ブログ

スーパー即戦力2

スーパー即戦力2

前回の続きです。 倉庫に入ってみると、大きなボードがあり、どの商品が何番の棚にあるのかわかりやすく一覧にされていました。 通路を歩いていくと、各棚の通路側の端にもボードがあって、(ボードといってもダンボールですが…)何列目の何段目にはどの商品があるかわかるようになっています。 そのボードに従って棚を見に行くと、列番と段数が書かれたシールが棚板ごとに貼られているので(シールといってもガムテープですが…)目的の商品をすぐに見つけられました。 「所長、すごいですね!」私は思わず大声で叫んでしまいました。 所長によれば、最近採用した人が、倉庫を見て「これはイカン」と倉庫の整理を自分から買って出てくれたそうなんです。 そうしたら、たった一人でまたたく間に管理の行き届いた倉庫に生まれ変わらせたそうなんです。 その人というのが、自衛隊を定年退職したばかりの人だったんです。 自衛隊ではロジスティクスを任務にしていたとのこと。なるほど、倉庫管理はお手のモノ。 フォークリフトも巧みに操るし、体は鍛えられているので、リフトが使えない場所にある棚へでも重たい商品をひょいひょいと運んで納めてしまいます。 朝礼などでは、「一度持ち出した商品を返すときは ちゃんと元あった場所へ返して下さい。 昨日、違う場所へ戻された商品が 2つありました。」と注意するなど、ルールの徹底管理も怠りなし。 こうした管理ルールは、しばらくすると緩んでしまい、元のようなずさんな管理に戻ってしまうことがよくあります。始めることよりも維持することの方が難しくかつ重要です。 その点、規律を重んじる自衛隊出身の方にお任せできれば、スタート時点と同じ状態が維持され、改善さえ進んでいきます。 どうです?まさにスーパー即戦力でしょ。頼りになりますよ。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

わかっちゃいるけど

わかっちゃいるけど

私がコンサルティング会社ではなく一般の会社に勤めていたときのことです。 本社から距離のある営業所に倉庫があり全社の半分の在庫が保管されていました。 倉庫の棚にはきちんと整頓して在庫が保管されていました。 ただ、どの商品がどこの棚にあるかはだいたいこのあたり、という感じ。多めに在庫している商品は、空いてる棚に「とりあえず入れちゃえ」としまうため、複数の棚に分散していたり。 棚卸しのときも、その付近のケースを全部チェックしないと在庫数がわからない。 新しく入ってきたパートさんがピッキングに慣れるまでには結構な時間がかかっていました。 私からは、「今の状態からもう少し倉庫内を整理して どの商品がどの棚の何段目にあるか わかるようにしたほうがいいですよ」とアドバイスしていたのですが、所長からは「わかってはいるんですが、 忙しくてなかなか」とそのままになっていました。 その後久しぶりに営業所に行ったときのことです。 所長が、ニコニコしながら「牧野さん、倉庫、見てくださいよ」と言うじゃないですか。 さて、何があったのでしょう?この続きはまた。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

スーパー即戦力

スーパー即戦力

沖縄には米軍基地だけでなく、自衛隊の基地も多いので、自衛隊員の方が身近にいます。 私と歳が同じで長いお付き合いの元自衛隊員の方がご近所にいます。 奥さん同士も仲がいいし、子供同士も同級生です。 もう15年ぐらい前でしょうか。子ども会のバーベキューで一緒に飲んでいると、話題がいつの間にかITネットワークの話に。 こう見えても、牧野はIT関係のキャリアがけっこう長いです。昔はお客さんのネットワークの設計から配線までを自分でやってたんですよ。 どうしてネットワークに詳しいのかその自衛隊員さんに聞くと、通信部隊に所属しているとのこと。 なるほど。 その人が50歳を過ぎたころから定年後のことを話題にするように。 自衛隊の定年は53〜55歳でやってくるんです。 いま、その人は、沖縄県内では大手といえる事務機器販売会社の子会社にいます。 いまや事務機器はネットワークにつながるのが当たり前。販社といえども、事務機器だけを売っていればいい時代は終わっています。 ITネットワーク構築の小さな会社を買収したタイミングがその人の定年とちょうど重なり、めでたく就職できました。 その会社、倒産しかかっていたため優秀な社員は辞めてしまった後ですし残った社員の士気は低い。 そこへやってきたのが元自衛隊員。統率力もあるし、スキルは即戦力。社員さんに技術的な指導をしながらまたたく間に現場を束ねてしまいました。 自衛隊からは様々なスキルをもった人が50代なかばというまだまだバリバリ働ける年齢で定年退職してしまいます。 実にもったいない。 新卒をじっくり育てている余裕のない小さな会社にとっては、採用を検討する価値があると思いますよ。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

業績の決め手は、社風

業績の決め手は、社風

前回の続きです。 社長の判断基準がスタッフの仕事の判断基準になり、社長の言動に反応してスタッフが行動するようになる。 だから、社風は社長の価値観や行動を反映しているということでした。 社風を見ていれば、社長がどんな人かわかっちゃうということですね。 前回ご紹介した、スタンフォード大学のチャールズ・オライリー教授の研究結果2つのうちのもう一つは、 社風は、企業の業績を決める重要な一因 なんです。 価値観や行動って、いってみれば「あり方」です。 「社長のあり方」がスタッフに影響して社風が作られるのであれば、 社風が会社の業績に影響を与えるのはおおよそ想像がつきますよね。 社長の器の大きさ以上に会社は大きくならない とか 社長の器が会社を決める とかいわれる理由の一つはココかもしれませんね。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/

社長で決まる、社風

社長で決まる、社風

前回までの続きです。 社長の態度ひとつで、現場の悪い情報が社長まで上がらず、隠蔽体質の組織風土が出来上がる。 それを裏付けるのが、スタンフォード大学のチャールズ・オライリー教授の研究です。 オライリー教授によれば、社風についてこれまでの研究で論じられていることはだいたい2つに整理できるとのこと。 その1つが、 社風は、主に経営陣が持っている価値観と行動を反映している。 ということだそうです。 価値観は人の判断基準に反映されます。 会社のスタッフは社長の判断基準を自分たちの仕事の判断基準にしていきます。 人の行動は、相手の反応を引き起こします。 会社のスタッフは社長の行動、とくに社長の言動をよく観察しています。そして、社長を怒らせないよう行動するようになります。 社風は社長の価値観と行動を反映しているのがおわかりいただけますよね。 社長とスタッフの距離の近い小さな会社なら、すぐに反映されますよ。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/