されることでしょう。 制度発足の号令をかけた社長さんにとってもやってよかったと思えます。 改善がどんどん進めば、当然改善すべき点が減っていきますよね。 すると当然、社員さんからの提案も減ってくるでしょう。 ですが、「提案件数が減っているじゃないか! どうしたんだ!」なんてこと言ってませんか? お役所の窓口で、「どうしてこんな書類を出す必要あるの?」「なぜ、こんなことまで記入しなきゃいけないの?」と感じた経験ありませんか? 先週月曜日の朝刊の一面にこんなことが書かれていました。 「規則は目標を実現するための手段 にすぎないのに、いつの間にか 規則の順守が最大の目的 に置き換わってしまうという現象」 が役所内では起きているといいます。 こうしたお役所に潜む病を米国の社会学者ロバート・マートン氏は「目標の転移」と名付けているそうです。 まさに「手段の目的化」ですね。 あなたの会社にも、「目標が転移」してしまっていたり、「手段だったはずなのに目的化」してしまっていることはありませんか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。【メルマガ】をご登録ください。 小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン 「 あなたの経営にちょっとプラス」  ▼ こちらから登録  https://banso-sha.jp/news/mag/

自分を見る鏡

自分を見る鏡

いつも通っている床屋さん。理事を務める商工会の会員さん。このメルマガの熱心な読者さん。オープンしたころからだから、もう10数年、私の頭をお願いしてます。 何も言わず、座るだけで切ってもらえますから、私にとってスイッチングコストは無限大♪ ここの店主さんは、理美容業の経営に関する全国組織の勉強会に参加されてます。 切ってもらいながら話をしているとずいぶんと店舗の経営を勉強されているなぁ、いつも感じています。 この店主さんは、勉強会への入会を案内するため、パンフを持って同業のお店をまわるときに気がついたことがあるんだそうです。 お店に入っていくと、お客さんが来たと思って「いらっしゃいませ〜」と笑顔で対応してもらえます。これはあたりまえのこと。 でも、お客でないとわかった瞬間に態度が急変するお店に出くわすことも。 そういうお店は、お客が入っていないケースがほとんどだそう。 だから勉強会仲間の店主さんの中には、お店のスタッフを一緒に連れて回る人もいるんだそうです。実地の人材育成なんでしょうね。 自分の振りを自分で見るには鏡が必要。そんな鏡の代わりの一つが他人の振り。人の振り見て我が振り直せ、ですね。あなたは自分を鏡で見てますか? 他人に見てもらうことも鏡の一つ。一度、客観的な分析をしてみませんか?「強みを見つける経営診断」限定3社。申込期限は11月30日まで。▼ 詳細・申込https://banso-sha.jp/news/dgns/

超大物経営コンサルタント

超大物経営コンサルタント

超大物の経営コンサルタント、A氏。このメルマガをお読みの皆さんならほとんどの方がその名をご存知と思います。 A氏には数々の著作があり、その代表作は出版から40年以上を経た現在でも版を重ね続けているほどの経営者や経営コンサルタントにとっての教科書的な存在です。 20年ほど前、このA氏がご自分の著書の中で「インターネットの出現によってビジネスの形は変わる。その一例として海外ではこんなビジネスが始まっている。日本もそうなる。もうすでに私も日本で始めている」といったことをその社名も公表して書いてらっしゃいました。 私は「理屈の上では、将来そうなっていくだろうけど日本ではまだ早いんじゃない?そうなれば理想的だけど。でも現場が対応できるようになるまで、まだまだ時間がかかると思うけどなぁ」という感想を持っていました。 ここでいう「現場」とはA氏が会社を立ち上げたビジネスのマーケットにあたります。 しばらくすると、当時勤めていた会社では「この作業フェーズにあたってはB社の活用を必ず検討に加えなさい」というお達しが出ました。 そのB社というのが、A氏の会社だったんです。 B社へ仕事を依頼している社内の別のプロジェクトに聞いてみると、かなり苦労しているとのこと。私がいたプロジェクトでもB社の担当者と打ち合わせを持ちましたが、仕事の依頼は見送りました。 このB社、思うように仕事を受注できず私が勤めていた会社が買収して子会社化。最終的に吸収合併して社内の小さな部署とすることでその会社は消滅しました。 前回までの大塚家具のケースにしてもこのB社にしても、合理的に考えたことなのでしょうけど、現実との間には当然ギャップが生まれます。 合理的に導き出された計画が現実とのギャップに直面した時にどうするか。 大塚久美子さんの場合は、 現実が後からついてくると過信し、一向についてこない現実を受け入れられず、突き進んでいってしまったのではないかと勝手に推測しています。 理論・理想と現実とのギャップ。直面した時にあなたはどうしますか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 健康診断はどこか悪いところがないか探します。これは、どこかに隠れてるいいころを探します。いいところを見つけて、新しい年を迎えませんか。「強みを見つける経営診断」限定3社。申込期限は11月30日まで。▼ 詳細・申込https://banso-sha.jp/news/dgns/ 二代目同士が悩みや経験を共有し合うための「二代目のための伴走Cafe」12月6日(月) 19:00-20:30オンライン開催(zoom)▼ 詳細・お申し込みhttps://banso-sha.jp/news/bcfa/ 【メルマガ】をご登録ください。 小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン 「 あなたの経営にちょっとプラス」  ▼ こちらから登録  https://banso-sha.jp/news/mag/