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いま、売上が増えているビジネスは危険?

いま、売上が増えているビジネスは危険?

昨日のがっちりマンデー、見ましたか?テーマは「炭水化物ビジネス」。 これまでに番組に登場した、炭水化物の多い食べ物を提供している企業さんが新型コロナの感染が拡大してからどうなったか?という内容でした。 テイクアウト、デリバリー、保存食の分野ですでに「がっちり」な地方の小さな会社・事業者さんばかりでしたが、新型コロナの影響が出始めてからさらに3割、5割と売上を伸ばしていることが紹介されていました。 いま、日本は、「今月の店・事務所の家賃の支払いどうするか?」といったことで頭を悩ませている事業者さんがほとんどの状況ですから、こんなときに儲かっているビジネスの話を聞けば「いや〜、スゴイなぁ、羨ましいなぁ」と思う経営者さんばかりだと思います。 本当にそうですか? 逆に怖いと思いませんか? いま、大手企業でさえも大変な状況ですよ。「新しい日常」に合わせてビジネスを転換していかなければならないと当然考えているはずです。なにか良いビジネスのタネはないかと探しているはずです。 そんなときに、「なに!?いま売上が増えているビジネスがある!?」となれば、参入してくる可能性はありますよ。大手が資本力にモノを言わせて参入してきたら、私たち中小・小規模・個人事業者はひとたまりもありません。 もちろん大手に限らず、「ウチもやってみよう」と考える地元の事業者さんもいるはずです。 そうならないためにも、自分の商売をマネされ難くしておきたいです。 私たちは、参入されにくい、小さくても強いビジネスを目指さなければなりません。

新型コロナとの共存

新型コロナとの共存

「人のふだんの生活が新型コロナの感染経路」と表現した感染症の専門家の方がいらっしゃいました。 いつもの生活が感染経路であれば、感染を防ぐためにはいつもとは違う生活をしなければならないわけで、それを「新しい生活様式」として政府の専門家会議から提示されました。 この「新しい生活様式」を一言で言うと「動かない生活」と言えるのではないでしょうか。 家の外へ出かけて・仕事をする・人と会う・買い物をする・食事をする・運動をする・スポーツを楽しむ・文化芸術を楽しむ・知らない土地の生活・文化にふれるといったこれまで人は当たり前にしていたことを「新しい生活様式」では控えましょう、といっています。でなければ、新型コロナに勝てないと。 また、この生活様式は新型コロナとの戦いが長丁場になることを前提にして提示されています。 「新しい生活様式」が長期に渡って続けば、それが「新しい日常」になっていくでしょう。 人間の生活は習慣でできているとも言われます。これまでにも外出を自粛して三密を避ける生活を続けてきた私たちは、「新しい生活様式」にかなりスムーズに移行し、それが人々の習慣になっていくことでしょう。それは、「動かない生活」が習慣化しまうことを意味しているのだろうと思います。外出しないことが日常になると。 もうすでに、みなさんお気づきかと思いますが、すでにその芽は出ています。人は、一度生活パターンを変えてしまうと、以前の生活パターンを忘れてしまいがちです。年末年始やGW、お盆などまとまった休みの後に生活習慣が変わってしまった経験をお持ちの方は多いと思います。 なので、with だろうと after だろうと、「人が動かない」生活を前提にご自分の商売・ビジネスを見直していくことが迫られています。 人がこれまでに経験したことのない「新しい日常」です。正解が何なのかわかりません。成功パターンもまだありません。考えて、チャレンジしてみるしかありません。

この状況、本当に悔しすぎるから・・・

この状況、本当に悔しすぎるから・・・

サンリオピューロランドの年間入場者数は、1991年の開園当時は195万人でしたが翌年から減り続け、2009年には半分近い109万人まで落ち込んでしまいました。ところが、2014年から126万人と回復に転じ、2018年には219万人の過去最高を記録したんです。 1991年 191万人1992年 134万人1993年 125万人1994年 112万人1995年 110万人 :2009年 109万人 :2014年 126万人2015年 158万人2016年 181万人2017年 198万人2018年 219万人 まさに「V字回復」なのですが、その起点となった2014年からサンリオピューロランドに関わり改革を指揮してきたのが現在の社長、小巻亜矢さんです。 その小巻社長も、この新型コロナの影響下では眠れない日が何度も何度もあるそうです。先日の「プロフェッショナル仕事の流儀」緊急企画のインタビューの中では、この状況で自分と同じ経営者さんたちへ贈るエールはないかと訊かれ、 と答えていました。 そしてさらに印象的だったのが、この状況におかれた経営者として「苦しい、悔しい、悲しい」という言葉で内面を表現していました。特に「本当に悔しい」という言葉を何度も使っていて、小巻さんの胸の内が伝わってきます。「本当に悔しい、もう本当に悔しい状況なんですけれども、本当に悔しすぎるので って本当に心からそう思う」んだそうです。 ただでは起きないために、あなたは何を準備しますか?

戦場を目の前にして

戦場を目の前にして

いま、世界は新型コロナウィルスとの戦いの真っ最中です。ウィルスの封じ込めという戦いはもとより、世界的な経済活動の停滞へと戦線は拡がっていて、中小・小規模事業の経営者もこの戦場のど真ん中に立たされています。 防衛庁防衛研究所や防衛大学校で戦史を教えていた歴史学者の小谷賢さんがこう言っています。 小谷さんは闇雲に戦場に突っ込めといっているのではありません。何が起きるかわからない、という状況は変わらないのであれば、何か自分から行動をを起こしたほうが主導権を握ることができる、と言っているんです。 この戦場からの撤退を決めるのもいいでしょう。でも、戦う、そして生き残る、を選んだのであれば、経営者として何かしなければなりません。それが、 分析する計画する計画を行動に移す の3つだと私は考えています。 あなたはこの戦場を目の前にして、どうしますか?

強大な敵を倒すために

強大な敵を倒すために

先日放送された「プロフェッショナル仕事の流儀」の緊急特別企画、見ました? ラグビーの名将エディー・ジョーンズがインタビューに答えます。 Q.強大な敵に立ち向かうために重要なことは何でしょうか? この問に「良い戦略を立てることです」と答えます。そして、さらにこう続けます。 強大な敵を倒すという最終目標に到達するためには、良い戦略が重要で、短期的には日々の努力で勝利を重ねるしかない、と語っています。 日々の勝利を重ねていますか?