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キケン!手を後ろに組みっぱなし

キケン!手を後ろに組みっぱなし

リーダーは手を後ろに組む。 これまでにも何度か書いてきました。 リーダーが現場の仕事に入ってどっぷりと浸ってしまうと、リーダーがどんどん忙しくなる。 そうすると、リーダーとしての仕事をする時間がなくなる。 そうして、リーダーがしなければならない仕事ができなくなって滞ってしまう。 その結果、組織自体がおかしくなってしまう。 だから、リーダーは手を後ろに組もう。 これは長年、数多くのプロジェクトでリーダーをしてきた私の経験からいえることです。 リーダーを社長に置き換えても同じです。 社長が手を後ろに組むことについてこんな話を聞きました。 ある起業コンサルタントさんがいました。徐々に認知度も上がり人気も出た方です。 売上も急成長して法人化し、社長となりスタッフも増えて順風満帆に見えました。もう、ホント、羨ましい。 でも、ある時期からサービスレベルが落ちてきたと、お客をはじめ周囲が感じ始めたんです。 それから1年ほどした頃、その会社の内部にいた人とご一緒する機会があり、お話を聞きました。 もちろんはっきりとしたことはわからないのですが、その方の口ぶりからだいたいこんなことだろうと想像します。 その起業コンサルさんは、日頃から「苦手なことは手放しましょう」をお客さんにもアドバイスしていました。 これまで一人でやってきたその方も社長となり、スタッフが増えたので、お客さんへのアドバイスどおり、自分も仕事を手放していったんだそうです。 でも、手放しすぎてしまって現場が混乱。スタッフみんなが自分勝手に動き回り、誰もコントロールしていない状態に陥っていたようです。 つまり、手放しが行き過ぎてリーダーがしなければならない仕事まで手放してしまったということなんでしょうね。 リーダーとして手放してはいけない仕事は何か。そして、手放すべき仕事は何か。その見極めが大事です。 先ほどの起業コンサルさんもそこに気づかれたようで、いまはビジネスも徐々に戻ってきているようです。 あなたは、社長として手放してはいけない仕事と手放すべき仕事の見極めができていますか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 ■ 伴走のご依頼  経営相談のご依頼  経営状況の診断のご依頼  原稿執筆のご依頼  講師のご依頼  受付中のセミナー・イベントのお問い合わせ  その他各種お問い合わせはこちらまで。  https://ws.formzu.net/dist/S791443226/ ■【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://ws.formzu.net/dist/S80609284/■ プロフィール・実績https://banso-sha.jp/blog/bansosha/■ お客様の声https://banso-sha.jp/voice/ ■ インタビューhttps://youtu.be/ejn7a9CuJkE

計算式は、ハ・ジ・キ

計算式は、ハ・ジ・キ

小学校のころから速さ関係の算数の問題が苦手でした。 速さ=距離/時間という公式は覚えているのですが、時速50キロで100キロの道のりを行くと何時間かかるか?のような応用問題が苦手だったんです。 それを見事に解決してくれたのが中学2年の時の数学の先生でした。 それが、ハジキ。 上の図です。 求められているものを隠してやれば必要な式がわかるというものです。 例えば、キョリを求める問題ならハヤサとジカンをかけてやる、ジカンを求める問題ならキョリをハヤサで割ってやるといった感じです。 これは、私にとっては救世主でした。 いまでも車を運転していてこのハジキ、使いますよ。 話がかなり横道に外れました。 今回は、売上債権回転期間と買入債務回転期間の計算方法でしたね。 もうすでに調べて計算してみたよ!という方もいらっしゃると思います。 私の場合、先に速さを計算して、それから回転期間を計算するんです。 まず、売上債権を回収する速度と買入債務を支払う速度を計算します。 それぞれ・売上債権回転率・買入債務回転率と呼ばれます。 売上債権回転率(回) =売上高/売上債権 ※売上債権=売掛金+受取手形 わかりやすく、端折って説明すると... この期の売上高は、手元にある売上債権の何回分の売上高だったか。 裏返すと1年間に何回入金があったかという意味に近いです。 この数値が、 高ければ、入金回数が多いということなので回収が速く(入金までの期間が短い) 低ければ、入金回数が少ないということなので回収が遅い(入金までの期間が長い) ということになります。 一方の、支払いの方も同じ考え方で買入債務回転率(回) =当期仕入高/買入債務 ※買入債務=買掛金+支払手形 この数値が 高ければ、支払い回数が多いということなので支払いが速く(支払までの期間が短い) 低ければ、支払い回数が少ないということなので支払いが遅い(支払までの期間が長い) ということです。 当然、売上債権回転率が高く=回収が速く買入債務回転率が低い=支払いが遅いと資金繰りは楽になりますよね。 回転率は回数なので回転期間(日)=365日/回転率回転期間(月)=12ヶ月/回転率で日数なり月数が計算できます。 あなたも計算してみてはどうですか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 ■ 伴走のご依頼  経営相談のご依頼  経営状況の診断のご依頼  原稿執筆のご依頼  講師のご依頼  受付中のセミナー・イベントのお問い合わせ  その他各種お問い合わせはこちらまで。  https://ws.formzu.net/dist/S791443226/ ■【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://ws.formzu.net/dist/S80609284/■ プロフィール・実績https://banso-sha.jp/blog/bansosha/■ お客様の声https://banso-sha.jp/voice/ ■ インタビューhttps://youtu.be/ejn7a9CuJkE

