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強大な敵を倒すために

強大な敵を倒すために

先日放送された「プロフェッショナル仕事の流儀」の緊急特別企画、見ました? ラグビーの名将エディー・ジョーンズがインタビューに答えます。 Q.強大な敵に立ち向かうために重要なことは何でしょうか? この問に「良い戦略を立てることです」と答えます。そして、さらにこう続けます。 強大な敵を倒すという最終目標に到達するためには、良い戦略が重要で、短期的には日々の努力で勝利を重ねるしかない、と語っています。 日々の勝利を重ねていますか?

コロナのあとにやってくるもの

コロナのあとにやってくるもの

昨日、ある社長さんから「コロナが収束したあと世の中はどうなるのか、牧野さんはどう思います?」と聞かれました。 そこで頭に浮かんだのが 人生は習慣の織物と心得べし。 という言葉です。「傳家寳(でんかほう)」という書物に収められていると安岡正篤氏が紹介しています。「人間は習慣の奴隷」という言葉もあるようですね。 人間の体で一番カロリーを消費するのは頭なので、人間は頭を使うことを極力避ける動物のようで、習慣に流されて生きています。習慣に従っていれば、頭を使わなくてもいいからなのでしょう。 でも、GWやお盆、お正月といったまとまった休み明けになると、休み前とは生活習慣がちょっと変わっていたりとかいう経験ないですか?たとえば、朝の身支度の順序が変わったとか仕事場までの道順が変わったとか。 感染拡大防止のため在宅勤務が浸透し、テレワーク、リモートワークが一気に普及してきています。生活必需品の購入に際してもデリバリーの利用が増加しています。臨時休校でリモート授業の導入も加速しそうです。 世の中全体の生活スタイルが変化を強いられていますね。そして長期化しています。そうなると社会全体として習慣化されていき、ある日、「さあ、コロナが収束しました。みなさん以前のように生活していいですよ」と言われても、それ以前の生活を忘れてしまっているのではないかと考えています。 そのとき、どんな生活スタイルになっているのかはわかりません。でも今とは違った生活スタイルになっているのは間違いないと思います。 今とは違った世の中になっているかも。それを念頭において収束後に備えませんか?

あきらめかけたときに・・・

あきらめかけたときに・・・

56年前の東京オリンピックの年に開業した東海道新幹線。その新幹線の父とも呼ばれる島秀雄さんの言葉といわれています。島秀雄さんは機関車D51の主任設計者としても著名で、旧国鉄の十河総裁に請われて技師長に就任、新幹線計画を推進した人です。父親の島安次郎も鉄道技術者、弟の島文雄は国産旅客機YS-11の設計者、息子の島隆は新幹線の初代車両0系の設計者・台湾新幹線の推進者 という生粋の技術者一家です。新幹線開業の5年後にはJAXAの前身であるNASDA(宇宙開発事業団)の初代理事長に就任。日本の最先端を歩んだ技術者人生でした。 この言葉、本当に島秀雄さんのものなのか、ネット上を探しても出てこないんです。日本経済新聞の「私の履歴書」にも。 その昔、日テレの「知ってるつもり?!」という人物系のドキュメンタリー番組があって、島安次郎・秀雄父子を新幹線の父として2時間スペシャルで放送されたんです。その際のエンディングで司会の関口宏さんが島秀雄さんへのインタビュー映像とともに朗読したのが冒頭の言葉でした。 「最近の若い人はねぇ、すぐ『できない』って言うじゃないですか・・・」とその映像は始まりました。当時はまだ20代前半の若者で半人前のシステムエンジニアだった私にはその言葉がグサッときて、録画したVHSテープを何度も再生してこの言葉を書きとめ、いつも携帯していました。 苦境に立たされた時、あきらめずに突破口を探すため、この言葉を口にしてみてはどうでしょうか。

苦しいときの魔法のことば

苦しいときの魔法のことば

冒頭の画像は、湾岸戦争当時のアメリカ軍統合参謀本部議長 コリン・パウエルが執務室の壁に掲げていた「13か条のルール」の第1条です。 湾岸戦争は、今では普通になってしまった戦闘の様子のテレビ中継が行われ、茶の間で見れるようになったはじめての戦争でした。世界中が戦争の成り行きに注目したのは言うまでもありません。 アメリカ軍の制服組トップとしてこの戦争の指揮を執るコリン・パウエルのリーダーシップは称賛され、退役後すぐにブッシュ政権(お父さんの方)の国務長官を務め、政治家としてもそのリーダーシップを発揮しました。 私は、退役後に出版された彼の自伝をすぐに購入して読み、この13か条を手帳に書き込みいつも携帯していました。でも、暗記しているのはこの第1条だけ。仕事で厳しい状況におかれた時、いつもこの第1条を思い出していたからです。 あなたが苦しい状況におかれているとしたら、コリン・パウエル13か条の中のこの第1条、口にしてみてはどうでしょうか。

経営者の条件

経営者の条件

今日のタイトルを見て「えっ?なになに?」って思った方、すいません。ドラッカーの著書「経営者の条件」のタイトルそのままんまです。 経営の巨人ドラッカーの名著集全12作品の第1巻は「経営者の条件」。この本の書き出しは「8つの習慣」です。「7つの・・・」じゃないです。 ドラッカーが65年間の経営コンサルタントの生活の中で出会った数々のCEOは、ある8つのことを習慣にしていた、と書かれています。 この8つの習慣のうち最初の7つは、どうやら3つのステップにまとめられるようです。 1.自社をキチンと分析する2.計画を立てる3.計画を行動に移す 手元資金の手当ができてひと安心できた社長さん。臨時休業や時間短縮営業で生まれた時間を、このドラッカーの8つの習慣を身につけることに活用してみてはどうでしょうか?