ブログ

”たてぐや”になりたかった子供

”たてぐや”になりたかった子供

建具屋の家に生まれた私。工場(こうば)と住居が一体でしたから雨の日の遊び場は工場でした。 前回はこちら。 端切れを集めて遊んだりカンナ屑の山に寝転がったり職人さんの仕事を眺めたり。 職人さんがノミやカンナの刃を研ぐのを覗き込んだりもしていました。 砥石は真ん中だけではなく幅いっぱいにまんべんなく使って均一にすり減るように使わなきゃダメとか教えてもらいましたね。 自分で研いで使い続け、新品と比べてとんでもなく短くなったノミやカンナの刃。元の厚さの1/4ぐらいにまで薄くなった砥石。 そんなのを見ながら道具の大切さを知ったんでしょうね。 いまでも道具にこだわるのはそのせいでしょうか。 父にくっついて現場にもよく行ってました。 建具を入れる場所の寸法を測ってノートに鉛筆で記入するのを不思議そうに見てました。どうしてこれだけの記号であれだけの建具が出来上がるんだろう?って不思議だったんです。 もちろん、長さの単位は寸と尺。 父は鉛筆をノミで削ってました。その鉛筆を耳にヒョイと挟む。それ見て「かっこいいなぁ」って。 だから家に帰ると、自分もマネしてました。 出来上がった建具の納品にもついていきました。 現場で建具を入れてみるとちょっと合わなかったり、ピタッと閉まらなかったり。 父はそんなのをその場でチョイチョイっとなおしてしまいました。 建具がピッタリ閉まらないぐらいのことなら、父の仕事を見てたのでいまでもチョイチョイと自分でなおしたりしますよ。 工場の職人さんや父の仕事をみながら育った私。 保育園の卒園アルバムでおおきくなったらなにになりたい?の問いにまこと少年は「たてぐや」と書いてました。 アルバムを見た父がニヤニヤしてたのを覚えてます。 ”たてぐや”になりたかった少年が大人になって主催する「二代目のための伴走Cafe」二代目ならではの苦労と喜びをみんなで分かち合いませんか?私も会話に参加します。12月6日(月) 19:00-20:30オンライン開催(zoom)会費2,200円(税込)▼ 詳細・お申し込みhttps://banso-sha.jp/news/bcfa/

ベッタベッタか合理的か

ベッタベッタか合理的か

このメルマガでよく取り上げるTV番組「がっちりマンデー!!」先日のテーマは「かつて話題になったあの会社は今!?」 登場したのは「匠大塚」。 大塚家具の父と娘の対立。娘に会社を追われた父勝久さんが2015年に自分の資金で始めた会社です。 本店は大塚家具創業の地、春日部。東京ドームのグラウンド2個分ものフロア面積がある大規模な店舗。入店時から担当者がつきっきりで商品の説明をする販売方法は、従来の大塚家具と同じ。 今年新たに3つの店舗をオープンし合計6店舗を展開しています。 まずまず順調といっていいのでしょう。 一方、娘の久美子さんが経営の実権を握った後の大塚家具。 店舗を小さめにし、接客は控え、これまでよりも低い価格帯に戦略を移しました。逆に上の価格帯を狙いに来ていたニトリにポジションを寄せた感じです。お父さんの逆と言ってもいいかもしれません。 初年度は黒字だったものの、それ以降は赤字が続き経営難に。資本提携を重ねたものの、自力再建を断念して2019年、とうとうヤマダ電機に買収されました。 続投を許された久美子さんでしたが、結果を出せず、’20年の暮れに社長を退きました。 そして今年、大塚家具はヤマダ電機に完全子会社化され、上場廃止となっています。 経営方針の違いから対立した父と娘。父勝久さんが正しかったという結論が出たわけではありませんが、娘の久美子さんが目指した経営には、結論がでました。 番組の中で森永卓郎さんがこうようなことを語っています。 久美子さんと話をしたことがあるが、いままでの大塚家具のベッタベッタな人間関係じゃなく「合理的なビジネス」をしたいと言っていた。いまになってみると、そのベッタベッタな人間関係というのがビジネスとしてもすごく強いってこと。 ベッタベッタと合理的。さあ、あなたならどちらを選択します? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。【無料メルマガ】をご登録ください。 小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン 「 あなたの経営にちょっとプラス」 ▼こちらで登録 https://banso-sha.jp/news/mag/

