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バスから降りる

バスから降りる

このメルマガでもたびたびご紹介してきた名著「ビジョナリー・カンパニー2」に出てくる ” 誰をバスに乗せるか ”。 偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、バスの目的地を決めるよりも先に、まず誰をバスに乗せるかを決めている、というものでした。 この話、会社内のことに限らないと思います。外部の会社や事業者さんと協力して仕事をすることもありますよね。このとき、間違った人・会社・事業者さんと一緒のバスに乗ってしまっていたとしらどうでしょう?そのバスの乗り心地はどうなるでしょうか? 仕事関係のことですから、バスを降りれば失うものもあります。一方、そのバスに乗り続ければ、そこで生じる負担やマイナスに耐え続けなければなりません。 私も年末年始でこれについて考え続けました。 そして、2021年、私の仕事始めは、「バスを降りる」と関係者に告げることでした。 みなさんが、もし何かのバスに乗っているのでしたら、乗り続けるか、降りるか、どうしますか? 偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、バスの目的地を決めるよりも先に、まず誰をバスに乗せるかを決めている、というものでした。 この話、会社内のことに限らないと思います。外部の会社や事業者さんと協力して仕事をすることもありますよね。このとき、間違った人・会社・事業者さんと一緒のバスに乗ってしまっていたとしらどうでしょう?そのバスの乗り心地はどうなるでしょうか? 仕事関係のことですから、バスを降りれば失うものもあります。一方、そのバスに乗り続ければ、そこで生じる負担やマイナスに耐え続けなければなりません。 私も年末年始でこれについて考え続けました。 そして、2021年、私の仕事始めは、「バスを降りる」と関係者に告げることでした。 みなさんが、もし何かのバスに乗っているのでしたら、乗り続けるか、降りるか、どうしますか?

悪い報告に耳を貸しましょう。

悪い報告に耳を貸しましょう。

先日テレビを見ていたら、楽天が「Bad News Meeting」という悪い報告だけをするミーティングをやっていると聞きました。 社員さんって、どうしてもいい報告だけしようとするようになります。でも、悪い報告のない会社なんてありえません。あえてその悪い情報を共有することで、会社が抱える問題点がわかり、失敗を未然に防いだりすることができるようになりますよね。 でも、自分にとって心地のいい報告しか求めず、悪い報告に耳を貸さない経営者さんも見てきました。 そういう社長さんは、悪い報告に対して叱責するばかりで、原因を探して対策を打つよう指示を出しません。社員さんが原因の説明や対策の実施許可を求めれば、それを言い訳と受け取りまた叱責する、あるいは無視してしまう。 そいういうことが続けば、社員さんからは悪い報告は上がってこなくなり、社長にとって心地のいい報告だけが上がってくるようになってしまいます。 こうなると社長はまるで「裸の王様」のよう。喜劇というより悲劇です。

未熟な者は●●で物事を判断する

未熟な者は●●で物事を判断する

あるミーティングで印象に残ることがありました。 心情的には拒否したいけれども、事実としては拒否できない、という問題があったのですが、「そんなの拒否すればいい!」と主張し続ける方がいました。 いやいや、気持ちはわかるけど事実は事実なので、そこをスタートにして考えないと前に進みませんよ、って言ってもNOの一点張り。 自分もこれまでも何度かやっちゃったことがあって、かつて先輩から何度か注意されたことがあります。 そのころ、本を読んでいたとき、ある一節が強烈に目に飛び込んできました。 未熟な者は目でものを見ずに、感情でものごとを判断する山岡荘八「徳川家康」第23巻 P.434 事実と感情を分ける。これ大切です。いまでも自分に言い聞かせてます。

牧野はつまらない

牧野はつまらない

ある若い経営者さんからこんなことを言われたことがあります。 「牧野さんって、つまんないんだも〜ん」 その経営者さんによれば、 「牧野さんって、裏の道っていうのかさ、これはいけるかも!とかこれは儲かる!とかっていうのが出てこないんだもん」 なるほど、なるほど。確かに牧野にはそういうところはあまりないですね。 そこで、その経営者さんが放った一言。 「牧野さんって、堅実経営なんですよね」 それっ!そのとおりっ! ドッカーンと儲けたい方は、そういうコンサルタントさんのところへ。 牧野は、小さいとはいえ長期的な成長をめざす、堅実な経営がしたい社長さんのための伴走者なんです。

過去に投資するか、未来に投資するか

過去に投資するか、未来に投資するか

年初の慌ただしさは落ち着きましたでしょうか。 前回は、 1. コロナ禍でも株価の下落幅が小さい企業の共通点は「ステークホルダー重視」 2. ステークホルダー重視の企業とは・従業員・顧客・取引先・地域社会を重視して、長期的な成長を図る企業のことである。 というお話をしました。 この調査分析を行ったブラックロックのアナリストによれば、特に従業員を重視する企業が今後はより競争力を高めていくだろうと分析しています。 その例として、富士通は昨年7月に発表した経営方針の中で、従業員重視を掲げて以降、株価が安定していることが挙げられています。 従業員重視の経営はそう簡単にできることではなく、故に差別化が起こるだろうとも解説しています。また、これを「過去に投資するか、未来に投資するかの違いだ」とも述べていました。 これまでは短期的な利益を求め続けてきた投資家が、企業の長期的な成長を求め始めました。これは、株主である資本家自身が、自分たちに振り回されない企業を重視し始めたということなのでしょうか。新しい時代の変化を読み取ることができるかもしれません。