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あなたの会社は何する会社ですか?

あなたの会社は何する会社ですか?

この景気の状況にじっと耐えて、指をくわえずに回復を待つには、まずは会社の中を固めなきゃなりません。 その第一歩が「あなたの会社は何をする会社ですか?」という問いだと思います。 ドラッカーによれば…「何を行い、何を行わないか」「何を止め、何を続けるのか」などのリスクを伴った意思決定は従業員のレベルでも行われています。その時、従業員さんは従業員さんなりに「私たちの会社は何をする会社か?」という問いの答えをもっていて、それにもとづいて意思決定している、といいます。 だとしたら「私たちの会社は何をする会社か?」という問いに対する従業員さんの答えが、社長の答えと一致していないとダメですよね。でないと、毎日の仕事の中で従業員さんが、社長が望むのとは違う意思決定をしてしまうってことが日々起きてるかもしれません。 「私たちの会社は何をする会社か?」という問いに対して社長と従業員みんなの答えを同じにするなんて「な〜んだ、そんなの簡単じゃん」って思うでしょ。でも、強い会社を作るために必要なこの問いに対する答えって、結構難しいですよ。

脆弱さの中にも柱を

脆弱さの中にも柱を

「感染拡大で那覇の免税店など閉店」先の週末、NHK沖縄のニュースで報道していました。 家電や化粧品を扱う免税店チェーンのラオックスは、新型コロナウイルスの感染拡大で中国などからの観光客が減少しているため、那覇国際通りの店舗を先月すでに閉店をしていたようです。沖縄以外にも鹿児島県内の1店舗、北海道内の2店舗もすでに先月、閉店したそうです。 商売は、新規のお客さんを集めて、その中からお得意さんが生まれる。そのお得意さんという安定した柱に支えられながら、さらに新規のお客さんを集めていく、というのが基本じゃないでしょうか。お得意さんの代表が地元・地域のお客さんですよね。 ラオックスは、そうした基本とは違い・(外国人観光客という)一過性のお客・(中国という)地域的な偏りにみられるように、かなり脆弱でリスクの高い顧客基盤(基盤といえるのか?)の上で商売していたといえるでしょう。 沖縄の主要産業が観光である以上、観光客という(言い方は悪かもしれませんが)気分屋で一過性のお客を対象に商売をしなければならない社長さんも県内にはたくさんいらっしゃるでしょうが、これを機に、ご自分の商売でもお得意様という柱をつくることを考えてみませんか?

おかしいことを言うから人は笑うんじゃない

おかしいことを言うから人は笑うんじゃない

NHKの人気番組「プロフェッショナル仕事の流儀」をご覧になっている方も多いと思います。先日は「欽ちゃん」こと萩本欽一さんでしたね。子供の頃、コント55号を夢中になってみていました。特に野球拳(笑)。子供に見せたくない番組としてやり玉に上がってましたね。 「コント55号のなんでそうなるの?」は毎週欠かさず見てました。「欽ドン!」「欽ドン!良い子悪い子普通の子」「欽どこ」はテレビの前に釘付けでした。 欽ちゃんは言います。 僕の笑いの中で一番大事にしてるのは「おかしいことを言う」じゃないですから。「おかしくなってしまう」ですから。本人は真面目に一生懸命言おうとするっていう。一生懸命やってれば何かが伝わるっていう。 えっ? 何が言いたいのかって? お笑いでいちばん大切なことは、面白いことを言うのではなく、その反対に、真面目に一生懸命やることなんですって。そすると何かが伝わって、お客さんは笑ってしまうんですって。なんというか、仕事や商売に通じると思いません?

イノベーション。発明のことじゃないよ。

イノベーション。発明のことじゃないよ。

ドラッカーによれば、商売の2つの基本的な機能とは「マーケティング」と「イノベーション」でした。 マーケティングだけでは会社の成功はなく、会社は成長と変化をしなければならず、そのためにはイノベーションが必要であるとドラッカーは言います。 イノベーションと聞くと発明のことかと思いがちですが、そうではありません。イノベーションの結果がもたらすものは、よりよい製品、より多くの便利さ、より大きな欲求の満足だとドラッカーはいいます。 つまり、イノベーションとは新しい満足を生みだすことなのだそうです。 難しく考えることはないですね。新しい満足、生みだしましょう。

E.YAZAWA

E.YAZAWA

「関ジャム 完全燃SHOW」って番組がお気に入りで、最近は録画してまで見るようになった伴走舎 牧野です。 沖縄県観光コンベンションビューローによれば、5月までの3か月間で沖縄を訪れる人が前の年に比べて150万人余り減少し、観光消費額は1000億円あまり落ち込むという試算をまとめています。 沖縄にとっては深刻な事態です。 2001年 アメリカ同時多発テロ2002年〜2003年 SARS(重症急性呼吸器症候群)の流行2008年〜2009年 リーマンショック2011年 東日本大震災 主要産業である観光客の激減を何度も乗り越えてきたある沖縄の経営者さんは「じっと耐えて待つしかない」とおっしゃっていました。 ところで、先日の「関ジャム 完全燃SHOW」では、定額配信という音楽を取り巻く環境について、矢沢永吉さんへのインタビューが放送されていました。 Q.サブスクなど今の音楽環境をどう捉えている? これは世界的なことですからね。日本だけのことじゃないですから。もう、そういうふうな所に向かってんですよ。来るべくしてきたし。 Q.定額聴き放題が良いとか悪いとかではない? それ言ったところで止まりますか?でしょ。世界的な流れなんですから。だから、インターネットとともに、あぁそこに来たんだな、と。そんなこと言ったら、ミュージックの世界だけじゃないとボクは思う。どの世界だって淘汰されていってるわけじゃないですか。これから消えていく産業だとか、消えていくビジネスはいっぱい増えますよ。だけど音楽とか、ライブパフォーマンスってものは、ボクは不滅だと思うけどね。やり方とか、場所とか、見せる所とかいうのが多少変わるけれど、絶対、永遠だと思います。「指くわえて待ってねーぞ!」ってところで頑張るしかないじゃない。と思いますけどね。 矢沢永吉。御年70歳。永ちゃん節炸裂です。こんなふうにカッコよく歳をとりたいものです。 音楽業界が直面している状況と現在の世界的な経済状況を並べて論じるのは不謹慎と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、この永ちゃんのインタビュー、どちらにも通じるものがありませんか? 今の状況、 「それ言ったところで止まりますか?」けど、 「指くわえて待ってねーぞ!」 って頑張りませんか?