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あなたの会社、健康診断受けてますか?

あなたの会社、健康診断受けてますか?

こんにちは。朝の連ドラは必ず見てる、経営の専門家、牧野です。 あなたが経営する会社、健康診断は受けてますか? 会社にも健康状態といえるものがあります。健康→注意→発症→重症と会社の健康状態も様々です。 決算書を見ると、そうした診断ができるんです。 だから、社長さんにも(できる方は)自分でやっていただきたいですね。 今回は、そうした診断の全体像について書いてみます。 用意するのは、 貸借対照表(BS) 損益計算書(PL)の2つ。毎期、必ず作成しているはずです。 このBSとPLは経営の結果が書かれているので「経営の成績表」とも言えますが、学校の通知表と違って、評価は書かれていません。 書かれていない評価をしようというのが、これからお話する経営分析です。 BSとPLから見えてくるものは大きく分けて3つ。 1つ目が、安全性。会社の支払能力や財務面での安全性を見ます。従来の銀行さんは融資の審査に際して、ここを重視しているとも言われます。 2つ目が、収益性。会社にどれくらい儲ける力があるかを見ます。社長としては気になるところですね。 3つ目が、効率性。会社を経営していくにあたって、お金を投じているわけですが、これをどれだけ効率よく使っているかを見ます。 他にも指標はあるのですが、経営分析の基本でもあり、取り組みやすいこの3つについて今後、解説していきます。 会社の健康状態は気になるけど、なんだよ、数字の話かよ〜苦手なんだよな〜 経営の専門家に相談してみませんか? 【 夏の特別企画 お試し経営相談 】 いつもはセミナー受講者さんだけにご提供しているのですが、夏の特別企画として、10名様に限り、経営のお試し相談をお受けします。 離島や県外の方も、電話やビデオ通話で対応いたします。 この機会をご利用ください。 時間:1回につき1時間 ※あくまでも目安です。相談内容によっては2時間かかったケースもあります。料金:1回につき5,000円(税込み)期間:お申込みは9月30日まで定員:10名様限り、先着順。   お申込みが10名様に達し次第、本特別企画は終了となります。 お申込みはこちらから。(受付は終了しております)追って、日時調整のご連絡を差し上げます。

先輩社長のアドバイスに気をつけろ?!

先輩社長のアドバイスに気をつけろ?!

こんにちは。経営の専門家、牧野です。 以前、沖縄県内のある二代目経営者さんから意見を求められました。 二代目:こないだ、同じ観光業の先輩社長からこんなアドバイスもらったので、ウチでもやろうと思うんですけど牧野さん、どう思います? その内容を聞いて、そんなアドバイスをした先輩社長に対して腹立たしくてブチ切れそうになりました。 牧野:あの会社が売っているものは何?二:サービスです。牧:キミの会社が売っているものは何?二:商品です。牧:あの会社の客層は?二:観光客全般です。牧:キミの会社の客層は?二:主に30代以上の女性観光客です。牧:じゃあ、あの会社と同じことしたら?二:お客さんが来なくなります。牧:以上。 同じ観光業界に身を置く両社ですが、以上のように、売っているものも違えば客層も違います。 つまり、 業界は同じでも、業態は違うということです。 であれば、とるべき策も違います。 同じ業界だからと、先輩経営者が後輩にアドバイスするのもいいですが、それは、後輩にとってほんとうにアドバイスになっていますか? また、後輩経営者さんも、先輩から受けたアドバイスは、よくよく検討してください。 後輩の相談にのるのもいいですが、経営の専門家に相談することを後輩に勧めてみませんか? 先輩からアドバイス受けるのもいいですが、経営の専門家に相談してみませんか?