建具屋の子供

建具屋の子供

「建具」って知ってます?「たてぐ」と読みます。 扉や窓などのことです。 現在はアルミ建具が主流ですが、日本の家屋は伝統的に木製建具が使われてきました。障子(しょうじ)や襖(ふすま)が代表的ですね。 明治以降はガラスをはめ込んだ木製建具も作られるようになり、田舎の木造民家では現在も木製建具を見かけます。冒頭の写真のような感じです。平成の宮城県を舞台にした朝ドラ「おかえりモネ」の永浦家は木製建具でしたね。 古くから現在に至るまで、日本の家屋に使われてきた木製建具。 日本の木造建築を受け継ぐ伝統技術がユネスコ無形文化遺産に登録され、その中には建具製作も含まれています。 日本の伝統技術ですね。 さて私、牧野は、その日本の伝統技術を受け継ぐ小さな建具店の三人兄弟の末っ子として生まれました。 父が木工職人の修行を経て、独立して始めた店でした。 工場(こうば)の中に自宅があるのか自宅の中に工場があるのかわからないくらいの小さな建具店。 その場所は、現在は取り壊されて駐車場になっているのですが、「こんな狭い土地だったのか!」と驚かされます。 通いの職人さんが1人、住み込みの職人さんが2人、そして父を加えた4人の職人で営んでいました。 住み込みの職人さんがいたので朝昼晩の三食は職人さんと一緒。 お風呂も家族と職人さんが交代で入りました。 人数が多いので次々に入らないと最後の人が夜遅くなってしまうのでテレビ番組のいいところでも前の人が出たらすぐに入らないと父に怒鳴られましたね。 大人ひとり入るのがやっとくらいのお風呂場でしたが、なんと檜風呂! 建具の木工所ですから、木材の端切れが山ほどあったので、お風呂は薪で沸かしていました。贅沢でしたね。 当然、お風呂沸かすのは子供の仕事。上手いもんでしたよ。 中学生くらいになると、お風呂の薪として最適な長さに端材を電ノコで切りそろえて準備する、なんてことも日曜日のお手伝いでした。 そんな建具屋の息子が主催する「二代目のための伴走Cafe」二代目ならではの苦労と喜びをみんなで分かち合いませんか?12月6日(月) 19:00-20:30オンライン開催(zoom)会費2,200円(税込)▼ 詳細・お申し込みhttps://banso-sha.jp/news/bcfa/

ウサギとカメ、ついに3度めの対戦!?

ウサギとカメ、ついに3度めの対戦!?

置かれた状況が自分と同じくする人たちとのコミュニティ。 お互いに理解し、理解されやすい場は「受け入れられた」安堵感とともに「自分も負けてられない」ライバル心も芽生えます。 そんな二代目のための「場」です。https://banso-sha.jp/news/bcfa/ ウサギとカメ。前回は、ウサギから再戦を申し込まれたらどうする?でした。https://banso-sha.jp/blog/20211112/ ウサギがカメの提案を受け入れ、第2ラウンドは海での勝負となりました。 当然、カメが勝ったでしょう。 2連敗してしまってはウサギとしても面白くない。 そこで、ウサギからの提案です。 「陸と海で競争しました。 今度は空でやりましょう」 キター!ウサギとカメ、双方にとってこれまで経験のない土俵での勝負! 空を飛ぶための道具が必要ですね。 そのためには、アイディア、技術はもちろんネットワーク、資金力など、これまで培ってきた総合力が問われます。 でも、中小企業、特に小規模企業が未経験の土俵で勝負するなんて大丈夫なんでしょうか? カメはこう答えたかもしれません。  得意な海では、 やっぱり私が勝ちました。 陸でも勝てたのは、 あなたの油断があったからです。 そんなラッキーはもうありません。 空ですか? もう、ラッキーは期待できません。  得意な海に帰ります。 さようなら。 さあ、あなたがカメの立場だったら何と答えます? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。【無料メルマガ】をご登録ください。 小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン 「 あなたの経営にちょっとプラス」 ▼こちらで登録 https://banso-sha.jp/news/mag/

ウサギとカメの第2ラウンド

ウサギとカメの第2ラウンド

二代目のあなたがずっと一人で悩み続けないために。“二代目のための伴走Cafe”12月6日(月) 19:00-20:30▼ 詳細・申込https://banso-sha.jp/news/bcfa/ 今週月曜日には、ウサギとカメの話をしました。恐るべき競争相手 ウサギは、カメに勝つことだけを考えていた。 カメは、ゴールすることだけを考えていた。 でしたね。 この日、ある経営フォーラムに参加したところ、あの経営者さんと隣同士になりました。 私のメルマガをプリントアウトして持ち歩かれているあの方です。 「牧野さん、 今朝のメールもよかったねぇ。 あの続きがあってね。 ウサギとカメがもう1回 やることになったら、どうなる?」 おぉ〜!スゴイ問いですっ! この先を読むのをちょっと止めてしばらく考えてみませんか。あなたならどう答えます?経営者らしい答えは何でしょう? 今度は、ウサギも油断しないでしょう。先にゴールしてから昼寝してカメを待つことでしょう。 さぁ、どうする、カメ!? 「ハンデください」と言いますか? これがビジネスだったら、ハンデなんてありません。経営者のあなたなら、こんな答えは恥ずかしいですよね。 「陸ではもうやったから、 今度は海の中でやりましょう」と言いますか? 自分の得意な土俵で勝負する。ビジネスの鉄則ですね。経営者らしい答えですよね。 さて、あなたなら、ウサギに対して何と言いますか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。【無料メルマガ】をご登録ください。 小さな会社のこだわる社長のためのメールマガジン 「 あなたの経営にちょっとプラス」 ▼こちらで登録 https://banso-sha.jp/news/mag/