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苦しいときの魔法のことば

苦しいときの魔法のことば

冒頭の画像は、湾岸戦争当時のアメリカ軍統合参謀本部議長 コリン・パウエルが執務室の壁に掲げていた「13か条のルール」の第1条です。 湾岸戦争は、今では普通になってしまった戦闘の様子のテレビ中継が行われ、茶の間で見れるようになったはじめての戦争でした。世界中が戦争の成り行きに注目したのは言うまでもありません。 アメリカ軍の制服組トップとしてこの戦争の指揮を執るコリン・パウエルのリーダーシップは称賛され、退役後すぐにブッシュ政権(お父さんの方)の国務長官を務め、政治家としてもそのリーダーシップを発揮しました。 私は、退役後に出版された彼の自伝をすぐに購入して読み、この13か条を手帳に書き込みいつも携帯していました。でも、暗記しているのはこの第1条だけ。仕事で厳しい状況におかれた時、いつもこの第1条を思い出していたからです。 あなたが苦しい状況におかれているとしたら、コリン・パウエル13か条の中のこの第1条、口にしてみてはどうでしょうか。

経営者の条件

経営者の条件

今日のタイトルを見て「えっ?なになに?」って思った方、すいません。ドラッカーの著書「経営者の条件」のタイトルそのままんまです。 経営の巨人ドラッカーの名著集全12作品の第1巻は「経営者の条件」。この本の書き出しは「8つの習慣」です。「7つの・・・」じゃないです。 ドラッカーが65年間の経営コンサルタントの生活の中で出会った数々のCEOは、ある8つのことを習慣にしていた、と書かれています。 この8つの習慣のうち最初の7つは、どうやら3つのステップにまとめられるようです。 1.自社をキチンと分析する2.計画を立てる3.計画を行動に移す 手元資金の手当ができてひと安心できた社長さん。臨時休業や時間短縮営業で生まれた時間を、このドラッカーの8つの習慣を身につけることに活用してみてはどうでしょうか?

カッチリしたものじゃなくていいから。

カッチリしたものじゃなくていいから。

最近、ビジネス系のメディアでちょくちょく目にするワードが BCP 。 BCPとは「事業継続計画(Business Continuity Plan)」の頭文字をとった言葉で、災害やシステム障害、不祥事といった危機的な状況におかれたときに、損害を最小限に抑えて事業を継続させたり復旧させるなど、生き延びるためのための計画のことです。 「そんなの、ウチに必要?」って思ってる方、いませんか? 沖縄県内だと、台風のときどうするかは決めてある事業者さんは多いですよね。でも、従業員さんがインフルエンザを発症したとき、その従業員さんはどうしたらいいのか決めてありますか? 私の経験では、従業員が100人を超えるような会社さんでも決めてないくらいなんですよ。 いま、まさに必要なときではないですか? もし、従業員さんが感染したとしたらどうするか、決めてありますか?もし、取引先さんで感染者が出たとしたらどうするか、決めてありますか?もし、政府が非常事態宣言を出したらどうするか、決めてありますか?もし、知事から外出自粛要請が出たらどうするか、決めてありますか? BCPは大企業が作っているようなカッチリしたものじゃなくてもいいんです。もしもこんなことが起きたら、を予め考えて決めておくだけでもいいんです。

いま、経営者が心がけるべきこと

いま、経営者が心がけるべきこと

昨日、政府が7都府県を対象地域として緊急事態宣言を出しましたね。沖縄県内でも新たに12人の方の感染が確認されました。連日の感染確認とその数の増加は感染拡大の兆しなのでしょうか。緊急事態宣言の対象地域の経営者さんは、苦しいでしょうが、知事から出される要請に協力していかなければなりません。では、沖縄県のように対象になっていない地域の経営者はどうしたらいいのでしょう? 感染拡大の防止に努めること。これに尽きると思います。 外出しないことが一番ですが、商売を営む経営者であればなかなかそうはいきません。なので、・こまめで丁寧な手洗いとマスクの着用・社会的距離の確保・密集、密接、密閉の3つの密を避けるとにかく、この3つを徹底する。 自らに対して。従業員に対して。取引先に対して。お客様に対して。 みんなで乗り切りましょう。

止血と輸血

止血と輸血

沖縄県内でも、しばらくの間休業を決めた中小企業・個人事業の経営者さんが出てきました。 当面の間、どう生き残るか。お金は商売・経営の血液にたとえられますが、生き残りを考えるうえでは、止血と輸血に分けて考えることが大切です。 売上が減っているので、売上に伴う経費(変動費)は当然減ってるはずですが、毎月必ず出ていく経費(固定費)は減りません。この出ていくお金を止めるのが止血です。 経費の中で最も大きいのが人件費ですから、休業を決めた経営者さんはアルバイト・パートさんの人件費を抑える止血を選択されたのではないでしょうか。 止血してもどうしても減らない経費もあります。この経費の支払いと手元にある資金を見比べて、何ヶ月耐えられるか。ここで計算された足りない資金を賄うのが輸血です。 政府が出している資金繰り対策はこの輸血です。 お金を借りる融資と信用保証はすでに開始されていますが、お金がもらえる給付はこれからです。補正予算が今月中に成立して、早くて5月の末ぐらいから給付開始です。中小企業で200万円、個人事業で100万円。これはあくまでも「上限」です。 「いつ」「いくら」もらえるかわからない給付を待っている間にも出血は続きます。 判断、行動は早めに。 * 政府の経済対策のパンフレット、4月8日版から資金繰り関連の目次やページが以前よりもわかりやすくなりました。私が3月19日に書いた記事のような分類・表記になってます(うふふ。自慢です)。