人手不足・採用難を勝ち抜くヒント

人手不足・採用難を勝ち抜くヒント

こんにちは。経営の専門家、伴走舎 牧野です。 「お試し経営相談」を期間と人数を限定して実施中です。この機会をお見逃しなく。 人手不足で採用をかける前に考えるべきポイント3つ目です。 それは機械化。 ここでの機械化とは、文字通りの機械の導入だけでなく、IT化も含みます。 1つめのポイントだった効率化や省力化をする上でどうしても機械化が必要となる場合。 あるいは、2つめのポイントだった外注化できるところを機械化で代替できる場合。 こうした場合には、耐用年数と同期間の人件費や外注費と機械化に必要な投資額とを比較して、機械化を検討してみてはどうでしょうか。 沖縄県の人口増加も2025年をピークに減少に転じるとの調査結果(*1)もあります。 人手不足・採用難は未来も続く経営課題と考えられます。 沖縄県の全職種の平均給与である月給約18万円(*2)で見た場合、年間で216万円の給与に加えて社会保険料や福利厚生、人材育成費用などもかかります。 これだけの費用を考えたら機械化への投資は検討に値するのではないでしょうか。 採用する前に、その採用は本当に必要かじっくり考えましょうのシリーズはこれで終わりです。 *1:出典)一般財団法人 南西地域産業活性化センター (2018) 「沖縄県の人口動態と将来推計人口に関する調査研究」 https://niac.or.jp/topix/population_4th_H29.pdf *2:出典) Agre平均賃金データ2019 沖縄県版 https://webagre.com/heichin/2019.pdf

自分でやらないという選択

自分でやらないという選択

こんにちは。お盆はいかがお過ごしですか? 牧野です。 「お試し経営相談」を9月30日まで10名様限定で実施中です。この機会をお見逃しなく。 人手不足で採用をかける前にやるべきことがありますよシリーズの何回目ですかね? 前回は変動費と固定費、損益分岐点についてでした。 ここれまで、  固定費が下がると損益分岐点が下がる。  ↓ 人件費は固定費だから増やすのはよくよく考えてからにしたほうがいい。  ↓ 考えるポイントは3つあるよ。  ↓ 1つめは、採用する前に、現在の体制でもっと楽にこなせないか検討してみたほうがいい。 というお話をしてきました。 今回は2つめです。 それは、固定費である人件費の  (1) 変動費化と  (2) 別の固定費化です。 どちらも端的にいうと「自分たちでやらなくてもいいことは、外部の人にやってもらいましょう」ということです。 かっこよく言えば、アウトソーシング。平たく言えば、外注する、です。 (1)の人件費の変動費化は、主に、サービス提供や製造など売上につながる業務に対するアプローチなのですが、さらに2つに分けることができて ・オーバーフロー分を外注する ・細分化したプロセスの一部を外注するの2つの考え方があります。 大抵の場合、変動費化されるので①固定費を下げられるとともに 売上が多いときには費用負担が多く、 売上が低いときには費用負担が少ない②人手不足が解消され、採用で悩む必要がなくなるというメリットがあります。 (2)の人件費を別の固定費化は、主にバックオフィスなど売上に直接つながらない業務に対するアプローチになります。 本業とは関連の薄い業務に限られた自社の人手を割く必要がなくなる、というメリットがあります。 これらの視点で、自分の会社の業務を見直してみてはどうでしょうか。

損か益かの分かれ目

損か益かの分かれ目

こんにちは。山の日3連休は発熱して寝込んでいた牧野です。 普段はセミナー受講者さんだけにご提供している「お試し経営相談」を夏の特別企画として実施中です。 人手不足で採用をかける前にやるべきことがありますよ。なぜなら、人件費は固定費ですから。というお話から、前回は固定費と変動費の違いを説明しました。 なぜ、固定費、変動費の考え方が必要かというと、損益の分かれ目を把握するためです。 変動費は売上に応じて増える費用でしたね。 たとえば、売価1,000円の商品が一つ売れた場合の変動費を300円として、毎月の固定費が56万円だったとしましょう。 この商品を1つ売るごとに1,000円−300円=700円の利益が生まれます。これを限界利益といいます。 ※ 英語で marginal profit というんですがどうしてこんな訳語をつけたんですかね。この名前のせいで、私もここから先を理解するのに苦しみました。 この商品を一つ売るごとに生まれる700円の限界利益で、56万円の固定費を回収していって、800個売ると損益がトントンになります。 ここが「損益分岐点」です。 このときの売上高80万円が「損益分岐点売上高」です。 これ以降は、一つ売るごとに生まれる700円の限界利益はまるまるその月の利益となります。うれしいですね。 変動費が変わらないとすれば、固定費が42万円に下がれば損益分岐点売上高も60万円に下がります。 このことから、人件費を増やすことで損益分岐点を上げてしまうことになる採用をするまえに、やるべきことをやってみませんか、とお話しているわけです。