回る回るよ、お金は回る

回る回るよ、お金は回る

中島みゆきの歌詞をひねったな。タイトルを見てそう気づいてくれました? こんな質問をいただきました。 「こないだのメルマガに書いてあった お金が出入りする日数がわかったのは どうして?」 というものでした。 その答えは、・売上債権回転期間・買入債務回転期間を計算したからなんです。 この二つは名前が表すとおり、それぞれ・売上債権を回収するのに要する日数・買入債務を支払うまでの日数のことです。 小売業のように現金で売り上げていれば、売上債権回転期間は0日です。債権がないですからね。 実際にはクレジットカードやスマホ決済があったり、少しは卸売もやっていたりしますから0日にはならないでしょうが。 BtoBのビジネスであれば、「月末日締め翌月末日払い」といったようにように納品から入金までは時間が空きますよね。 だから、売上債権回転期間は30日を超える会社が多いのでは? 商品の仕入れや原材料の購入は掛けで購入する会社が多いでしょう。 買入債務回転期間も30日を超える会社が多いのではないでしょうか。 次回は、それぞれの回転期間の計算方法を説明しますね。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 ■ 伴走のご依頼  経営相談のご依頼  経営状況の診断のご依頼  原稿執筆のご依頼  講師のご依頼  受付中のセミナー・イベントのお問い合わせ  その他各種お問い合わせはこちらまで。  https://ws.formzu.net/dist/S791443226/ ■【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://ws.formzu.net/dist/S80609284/■ プロフィールhttps://banso-sha.jp/blog/bansosha/■ お客様の声https://banso-sha.jp/voice/ ■ インタビューhttps://youtu.be/ejn7a9CuJkE ■ お問い合わせhttps://banso-sha.jp/contact/

ロカベン、やってみよう!

ロカベン、やってみよう!

昨日もご紹介した、数字で「表せない」情報。いわゆる、非財務情報でしたね。 経済産業省のガイドブックを使ってロカベンに取り組んでみたものの非財務情報のところで手こずる方もいると思います。 私は、商工会の事業計画の評価委員もしています。 昨年度の委員会では、会員事業者さんに対して指導員さんからロカベンの活用を働きかけてはどうかと提案しました。 1年間を終えた先日の報告によると数字で「表せる」財務情報については指導員さんの方で入力してあげればいい。 しかしながら、非財務情報は事業者さん単独では進まず、一緒にやろうにも時間がなく指導員さんとしても手が回らない。 ということでした。 このように、ロカベンの非財務情報のところが難しいと感じる方は少なくないでしょう。 それでも問題ありません。 ロカベンは専門家と一緒に取り組むことも推奨されています。 ロカベンに取り組んで自分の会社の経営状況をきちんと把握したいという方は、牧野までご相談ください。 ■ ご相談のお問い合わせhttps://banso-sha.jp/contact/ P.S.ロカベンのガイドブックの最後のページに編集委員のお名前が掲載されています。 その中のひとりが森下勉さん。中小企業診断士としては大先輩。 非財務情報のまとめ方について、牧野はこの方から直接2年間指導を受けています。

目に見えないものを説明する

目に見えないものを説明する

数字で「表せる」情報(財務情報)と数字で「表せない」情報(非財務情報)の二つを使って自分の会社を説明できるようにしましょう! 今週はそんなお話をしてきました。 数字で「表せる」情報(財務情報)は自分がなんとなく感じていたことを具体的に明快に示してくれる。しかも原因までわかってしまう。 前回はそんなお話でした。 今回は、数字で「表せない」情報(非財務情報)について書いてみます。 身近な例として、商品やサービスを説明することに例えてみましょう。 寸法、色、成分、性能、値段といったものが数字で「表せる」情報にあたるでしょう。 お客さんへこれはすぐに説明できますよね。 では、数字では「表せない」ところを説明するとなるとどうでしょう? この商品ならではの特徴や競合・類似品との違いを示すわけなのですがみなさん苦労されていますよね。 会社について説明するときも同じです。 経営理念、沿革、代表取締役のあいさつ事業概要、取扱い商品・サービス等々。 目に見えないものを説明するためのこれといった型のようなものはありません。 でも、他社との違いを説明したいですよね。 それができると売上にもつながるでしょう。 さらにもう一つの効果が。 前回ご紹介したような、数字で「表せる」情報の効果と同様です。 数字で「表せない」情報を考えていると自分の会社についてなんとなく感じていた「当社ならでは」がはっきりするんです。 さらに、今まで気づかなかった「当社ならでは」も見えてくるんです。 それを自信をもって言えるようになるんです。 あなたは、自分の会社のことを数字で「表せない」情報(非財務情報)で自信を持って説明できますか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/■ プロフィールhttps://banso-sha.jp/blog/bansosha/■ お客様の声https://banso-sha.jp/voice/ ■ インタビューhttps://youtu.be/ejn7a9CuJkE ■ お問い合わせhttps://banso-sha.jp/contact/